神と生贄。
で、蛇。ってくると、ヤマタノオロチ的なものが浮かびます。
生贄を求める神、生贄になった不憫な娘。そこへ駆けつけた勇敢な青年!!
……なんて話じゃないです。全然違います。
コメディですから。特に2話あたりから笑い殺しに来てます。
何だ、この子ッ、や、こっちの神もすごいじゃんっっ。
キャラの個性が強めでして。会話なんて笑いながらでしか読めません。最高かよ。
でもただ笑いだけに振り切った話か、っていったらそれだけじゃないです。
どうしてこの生贄娘、こんなに生贄の役割に積極的なの、っていう理由がわかるとハンカチ用意しなくてはならなくなります。そして怒りも覚えます。
そこからのすんばらしい展開。短編ですが読みごたえ十分。読後感も良くて感動します。
ラブもある。ラブもあるんだよ(強調)
優しくって楽しくって可愛くもある。そんな作品です。おすすめ!!