第7話 魔王討伐
雅「魔王ギドラだと・・・」
白「雅知ってるの?」
雅「いや、この人と会うのは初めてだけどギドラって名前は知ってる。確かギドラは三本の頭を持つ龍だった気がするんだけど、、、」今雅たちの前にいるのは頭が1つだった。
魔王ギドラ「ほぉ、雅と言ったかお前は先代魔王様のお姿を知っているのか、」
雅「なんで答えなくちゃいけない?」
魔王ギドラ「ならば1つ勝負をしよう。」
雅「勝負?」
魔王ギドラ「あぁ簡単な勝負だ、ルールは簡単俺が勝てば質問に答えろ,そして魔王軍に入れ。お前たちの強さは見てわかる、あの地龍をたった2人で倒した。これは凄い事だぞ?」
雅「俺たちが勝ったら?」
魔王ギドラ「俺の首をとって世界が平和になる。仮に魔王の首を取れたの時にはお前ら勇者になれるぞ?」
雅「めんどくさ」白「なんで私たちがやんなきゃいけないのよ。」
魔王ギドラ「は?今なんと言った?」
雅「めんどくさいって言ったんだよ。」
魔王ギドラ「なぜそうなる。勇者に慣れる絶好の機会ではないか」
雅「俺は勇者じゃないし、あんたと戦う理由がない。」
魔王ギドラ「ならお前らが勝負を受けないなら世界を滅ぼしてやる。手始めに近くの村からだ。」
雅「あーもわかったその勝負受けてやる。(あの村には世話になった人が多いし世界が滅ぶのはそれはそれでやだし)だがもし俺たちが負けた場合どうする?」
魔王ギドラ「安心しろ、我は死者蘇生魔法が使えるからな、もし負けても蘇生してやる」
白「死者蘇生魔法ですって!」
雅「何それ?」
白「死者蘇生魔法は禁忌中の禁忌、昔異端審問官たちが使用を禁止するために死者蘇生魔法に関する魔法書を全て燃やしたのだとか、そんな魔法をどこで知ったの?」
魔王ギドラ「知りたければ勝て」
雅「仕方ないやるか」
白「そうね、ギドラとかいう魔王にどこで死者蘇生魔法について知ったのか聞き出さないと」
魔王ギドラ「では始めようか」
雅「応!!」 白「そうね!」
雅「白は後ろで魔法付与と遠距離攻撃を頼む」
白「なんで?」
雅「白の魔法は強力だが詠唱が長く詠唱しているあいだ白は無防備になる、その状態だけは阻止したい。俺は拳闘士で詠唱が短いから連発できる。そして合図した10秒後に1番強い魔法をアイツに打ち込んで欲しい」
白「わかったわ」
雅「よしやるか」
魔王ギドラ「話は纏まったかい?」
雅「あぁ待たせて悪かったな」
魔王ギドラ「別に構わんよ本気でやらないと面白くないからな、では始めようか」
戦いの幕が上がると激しい戦いが繰り広げられていった。
雅「空拳」×4を放つと魔王はそれを全て魔法でガードし光魔法を打ってきた。
魔王ギドラ「聖炎」と魔法を略して言ってきた
雅は魔法を受けないように横に飛びそして魔王の懐に入った。そして
雅「これが拳闘士の戦い方だー」と叫びながら第4の型「手刀」を魔王に食らわせ「上段げり」で距離を取ると白に「いまだ!と合図を送る」
白「・・・ここは我が聖域なりてかの悪しきものに制裁を鳥籠の火矢(ゲージファイアーアロー)」を魔王に向けて打つと、魔王は予想外の攻撃を受けきれずに食らってしまう。その一瞬を見逃さず雅は「死拳」を放つ。風穴が空く。
魔王は倒れてしまった。
雅たちの勝利である。
雅たちは倒れた魔王に近づいたまだ行きはあるようだ。白は魔王に聞きたかったことを聞くことにした。
すると魔王は「死者蘇生魔法は元々我ら王家に伝わる秘蔵書であり、我ら魔王しか知らない魔法であったはずなのに外部に漏れてしまっ た。」 その原因は分からないのだとか。
魔王はもう虫の息である。
そして最後に魔王は「雅、お前の目つきの悪さはこの俺を遥かに超える。」と言い残し息絶えた。
雅「勝ったのに素直に喜べない、、、」
白「そんな気にしなくていいと思うよ?」
雅「そうかな」
白「うん」
雅「それじゃ帰ろうか」と言って白とともに村に帰る。魔王の死体を持って
ギルドに帰ると俺の持っていた悪魔に驚いていた。それもそうだろう、地龍を倒しに行った俺たちが悪魔を討伐してきたのだから、そしてなぜだか俺を見て怖がっている人がいた。なぜだ?
隣にいた白が「目つきよ」と言ってきた。
そして雅が振り返るとみんなギョッとした顔で俺を見ていた。
雅「なんでこうなるだよ。もーーー」と叫んでしまった。
今回はここまでとさせて頂きます。次項最終回です。目つきが悪いと魔王にも言われた雅はどうするのでしょうか?
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