言い訳を人々は欲している

 これ、創作論になってないよね?

 ま、細かいことは気にしない。


 仕事先でこんな話を聞いた。


『人は言い訳を欲している』


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 やあ、みなさん。オハンコンバンチハ!

 アクセスありがとうございます。

 元気にカクヨムワールドに浸ってますか?

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 言い訳?

 なんでしょうね?

 わざと人の注意を引くために、あえてそういう言葉を使っている。

 まあ、それも心理を操るテクニックなんですよ。


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 仕事先で聞いたのですが、『人は(ものを買うときに)言い訳(=動機)を欲している』そうなのです。



 購入するための言い訳。



 だそうですよ。


 今の人たちは、どの商品を購入するかを決定するための判断を、自分でするのではなく、他者に委ねるそうですよ。



 『購入する』ための言い訳。


 を


 『ヨム』ための言い訳。



 に置き換えて考えてみましょう。

 少しは、創作論っぽくなるかもしれません。


 『言い訳』の最たるもの、というか突き詰めた先が『ブランド』なんだと私は思うのですが……。


 人は『保証』を欲しているとも聞きました。

 手厚い5年保証とかではありませんよ。

 これを購入しても間違いがないか、読んでも失敗(後悔)はないか、という『保証』です。


 それだけ世の中は情報過多になって、時間に追われて、物にあふれているなど、理由は色々ありますが、多くのものの中から自分で選びだしたとしても、最後の決定打となるものを自分ではないダレかに提示して欲しいそうです。


 具体的な一例をあげますと、


「この商品は、購入すると、こんないいことがあると、××が言っていた」「この商品はみんなが××だと認めているから、私も購入するんだ」


 みたいなかんじですかね――。


 まどろっこしい言い方をしておりますが、ようは、口コミなどで人は動くから、口コミしやすいアピールポイントを提示して、口コミしやすい状況を整えて、みんなにアピールしろというわけです。


 いやぁ、そんな裏側を聞かされると、モノが買えなくなっちゃいますねぇ。


 この話を聞いたのは、数年前ですが、たぶん、今もまだ有効じゃないのかな、と思います。


 その人間心理にあてはめると、この作品を『なぜヨム(購入する)のか』という理由を読者は求めているらしいです。


 かなり強い動機となるのが『アニメ化・映画化』『コミカライズ』『書籍化作品』『◯◯賞受賞』といったものですかね。

 『書籍化作家さんの作品』であったり、『◯◯(有名人)さんのオススメ作品』とかもあるわけです。(あくまでも一例です)



 アニメ化された作品だから読むんだ。

 コミカライズされた作品だから読むんだ。(以下略)

 という動機でしょうか。

 定番ですよね。


 アニメ化された作品だから面白い。

 コミカライズされた作品だから面白い。(以下略)


 こじつけにはなりますが「次の巻がでたから、続きが読みたいから購入するんだ」というのも、立派な言い訳だそうですよ。



 ようは、ためらっている人の最後の背中をポンと押す『悪魔のささやき』のようなものをイメージされるとよいかもです。




 悪魔のささやきなのか、神様の啓示なのかはさておき、底辺作家でも、なにか、アピールできる部分はないか、と考えてみました。



 で、その動機や保証の中で、『ジャンル1位』も説得力があるのですよ。


 Web小説でしたら、いい場所に表示されるという特典もおまけでついてきますからね〜。


 「テッペン獲ったど〜」よりも、「1位表示された後に起こる出来事」の方が嬉しいというわけです。


 ……なかなかに道は険しそうです。

 振り返り、次の作品にも生かそうと思って書いているのですが、ちょっと、心が折れそうですね。


 他には、

 『注目の作品』。みんなから注目されているのだから、なんだかすごそうですね。

 タイトルやキャッチコピーも無視できないと。(紙の本でいうところの帯ですよね)

 タイトル、キャッチコピーと一緒に表示される星の数も、判断の基準になるのでしょう。


 他には、コメントつきレビューも。

 『田舎の竜騎士』でもいただきました。

 ありがとうございました。


 コメントレビューを頂いたときは、最後の追い込みにさしかかって、心が挫けそうになっていたときでした。


 真面目な話、レビューを読ませていただいたときは、心が震えあがりました。


 星の送りあいのテキトーレビューではなく、本当に、応援しよう。という気持ちがこもったレビューを頂いて、思わず涙がでそうになりました。


 カクヨムでは、コメントレビューを投稿すると、その作者様がそのお礼といって、近況ノートで紹介してくださる方もいらっしゃいます。

 たまたまその時期と被った方がいらっしゃって、近況ノートで『田舎の竜騎士』を紹介していただけました。


 こういうものは狙って頂けるものでも、相手に強要するものではありません。

 なので、すごく、ありがたいですし、うれしかったです。


 これこそ、本当の口コミですからねぇ。


 なので、それを利用するというか、悪用するというか……。


 やめた方がいいですよ。


 カク、ヨムをなさっている人たちです。

 打算などで近づけば、すぐに見透かされますよ。

 

 違和感ってのがあるのですよね。

 やってる方は気づかれていないと思っているのでしょうけど、されている方は気づくものですよ。


 ぺーぺーでおバカな私でもわかるのですから、バリバリ活動されている方はすぐにピンとくると思います。


 真っ向から相手にされるか、無視されて淡々と処理されるかはわかりませんが。


 逆に、真面目に応援したりしていても、怪しそうな挙動をしちゃうと疑われるので、その辺りは注意したいのですが、それは性格的なこともあるので難しいですよね。


 話がそれてしまいましたが、読んでもらうには、「このお話は◯◯だから、読むといいことありますよ」的なことを主張しないといけない、ということですね。


 『田舎の竜騎士』の場合、◯◯のところは「BL小説大賞応募作品ランキングで暫定1位」でした。


 数日のことですが、その期間はびっくりするくらい反応がありました。



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※この記事は個人の感想です。効果には個人差があり、絶対的な効果を保証するものではありません。

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