第4話 いきなりSSランク?

早速Eランクの依頼を探していると幾つか見つけた

・スライム討伐(15体)★

・ゴブリン退治(20体)★

・薬草採集(・毒消し草,・マヒ消し草,・回復草・冷火草、各10本ずつ)

⚠注意 薬草採集場所近くに攻略難易度★★★★★の魔法熊が出没したそうなので気をつけて下さい。遭遇したらギルド受付まで

と書いてあった,

雅はできるだけ会いたくないなーと思っていたが心のどこかで(魔法熊ってどんな熊なんだろうと興味を持っていた)

そんな雅はゴブリン退治に来ていた

「ゴブリンは村に来る前に追い払ったしさっき教えて貰った魔法の練習台にでもしようかと考えていた」

しばらく辺りを歩いているとゴブリンが5,6体ほど茂みの奥にいた,

これは好機と雅はゴブリンの前に出た,そして正拳突きの構えをしたそしてゴブリンに向かって空の正拳突きをした。そしたら目の前に拳の形をした(気)?のようなものが出てきて目の前のゴブリンに当たり吹き飛ばした。

そしてさっき習った闇魔法の詠唱をしようとした瞬間目の前のゴブリンを黒い霧が包んだそして次の瞬間ゴブリンたちは消えていた,だがゴブリンがいた辺りに熊がいた。


多分あいつは難易度★★★★★の魔法熊だと直感で思った、理由は熊の肩のあたりに魔法陣があったからだ、すると魔法熊は雅の方を見ると立ち上がって威嚇してきた。

雅は逃げた、後ろを振り向くと魔法熊が魔法の準備をしていた。あれは確か炎魔法だった気がする。

(雅が魔法を教えて貰っている横で自分と同じくらいの年齢の女の子がいた、容姿が整っており背は自分より少し低いくらいの長身美少女だその子が教えて貰っていたのが,火、水、雷、風の4種を習っていたので覚えている)


咄嗟に避けようと草むらに飛び込んだそして飛び込む前に雅がいた辺りを炎が包んだ,まさに間一髪であるそれから魔法熊は炎魔法と氷結魔法を巧みに操り雅を翻弄していた


雅「こ、これやばくねー」と叫びながら熊の攻撃を避ける。

やはり異世界と言うべきか、体が地球よりも軽く感じる、元々体を鍛えていた雅だが地球にいた頃は絶対できないであろう回避をした、異世界は地球よりも重量が軽いのだろうかと考えていると

開けている場所に出てしまったそこには1つの花びらに赤と青の二種類の色をした花がたく咲いていた、だが周りには身を隠せる場所がなかった、引き返そうと振り向いた瞬間先程雅が来た場所から魔法熊が現れた、

雅は「やっぱりこうなるんかと」内心ツッコミながら魔法熊と戦うために正拳突きの構えをした、

そして先手必勝と空の正拳突きをしただがそうやすやすと難易度★★★★★の熊が倒れるわけが無いので連続して空の正拳突き「空拳」を打った,

すると魔法熊も対抗して炎魔法と氷結魔法を連続して打ってきた,だが魔法を連続して使ったせいか魔法熊はふらふらしていた。

一方で雅は魔力を一切使わない「空拳」を打っているだけの為まだまだやれるだが、長引くとめんどいから終わらせることにした。


雅は腰を深く落とし魔法の詠唱をした


雅の職業拳闘士の魔法詠唱は空拳(雅が詠唱なしで使えるのは正拳突きした時に偶然できたからである、前にゴブリンを蹴り飛ばした時にはもう既にできていたから)から死拳まで約10通り程ある


その中で雅が使おうとしたのが死拳である

雅は既に拳闘士の使える魔法は一通りできるようになっていたのである。

熊に向けて雅は右の拳を突き出し「死拳ー」と叫んだすると魔法熊の腹に風穴が空いて倒れた

雅の圧勝である


雅「さぁーてこの熊どうっすかなーと考えて」


結局1度ギルドに戻ってからゴブリン退治に来ようと村に帰ってギルドに行くとギルド受付のおばさんが目を見開いて雅を見た


ギルド受付「魔法熊を倒したのかい」と不思議がっていた。


それもそのはずギルド登録したばかりの初心者が難易度★★★★★の魔法熊を倒したのだから不思議がるのも当然である

雅は事の次第をギルド受付に話すとギルドの裏に戻って行き帰ってきたその後ろには背の高い女性が着いてきて雅の元へ来たそして

「私がこのギルドでギルマスをやっているナナだ」と名乗った


雅「俺の名前は悪目雅です。」と答えたすると


ナナは頭を下げたそして「今回の魔法熊討伐ご苦労さまそして」と言った。


理由は今までに何度か魔法熊討伐隊が作られたそうだが討伐出来ずにいた,その現状を放っておく訳にも行かず本部に応援要請をするつもりだったのだが,要請前に雅が魔法熊を討伐したと聞いて直接会いに来たらしい。

雅は予想外の感謝に驚きつつも討伐の詳細を伝えた

雅のランクを昇格させるとの事で雅のギルド証を受付カウンターまで持って行って何か手続きをしていた。そして帰ってきたギルマスの手にはいかにも重そうな袋と雅のギルド証を持っていた

雅がギルド証を確認するとEだったはずの雅のランクがSSランクになっている事に驚いてつい

雅「なんで初日からSSランクになってんのー」と叫んだ。







今回は少し長くなってしまいました。すみません。主人公の雅は登録初日にEからSSランクに上がってびっくりしていますが、この後も驚くことになりそして今まで気にしていなかった目つきの悪さを自覚することになります。


今回も読んでいただいた方ありがとうございました。

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