思想・科学・世界観について

世界の構造

 とりあえず何か書きましょうか、ということで今日は世界の構造について考えてみます。私の考える宇宙や異世界、平行世界の形について展開します。


 空想科学的なお話になりますが、量子力学におけるエヴェレットの多世界解釈、シュレディンガー方程式などは平行世界が登場する作品においてよく使われるので有名になりましたね。コペンハーゲン解釈も観測者、波動関数、二重スリット実験などの用語が至る所で見られるようになりました。


 そんな中でなんとなく、世界はフラクタルで構造されているのではないかと思ったわけです。


 フラクタルは身近な例でいうと野菜のロマネスコです。


 ロマネスコをよく見ると渦巻き状に同じような配列が並んでいます。配列の大小が渦巻きを作っています。


 雪の結晶もフラクタル構造です。雪の結晶には様々な形がありますよね。

 仏教における曼荼羅もフラクタル構造の有名な例です。


 一説では仏教は原初の思想としては宗教というよりも自然科学や哲学に近いものなのではないかと言われています。私もそう思っています。


 また、生物、自然、銀河の形におけるまでフィボナッチ数列が見られます。『黄金螺旋』とも呼ばれるこの形、植物を上から見た時の葉の配列やひまわりの種、人体における血管などが有名です。


 これも詳しく説明すると大変なので興味があったら調べてみて下さい。



 さて、フラクタル構造を描画するフリーのプログラムなどはネット上に多数あるので実行して頂くとよく分かるでしょうが、パタメータを1つ変えるだけで大きく描画される図が変わります。これは過去や並行世界の事象を変更すると他のものも大きく変わってしまう説明として使えないかと考えました。いわゆる『パラドクスの原理』ですね。多少の値の変更は形を少し変えるだけですが、大幅に変えると描画される絵図が完全に変わってしまいます。


 私が考え付くくらいなので他の人も既に考えているでしょう。

 ただこれをわかりやすく見せるのは大変です。そういう意味で量子力学をフィクションに持ち込んだ人は偉大です。

 専門的過ぎて意味不明な単語を私でもある程度理解できる形として展開したのですから。

 ちなみに私が異世界を作ると量子力学の設定を使いだすでしょう。

 

 ということで世界の形はフラクタル構造やフィボナッチ数列で表現できるかも知れないというお話でした。

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