ラノベとは? 純文学とは? 大衆文学とは?
*注意:他の文化を馬鹿にする人は読まないことをおすすめします
副題としては『低俗な文化とは何か』 とでも付けましょうか。
私は世相や流行、そういうものに疎いです。良くないですね、色々興味が持てる人が羨ましく感じます。
私は正直、最先端のものに手を出す勇気がありません。外れたくないという心理が強すぎます。
流行りに乗るのではなく確立された何かに乗っかる方が失敗が少ないのです。
さて、ここ20年でラノベというものは大幅な躍進をしたと思います。当然ながらそれ以前も今ではラノベと分類されるべきものがあったことは存じています。
なんかだいぶ乗り遅れましたが、くだらない論争があったようですね。何かもう呆れてしまいます。ラノベが悪だのなんだの、頭が悪くなるだの。
心底バカバカしい。
明治時代に戻って純小説でも始めてみればよいのです。
間違いなく同じことを言われたはずですよ。ただし、文面はこうです。
「小説なんて読んでいたら頭が悪くなる」
ラノベの原点は日本最古だと竹取物語。
異論はあるでしょうが、普通に考えたらこれです。私の知識が古ければ申し訳ありません。他に古い作品があるのかも知れませんね。
各方面から怒られるかも知れませんが、歴史ファンタジーとしてなら古事記や日本書紀がそれにあたるでしょう。ここらへんは忖度して『歴史書』としておきましょうか。
もう結論が出てしまいましたが、ただの名乗りの違いだけです。ラノベだの純文学だの大衆文学だの、商業的にそう分類しているだけです。本当に下らない。
そんな『下らない』論が下ってくるのがインターネットですね。上りも下りも関係なく溶け合う世界がインターネットということを思い知らされました。
クソ雑学ですが「下らない」の語源は『上り列車』『下り列車』の上下と同じです。
現代だと東京駅を基本として東京駅に向かうものを上り、それ以外を下りといいます。東京駅を貫いている路線においては例外はありますが。
つまりは文化の中心たる都から出る価値のないものを『下らない』というわけです。
京都か東京ないしは江戸かは別として。
つまりはまぁ、ネットじゃなきゃ見向きもされないお話ありがとうございましたといった感じです。
読む側の「こういうのが読みたい」 といった要望に応えるものがジャンル分けということです。異論は認めますが100年後に現在のラノベは古典文学、ないしは『平成令和娯楽文学』とでも名付けられるんじゃないでしょうかね。
で、次代の学者や読者がこの下らない論争を続けるのでしょう。
心底どうでもいい話でした。この論争で一生懸命反論された方には大変申し訳ないのですが、新規の文化が登場した時に出てくるお決まりの『アホのセリフ』なんですよ、「●●を見ると頭が悪くなる」 というのは。
もう●●には好きなもの入れて下さい。小説以外なら映画、テレビ、ゲーム、ロック、メタル、何なら歌舞伎や狂言あたりもそう言われていました。
ほら、もうバカバカしくて仕方なくなってきますよね。答えなんてないのですが、「●●を見ると頭が悪くなる」 という言葉は義務教育以下の教養すらない、頭が悪い人からしか出てこないということだけは明記しておきます。
今回はここまでで。頭が悪い人からのご意見、お待ちしております。
(応援下さる方からのコメントもお待ちしております。)
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