東の関所
ロックウッド蛮族襲撃後、しばらくすると東に拠点が追加される
◆ロックウッドにてギルマスより
ギルドで受付をしていると、机の奥で打合せをしていたギルマスが挨拶をしてきます。
「おお、お前らか。前回の襲撃を反省して、私の肝いりで東側に関所を作ったんだ。蛮族領域にいる特殊な個体について賞金をかけることにしてな、その管理も行ってるから一度見に行ってみてくれ。」
どうやら空いている東側1マスに何か出来たようです。余裕があれば見に行ってみましょう。
↓
◆東の関所
遠く望む蛮族領を睨み付けるかのように関所が出来上がっている。近くには詰所であろう木造の建物があった。
中には冒険者や兵士達が大勢詰めかけていた。どうやら皆あらたな政策である賞金首リストを見に来たようだ。掲示板の近くにいるおっさんが大衆に向け大声で説明している。
「えー、東の蛮族領の勢力弱体化を推進するため、名のある個体について賞金を掛け討伐を促進するシステムを構築した!賞金は早い者勝ちだが、討伐者全員に一律で配られるから喧嘩とかすんじゃねぇぞ!ってかどれも一筋縄じゃいかない危険個体だからな、事前に情報を入手して、しっかり準備して、それで駄目ならダメだったって報告に来い!情報によっちゃ特別報酬もある!命大事に頑張れテメェら!」
おっさんの最後の掛け声に呼応して雄叫びを上げる冒険者達。互いに協力して討伐を目指せる形式は、ルーンフォークもそれ以外の種族も分け隔てなく接するドライヴマスターのアリナらしい良いシステムのようだ。
☆の数でランク分けしており、☆の数×10000ガメルが賞金として贈られる。また討伐しなくとも居場所や行動を調査する事で情報報酬もあるようだ。対象によっては討伐報酬とは別に特別報酬もある。もしも特殊個体に遭遇したら、積極的に行動してみよう。
{討伐したモンスターの数に応じて受付のおっさんが祝ってくれる。祝うだけだよ。}
"魔貪欲"のスコピタック
☆ / 東側蛮族領内 / モータルスコーピオン(BM-151)
アンドロスコーピオンが自身の脚部を魔動機に改造した特別種。スコピタックはロックウッドの魔動資材を盗んではボディ強化を繰り返す厄介者であり、一部情報ではルーンフォークをも部品として使用しているとされ危険視されている。
異常な移動速度とレーザーパレットの威力は驚異的だが、自身で改造しているため背中の装甲は無いに等しく、背後からの攻撃に弱い。
"成金"ポルリン
☆ / 東側蛮族領内 / ポリシュトリング(BM-153)
異なる蛮族同士から生まれた変異種であり、ポリシュト族の中で指輪・腕輪に執着がある個体。ポルリンは大体の冒険者が1つは指輪を付けている事を認知しており、若い冒険者を積極的に狙う事からギルドより要注意種として警鐘が鳴らされている。
本体性能は大したことないが全ての指に指輪を複数はめているため毎行動バリバリと割られる。討伐後に残った指輪は全て報酬に加算されるとの事。
"God Leader"ラーデス
☆☆ / 東側山間部 / グレートシルバーバック(BM-161)
フォレストコングの老齢種が力を失わず巨大化した個体。ラーデスはかつて水の都ハーヴェスを震撼させた"ジャングルの王"の子孫と言われ、卓越した軍略でコングを動かし田畑を食い荒らす様から動物にして知性は人間並と言われている。
大量のコングを率いて襲撃してくるため範囲攻撃は必須。敵拠点以外での遭遇時は状況に応じて逃走する事もある為、ある程度虚勢を張りビビらせるのも手。
"復讐の水妖"ノゥフォロール
☆☆ / ガイル海沿岸全般 / ゼアネモチャンピオン(Bl-109)
1人の人間により滅亡したと言われるゼアネモ種の生き残りであり、憎悪の気持ちを絶やさず修練に打ち込んだ結果チャンピオンの力を得た努力の個体。宿敵ナイネルガの戦法をも習得しもはや海上では敵なしとされ、彼女が存在する限り沿岸部の治安が良くなることはないだろう。
まともに戦って勝てる見込みはない。どうにかして陸地に追いやり弱体化を狙おう。
精神的に不安定という噂もあり、会話を試みれば突破口が見つかるかもしれない。
"望郷せし妄執"ガルガンチュア
☆☆☆ / 神出鬼没 / アンダーテイカー(BM-165)
戦場跡に現れる魂の収集者。巨大な棺を浮かしながら死体溢れる場所を彷徨い続けている。ガルガンチュアによって魂を吸収された死体は蘇生不可能であり、多大な犠牲者を生み出す存在としてトラグティ全体で畏怖されている。
棺による多彩な攻撃や増援により隙の無い行動で生者を殺害する。穢れのない魂が好みであり、集中的に攻撃を行ってくるため事前準備を整えて戦闘したい。
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