暗黒の翼

【暗黒の翼】

依頼主:街の警備主任 場所:ジーエイト

目標:街を脅かす存在の消滅 報酬:一人2000G

街の治安が日に日に悪くなっている。地下組織のようなものが出来上がっており、その首領は蛮族だという噂もある。何とかしてほしい。

▶謎解きあり・戦闘あり・地雷あり・理不尽。CoCかな


ギルドにて受領後、クエストの詳しい話については現地で聞いてくださいとの話

アリナ嬢ことギルマスより2つの話(賞金首の話含めると3つかな)

「おっ、ジーエイトのクエスト受けてくれたか。あそこまで今、馬以外の移動手段がないんだよな。距離が遠くて、誰もクエスト受けようとしないんだわ。まぁずっと貼ってあったしな、そんな急ぎの話でもないんだろうよ。様子見兼ねて処理してもらえると助かる。」

「ちょっと前までは観光の目玉にしようって事で、誰でも来れるよう輸送用大型魔動機が動いてたんだ。だけど観光客より移民の方が多くてよ、人が溢れてきちまって一旦休止してんだわ。その辺も依頼と関係あるらしいから、しっかり調べてきてくれ。」

遠いと言ってもあのリゾートよりは全然近いですね。皆さんの相棒たる馬達やご自慢の脚ならば余裕でしょう。


▷ジーエイトについて聞き込み

~15:おっさんドラケン「俺達にとっちゃ住みやすい縦型の軍事要塞だ。空飛べなきゃ階層の昇り降りに時間がかかるから普通は不便なんだろうな。あとは隙間が多いからグラスランナーだコボルドだが住み着いてたな。」

~20:疲れてそうな商人「この前実際行ってみたけど、なんだか治安が悪くなってるって話だった。ちょっと前まではこの地方の観光の目玉にするぞ!なんて言ってたのに、どうしちまったんだろうねえ」

21~:ニンニクをもつ冒険者「北側でヴァンパイアの目撃情報があったんだと。ルーンフォークだらけのロックウッドにゃまぁ来ないだろうが、用心するに越したことはないぜ。お互い気を付けような」


◆ジーエイトに近づいた①

平和な平原を歩いていると、見通しの良い遠方に人影が見える。向こうもこちらに気付いたのか駆け寄ってきた。とても嫌な雰囲気だ。

「ひゃっほーう!ひっさびさの獲物だーい」

「おうおうおーう!金目のもん、だしいや!」

「命が惜しけりゃ、言う事聞きな~~がっはっはっ」

「おお、この白髪の姉ちゃん、上玉じゃねえか、へっへっへっ」

盗賊のようですね。さっさととっちめてやりましょう。

(盗賊たちは全員生死判定を振る)


戦闘後

気絶した盗賊たちを起こして尋問する場合、「親分に言われて近づく冒険者を払っていた」と話す。

「親分は親分ですぜ。それ以上でも以下でもありやせん。」

とくにこれ以上の情報は得られなさそうだ。諦めてジーエイトへいこう。

GM追記:

適当に話してたら「半年前にジーエイトへ行った」「何かしらの呪いを掛けられていた」「」とここだけで色々起きてしまった流石TRPG


◆ジーエイトに近づいた②(リトルプリティアに寄っていない場合)

道なりに歩いていると、小さな人影が見える。耳の生えた獣人、いやコボルドだ。

優雅に剣を構え、君達に堂々と宣言する。

「なんだ君達!この先は立ち入り禁止だ!無理に通るというのなら、この私が相手になってやる!」

コボルドにしては非常に強そうな気迫を放っているが、所詮コボルドだ。今の君達の相手ではないだろう。倒してしまってもいいし、話を聞いてもいい。

「私は依頼人に頼まれてここの警護を行っている。依頼人の名前は言えないぞ、守秘義務だ。」

「ふむ、君達が信用に足る者だと証明できれば通してやろう。」

GM追記:

引き返してくれればフラグ立つんですけどね…「通さないぞ」って言ってるのに懐柔してきてそのままゴネながら前に進んじゃったんでね…ジーエイトでの謎解きフラグ一個消えるというね…


◆階層城塞ジーエイト

ロックウッドのような威圧感ある壁形ではなく、しっかりと城のような形で高度のある城塞だ。全5階層に分かれて海から迫る脅威に対抗する、リルドラケン族が軍を編成して管理する砦である。守りの剣はないが飛行戦闘による強固な守りを誇り、城内に街もあるなど住人も多い。

依頼主は4階層にいるようだ。一先ず、そちらに移動しよう。陸地は2階層とつながっている。

少し入って見ただけだが、階層同士の接続が非常に悪い。移動も随分時間がかかる。

☆1階層移動ごとに1時間消費


◆4階層、依頼主の警備主任ドスコイに話を聞く

「おお、あんた達がクエストを受けてくれた冒険者か。感謝する。」

逞しい翼を持つ壮年のリルドラケンだ。軍人らしく、手短に用件を説明してくれた。

「城下の治安が悪くなっており、スリや強盗が増えてきている。だが表面的な奴らを捕まえてもきりがなくてな、おそらくどこかに元締めがいると思われるんだが、我ら軍人が動くと尻尾すら掴ませてもらえない。相当巧みなネズミのようだ。あんた達は観光客になり切って、根本にある悪の巣窟を叩いてほしい。できれば捕まえたいが、蛮族だった場合は処理してしまっても構わない。」

「一先ず、顔役がいる居酒屋にいってくれ。そこでここの現状について詳しい話を聞いてほしい。」

と、3階層の居酒屋について教えてもらいました。1時間かけて移動しましょう。


◆3階層、居酒屋ファサネイト

3階層は商店街のようで多くの店が並んでいた。面白い品も並んでいるが、まずは指定された居酒屋へいこう。

「いらっしゃい、ご注文は。」

カウンターの先に女性が佇んでいる。件の情報屋だろう。

「なんだ、警備主任の差し金か。待ってたんだよ。ここ座って。まずはここの概要について話そうか。」

店主は君達を座席に案内し、そのまま全体像について話してくれた(以下コピペ)

5階層(最上部):見張り・飛空士

 ∟視力に優れたリカントや飛行兵士達が

  監視する守りの要。

4階層(司令部):指揮・政務

 ∟資金繰りや有事の際の指揮をとる軍師

  が駐屯。兵士やその家族の住居も。

3階層(中央部):商人

 ∟軍や観光客に対し商売をする商人達の

  居住区。比較的グラランが多い。

2階層(陸部):疑似農村

 ∟周辺の農地を耕す農民たちの居住区。

  人間が多い。

  軍からの支援が手厚いため農作業者の

  割に身なりの良いものが多い。

1階層(地下部):兵士・技師駐屯所

 ∟訓練所や温泉など兵士達の憩いの場と

  魔動機の点検を担当する技師の作業場

「そうだな、1階層はそこまででもないんだけど、2・4階層の犯罪被害が多い。1階層は兵士の駐屯場を兼ねてるからビビっていると推測できるけど、商店街の3階層が少ない理由がね、分からないんだ。金に困るのなら、どう考えても狙うべきは商人だと思うのだけど・・・あと、捕まえた人達の中にリルドラケンはいなかった。というかほぼ人間だ。しかも、ここのもともとの住人達では無い、外からやってきた移民もいる。分かるのはこんなもんだ、調査の程よろしく頼むよ。何か気になることができたら、聞きにきてくれてもいいよ。」


ここから1~5階層を好きに探索するフェイズです 各階層移動時1時間消費

◎適宜質問を推奨する。相手に不快感を与える場合もあるので注意

{質問への返答は流石に事前用意できないので頑張れGM}


◆夜になった(21時~)

突然、ガンガンという鐘の音が鳴り響く。どうやら緊急事態のようだ。

「蛮族の集団が押し寄せてきたようだ!ぐぬう、数が多い!なんとかせねば!!」

上空のリルドラケン軍は苦戦している様子。参加すれば、多少の報奨がもらえるかもしれない。(ハイランドフーグル3とアラクルーデルハンター2)

成功時:「いや、助かった。君達、思ったより強いのだな。これは報酬だ」

戦利品5000Gを獲得(ただし剥ぎ取りは無し)


◆睡眠時

・2、4階層 襲撃

3時間寝たところで危険感知判定15 人族(穢れ付き3)の襲撃を受ける

「ジーエイトを荒らしちゃうぜぇ~~!!」

・3階層 盗難

3時間寝たところで危険感知判定15 失敗でガメルが盗まれる -2000G

見ていただけでは全く感知できなかった。透明だったのだろうか。

・1、5階層 喧騒

兵士達が騒がしい。どれだけ寝ても3時間分しか回復しない

※2、4階の住人達に警備だなんだ理由を付けて泊まるのであれば安全に宿泊


◆1階層

地下に潜っているせいかほかの階層より暗いのが印象的だ。ところどころに檻のような鉄格子があるが、牢屋としては利用されていない。

椅子や地べたで休憩中のリルドラケンや、魔動機を点検するルーンフォーク達がいる。居住区はないが屯する者達も多い。技師はロックウッド生まれのルーンフォークのみだという。


・1階層 魔動機研究棟 ある研究家の話(魔動機研究家モモメモ)

「この砦は魔動機文明時代に建てられた魔導砦デス。未だ解明されていない部分も多い。この前、目に留まったボタンを押してみたら上からおにぎりが落ちてきたゼ。食べてみたら梅干しかなんかの種が入ったおにぎりで、腐食も無く美味しく食べた。腐食していたとしても、ルーンフォークの身体なら腹痛も起きないワ。」

▷黒いアクセサリについて聞く

「オシャレでショウ? 最近ここで流行ってると見た我の直感。いいダロ。」

特に関係ないようだ。別の人に聞いてみよう。


・1階層 魔導技師作業場 ある技師の話(魔導技師ワード)

「ここの魔動城は昇降機だけでなく、食べ物とかの残飯を入れると土地に還元してくれる循環型魔動機が大きな特徴の一つだ。日の光が無くても野菜が育つ。

おかげで多く大きく美味しいもんで、大食漢のリルドラケンが気に入ってな。それでこの砦は再建されたんだ」

▷黒いアクセサリについて聞く

「ん? 整備士仲間のモモメモに貰ったんだ。理由はよく分からん。」

特に関係ないようだ。別の人に聞いてみよう。


・1階層 兵士駐屯所 ある青い兵士の話(兵士ノイス)

「君達、主任に頼まれた冒険者だろ? ホントは軍が解決すべきなんだけど、最近蛮族の奇襲が多くてね。すまないが頼むよ。」

▷噂について聞く

「ああ、そんな噂もあったね。羽根を生やした人間の話。ここ1ヶ月は聞かなくなったけど、それまでは頻繁に目撃されてたんだ。ただ現れるだけで被害もないもんで、リルドラケンの影を見間違えたか、錬技や森羅魔法の類なんだろうと軍師が結論付けたんだ。なんだったんだろうねぇ、あれ。」


・1階層 兵士駐屯所 ある赤い兵士の話(兵士ボイス)

「目撃情報的にリルドラケンが関わってねぇのは分かってるんだ、オレを疑うんじゃねぇよ」


・1階層 廊下 隠れてたコボルドの話(シーサー)(探索判定15で解放)

「うわっ なんですかあたた達っ」

「おおー、なるほど、皆さんも新たな仲間ですか。んじゃ、こっちくるです。まずは、証拠を見せてもらうのが決まりです。」

∟0Fへ移動


階層城塞についての調査書

・各地に点在する謎のボタンやレバーは不用意に動かすと危険。壁や床にある魔動機の移動により区画が大きく変更され、住人に多大な被害が発生する場合がある。その他、保存されていた物体が落ちてきたり、謎の転移装置が起動する事もあった。現在確認できるものは全て破壊済み。

・保存された物体の中には新鮮な食事が出てくることもあれば、生きたままの魔物が飛び出す事もあった。有機・無機問わず物体の時間を停止させ保存することが出来る代物だ。起動方法が分かれば奇跡の魔動機であるが、残念ながら一度解放した機器は再度保存する事が出来ず、恐らく保存に必要な魔動機は別にあり、残存物は器のみであると考えられる。


▶檻に閉じ込められた(2階のレバーを上に上げた後){追記:10m落下}

1階の檻に入ってしまったようだ。落下時の大きな音を聞いて周辺にいた兵士達が集まってくる。檻の位置が少し高い場所にある為、これでは良い見世物だ。

▷2階のレバーを再度上げに行く

レバーを動かしても床が動く様子はない。どうやら一度きりの仕掛けだったようだ。

▷檻を破壊して脱出

兵士より「おいおい、勝手に施設壊されちゃ困るよ。檻を破壊して脱出したいなら、4階層にいる警備主任に許可を取ってくれ。」

∟(警備主任の会話が解放)

▶檻を破壊して脱出

冒険者の技能を用いれば簡単に破壊出来た。報酬が減ったのは残念だが、調査を再開しよう。



◆2階層

地上とつながるこの場所は農地とその住人がほとんどを占めている。皆汗水たらして働いているが、よく見ると身なりの良い者が多い。農地の割に日影が多い気もするが、作物はすくすくと育っているようだ。


・2階層 農民住居内 ある農民の話(農民シュテル)

「少し前に、私の友達が強盗に遭ったの。命に別状はなかったんだけど、頬に少し切り傷が出来ててさ。大丈夫って言ってたけど、やっぱり不安よ。私は身体が弱くて、いつ襲われるか分かったものじゃないし。観光客も狙うって言うから、お兄さん達も早く帰った方が良いわよ。私は平穏に暮らしたいだけなのにな。」

▷黒いアクセサリについて聞く

「友達から貰ったの。"最近流行してるんだ"って。病気であまり外を歩けないから、そういうの疎いのよね。」

特に関係ないようだ。別の人に聞いてみよう。

▷死体について聞く

「物騒よね。お兄さん達も気を付けなさいな。」

(失血死体の犯人はシュテルではないため、ブライスについては知らない)

▷正体について聞く(本当に聞きますか?と警告を入れる事)

「・・・・・・・・・」

「あら、どうしたのかしら? なんだか眠そうね。私のお家で、横になってはどうかしら。」

バラの香りに誘われて君達は動き出す。彼女の言葉に逆らうことが出来ない。まどろむ意識が少しずつ、闇に滑り落ちていくのを感じた。

以降、PC達の行方を知る者はいない。(GAME OVER)


・2階層 農地 ある農民少年の話(農民エンドー)(えんたゃん)

「少し前に、生ごみ入れの中に干上がった死体が入ってたんだ。一体どうしたらあんなミイラみたいになっちまうんだろうな。不審死として4階層の軍師が研究しに死体を持っていったよ。最近物騒だなぁ」

∟(軍師の会話2が解放)

▷イルについて聞く

「イルちゃん? 結構前からここに住んでるらしくて、僕も彼女に農作業を教えてもらったよ。いつまでも若くて元気いっぱいでね、誰にでも気さくに話してくれるから農作業者達の人気者さ。」

▷シュテルについて聞く

「シュテルちゃん?ちょっと前に引っ越してきたんだけど、昔から身体の調子が悪いみたいであまり外には出ていないよ。イルちゃんが彼女のこと随分気に入ったみたいで、毎日面倒を見に行ってる。女の子たちが仲良しなのはいい事だなぁ。うんうん」

※実はシュテルが"ヤバイ存在"であると認知しているが、尊さ優先で放置している。

 シュテルもそれに気付いているので彼に危害を加える事はない。


・2階層 農地 ある農作業中の少女の話(農民イル)

「食料確保は最重要案件だって、ここの軍は私達に沢山お金くれるんだ。作業者を減らさない為だっていうけど、こんなに貰っていいのかってくらい。でも兵士さん達が美味しそうに食べてるのを見ると、やりがいもあるよね。」

この少女、よく見るとほほに切り傷がついている。何かあったのだろうか。

▷傷について聞く

「あ、ああ、うん、ちょっとね。なんでもないよ」

▷黒いアクセサリについて聞く

「最近、ジーエイトで流行ってるって小道具屋の人が言ってたから買ってみたんだ。黒ってあまり好きじゃないけど、友達にも上げたら喜んでくれたし良かったよ」

特に関係ないようだ。別の人に聞いてみよう。

▷ブライスについて聞く

「あー、うん、そうだね。そいつが僕の家に強盗に入った奴だよ。全く、嫌になっちゃうよね。」

▷ブライスが死んでいる事について聞く

「そ、そうなんだ。僕はよく分からないけど、この砦、今大変なんだね。」

(正体に感づいているため強盗を始末したのがシュテルだと思い隠している)

▷魔動機に野菜を運んでいた事を聞く

「あ、うん、なんかね、あの魔動機で上に直接運んでくれって、結構前に兵隊さんに言われたんだよね。リカントの、斥候さんだ。給金沢山もらってるから、これくらい朝飯前さ」

(いつまでも若い、と言われているが正体はナイトメア。不死ではないが不老です)


・2階層 ターミナル ある運転手の話(運転手テズカ)

「私、昔からこことロックウッドをつなぐ魔動機の運転手をしてるんです! 今は動いていないんですけど。昔は決まった人しか使わなかったのに、最近は観光客が多くて大変だったの。でもね、海側でも見に行くのか、帰りの方が人数少ないのよねぇ。そっちは蛮族領だってのに、無事なのかしらね。」

▷黒い?アクセサリについて聞く

「ドクロマーク大好きなんです!いぇーい!」

特に関係ないようだ。別の人に聞いてみよう。



◆3階層

日の光を浴びて美しい街並みが広がるジーエイトの目玉である商店街。軍人用の武器や食料から、観光客用のお土産グッズまで様々な店が並んでいる。魔動機文明時代以降のアイテムなら何でも買えそうだ。


・3階層 商店街 ある武具屋の話(武具屋アルカード)

「最近蛮族達の奇襲が増えて、おかげで武器も防具も飛ぶように売れて、いつの間にか在庫もない。結構補充してるつもりなのだが…品切れにならないよう、気を付けなければな。」

武具の購入や一般的な強化が可能です。

▷お店を詳しく見る

「ああ、この棚の武器は全て私の魔力を込めた1点ものだ。強化してある分、値段は高めだがな。」

魔法の武器と化した商品が並んでいる。確かに強そうだ。


・3階層 商店街 ある骨董品屋の話(骨董品屋アルク)

「必死になって古物を集めても、兵士は野菜ばっかり。観光客が買ってくれるけど。軍は農民ばかり支援して、私達なんか見ちゃいないのよ、許せないわ。・・・いや、だからと言って強盗なんかしないわよ!店構えてるだけマシなんだから!全く、平和と思ってきたってのに、物騒よねぇ。」

骨董品として並んでいるものはよく分からないものばかりで、魔動機系が多いように見える。その他髪飾りなどの装飾品も多少売っているようだ。

▷骨董品はどこで取ってきたか聞いた

「え、そんなもん、そのへんに落ちてるものに決まってるじゃない。適当に歩いてれば、ボロボロ見つかるわよ。」

▷黒い装飾品について聞く

「あら、あなた達もなの? 最近、黒色の小物を欲しがる人増えたのよねぇ。大量に仕入れたから、じゃんじゃん買っていって!1個50Gよ!」


・3階層 商店街 ある観光客の話(観光客カモメ)

「さっき、あの壁の隙間から人の手が出てきたんだ、ヌッって!本当だって!そのまんまお店のリンゴをもって隙間に戻ってったんだよ、信じてくれよ!チキショー!、こうなったら、僕が証明してみせる!」

▷隙間を覗く

中には空間が広がっている。人ひとりは入れそうだ。

▷黒いサングラスについて聞く

「ちょっと、どこ見てるのかな? この隙間からは別に手は出てこないよ?」

特に関係ないようだ。別の人に聞いてみよう。

{追記:"手は出てこない"ってなにも意識せず入れてたら『手は出ないけど手は出るよ』って天才的な返しをもらって最高にTRPG感じた}


・3階層 商店街 ある八百屋の話(八百屋ドラルク)

「いやー、最初にこの街に来て以来、2階層の農民から野菜を買ってココで売るだけで儲けが出る! 簡単なのにうますぎる!おかげで全然売上計算してないんだな、はっはっはっ、今日も適当に働くぞ!」

ここでは育ちが良い野菜の種を売っており、特産品にもなっているようだ。


・3階層 商店街 居酒屋ファサネイト(店主ランブル)

▷暴れた客について聞く

「ああ、そんなやついたね。迷惑だから追い返しちゃったけど、なんだったっけか、自由がどうの、黒いアクセサリがどうのって力いっぱい話してたよ。もしかして、今回の件と何か関係あるのかい? それは勿体ない事したなぁ、もっとよく聞いておけばよかった」

黒いアクセサリが何かしら関連しているのかもしれない。住人の中で黒いヘアバンドやリボン、チョーカーなどのアクセサリをしている人がいたら、聞いてみよう。



◆4階層

書庫や倉庫など軍事的な拠点と、兵士やその家族などの住宅地の2つに分かれた階層だ。機密を扱っている場所もあるためか、警備兵が配置されている。


・4階層 兵士居住区 ある住民の妻の話(兵士の妻ヨーケイ)

「兵士より農民の方がお金持ちって、そんな政策おかしいでしょ!うちの夫は命かけてるのよ? まぁそれでも、守りの剣のある街は土地も高いし、その辺の村に住むよりはよっぽど安全な暮らしだけどさ。文句の一つも言いたくなるわ。」

▷黒いアクセサリについて聞く

「…なんだ、希望者かい? 入りたいのならば、証拠を見せな。」

▷黒いアクセサリを見せる

「ふーん、でもそれだけじゃだめだ。あんたら、何を求めてウチにくるんだい?」

▷永遠と自由と答える

「ふん、なるほど我々の理念は理解しているようだね。ようこそ、"自由の棺"へ。詳しい話は1階層に隠れてるコボルドに聞きな。下の方をちょっと探せば、見つかるはずさ。中に入ったら、司教様にちゃんと挨拶するんだよ。」

(シーサーのパネルが解放される)


・4階層 兵士居住区 ある住民の話(住民ネネ)

「つい昨日、帰ってきたウチの子どもが"壁が開いた、開いた!"って叫んだの。でも見に行っても壁しかなくてね。この場所じゃそんなこともあるかもしれないし、そんな変なことでウチの子は嘘つかない。なんだったんだろうホント。ウチの子ならその辺で遊んでるから、聞いてみてもいいわよ。ただし危ない場所に連れてったりしないでくれよ。」

(子供のパネルが解放)


・4階層 兵士居住区 住民ノノの話

「この前ねー、お犬さんを追っかけてたらねー、壁がねー、ぐいーんって開いたの。上にぐいーんって。なんで?わかんない。壁にドーンってぶつかったら開いたの。ぐいーんって。お犬さんもねー、いなくなってたの。どこ? 牢屋の壁!」

(牢屋=1階)


・4階層 軍備作戦室 ある軍師の話(軍師クリミナル)

「砦内で完成してれば完璧なのだが、食料以外の調達は外に頼っているのが現状だ。

 魔動機の整備担当はロックウッドからの派遣、武器等の素材も輸入品。

 内部で何か一つでも問題が起きたら途端に崩壊してしまう。調査、頼んだぞ。」

▷死体について聞く

「死体?…どの話だ?」

▷生ごみ入れに入っていた死体について聞く

「あれか、速やかに処理したのだが、やはり住人達の噂になってしまったか。惨たらしい死体だったな。調査報告書が書庫にあるから、読みたければ司書に私の名を告げて読むと良い。タイトル名は"失血死体報告書"だ。」

▷地下室にあった死体について聞く

「・・・君達、余計な事まで調査しすぎだ。死にたくなければ、その件は忘れた方が良い。一応、報告書は書庫にあるから、それで納得しておくべきだ。司書に"首無死体報告書"と伝えろ。」

(一見怪しそうだが君達の身を案じて忠告してくれている)

▷噂について

「ああ、羽根の生えたとかなんとか言っていた奴か。あれは気にしないでくれ、ただのデマだ。噂といえば、このまえ居酒屋で暴れたやつがいたとか言ってたな。聞いてみたらどうだ。」

(黒幕のフィラデルファスが敢えて姿を見せていた。のだがシュテルから噂を広めないよう脅されているので軍内で情報統制を行っている)

※クリミナルはシュテル直々に脅されているため挙動が所々怪しい

・ノスフェラトゥに繋がる様な情報は全て否定する

・シュテルを怒らせないよう余計な行動をしないよう誘導する

▷詰められた場合

「…待て。頼むから騒ぎ立てないでくれ。静かにしていれば何も起きないのだ。君達には冷静な判断を期待する。」

▷それでも騒いだ場合・シュテルの名を口にした場合

「お前達、いい加減に…、、ひっ!!ち、違う、私は何も言っていない、こいつらが騒いだだけだ!!」

突如として声を震わせ、眼が見開いたクリミナルは君達の後ろを見て戦慄しているようだ。君達が振り向くよりも早く、バラの香りが全身にまとわりついてくるのを感じる。強い耳鳴りと共に視界がぼやける。意識が闇に滑り落ちていく。眠りに堕ちる寸前に、何処かで聞いた声が脳に響いた。

「あら、どうしたのかしら? なんだか眠そうね。私のお家で、横になってはどうかしら。」

以降、PC達の行方を知る者はいない。(GAME OVER)



・4階層 軍備作戦室 警備主任ドスコイ

▷檻を壊して良いか聞く

「えぇ…どうしてそんなことに。市井の調査であって砦の調査は頼んでいないんだが。破壊してもいいが、損失分は報酬から減額させてもらうぞ。」

クエスト報酬が一人1500ガメルになってしまった。今後は不用意に触らないようにしよう。



◆4階層・書庫

入るとすぐに司書のいる受付が見えた。数はそれほど多くはないが、軍事機密を多数抱えているようで警備は厳重だ。

「関係者以外立ち入り禁止です。何か御用でしょうか。」


▷クリミナルの名を告げ、"失血死体報告書"を見たいという

「調査に訪れた冒険者様ですね。クリミナル様より承っております。こちらをご覧ください。」

司書は手元に報告書を用意していた。内容は以下の通りである。

・被害者名:ブライス

・1年前に住人登録を行った移住者

・強盗等複数の嫌疑で指名手配中であった

・死体には血の一滴も残っていなかった

・死因は首を絞められた事による窒息死

(報告書には2か月前の日付が記載されている)


▷クリミナルの名を告げ、"首無死体報告書"を見たいという

「禁書となっておりますが、冒険者様に見せるようクリミナル様より承っております。こちらをご覧ください。」

司書は手元に報告書を用意していた。内容は以下の通りである。

・被害者名:不明(首無しのため)

・登録住人に特徴が一致している者なし

・バラの香りが残っていた

・延焼激しいが指の形状や翼の存在を確認

・吸血種の可能性を踏まえ太陽に当てるも変化なし

・死体は1階層に落ちていたが痕跡はなく他所で殺害されたと思われる

(報告書には1か月前の日付が記載されている)

追記:報告書に追加で差し込まれた文書がある

・この件について口外を固く禁ずる

(追記の横に20日前の日付とクリミナルのサインが記載されている)


▷まだ許可が出ていない時

「失礼ですが、書庫の閲覧は許可を得ておりますでしょうか。」

▷勝手にクリミナルの名を告げ、本を読もうとする

「申し訳ありませんが、そちらの本についてはクリミナル様より他者の読書許可をいただいておりません。お帰りください。」


▷魔動機文明語で書かれた本がある…

【黒鉄の召異術師】

召異術師の兄弟の冒険を描いた小説のようだ。幼き2人が召異魔法を用いて亡き母親を復活させようとしたところ、出てきた魔神によって兄の右腕と、弟の肉体を奪われてしまった。操霊術によって弟の魂をゴーレムに付着させ、兄弟で魔神に復讐を誓う話らしい。幼馴染の魔動機術士によって兄は機械の右腕を得たと書かれており、その魔動機の詳細が巻末に記載されていた。…これ、詳しい者が読めば実際に作れるのではないだろうか。


▷魔法文明語で書かれた本がある…

【仮面舞踏会】

「Tonight ya ya ... tear」から書き始められたポエム集だ。読むだけで肌がむず痒くなる台詞の数々だが、ところどころに違和感を覚える点があり、もしかしたら何か隠されたメッセージがあるのかもしれない。[読書P:99]



◆5階層

屋上となる5階層には見張りの兵士達が多数控えていた。蛮族の奇襲にいつでも対応できるよう万全の準備が整えられている。とはいえ張り詰めた空気ではなく、ある程度のんびりできているようだ。


・5階層 監視塔 ある監視の話(監視者ギメイド)

「はぁ~、農作業者に沢山お金使うなら、俺達兵士の賃金上げてほしいわ。最近襲撃も多いし、誰のおかげで無事に飯食えてるんだっつーの」

▷黒いアクセサリについて聞く

「・・・あんた、軍人の関係者かい?」

▷違う

「ふん、そうかい、希望者ならウチの妻に言うんだね。4階層にいるから、ちゃんと準備していきな。」


・5階層 監視塔 ある白い兵士の話(兵士フィードワン)

「この砦には未知なる機構が多い。我々も把握しきれていない。

 1階層に調査書があったはずだ、気になるならその本を覗いて見るがよい。」


・5階層 監視塔 斥候ランダの話

「蛮族に侵入された事はない!とはいうけど、最近怖い噂が立ったんだよね。"翼の生えた人がいる"ってさ。リルドラケンの事じゃなかったらしくて。大きな翼に鋭い牙を生やした人間が目撃されたって話だぜ。噂について詳しく聞きたいなら、1階の青い兵士に聞くと良いよ。」

▷黒いアクセサリについて聞く

「ああ、これは"自由"と"永遠"の象徴さ! 何色にも変える事の出来ない不変の黒を付けてれば、自分の心も自由になれるんだぜ!」

熱く語っている。彼の話、覚えておこう。


・5階層 監視塔 ある黄の兵士の話(兵士ドルル)

「俺がここに来て10年になるが、ただの1度も蛮族共に侵入された事はねぇ!

 …つまり、いまの異変は内部でなんか起きてるって訳だ。分かっちまうと逆に悔しいわな。」


◆0階層

樽の後ろに隠された狭い小道の先に階段があった。コボルドはサクサクと進んでいくが、身体の大きいものがいたら苦労するだろう。なんとか下り切り、案内された場所はとても禍々しき彫刻が彫られた部屋であった。手前には9つの石碑が置いてある。

「さぁ、あたた達証拠を見せるのです!どの石碑を選べばいいかなんて簡単ですよね!」

どうやら石碑を上にある3つの枠に嵌めるらしい。石碑にどういった意味があるのか分かればなんとかなりそうだが…

▷石枠を普通に調べる

交易共通語で何か書かれている。右から順に読んでみる

・石枠1:"永遠を結べ"と刻まれている

・石枠2:"自由を求め"と刻まれている

・石枠3:"心に刻め"と刻まれている

▷石枠の年代を調べる

素材の状態が明らかに壁と合わない。石枠は新しく作られたもののようだ。一番左の石枠は他二つより新しく見える。

(リトルプリティアに寄っていない場合3枠目はヒントがない。頑張れ)


▷右からツァイデス・ラーリス・グルヴァゾを入れる

「うむ!正解なのです!では、こっちらへ進むのです。上に行って下に進むのです」

コボルドが壁を強く押すと扉のように開いた。特に仕掛けもないただの隠し扉のようだ。石碑を置かなくても開いただろう。

その先にも多くの隠し扉や罠があったが、コボルドが全て教えてくれたため安全に前へ進むことが出来た。


▷全部~1個間違えた

「うわっ!偽者なのです!みんな、であえー!さっさと帰るのです!」

どこからか無数のコボルド達が現れ、物凄い勢いで追い返されてしまった。何が違ったのだろうか、調べてからまた来よう。


▷3枠目にそれ以外を入れる

「むむ、わちらを使えないゴミだと言いたいわけですね、なるほどなるほど。それなら、この先は自分達だけで進むと良いのです。わちは案内しないのです。ふーんだ。」

コボルドは降りてきた階段を上がっていってしまった。君達はこの部屋に置いてけぼりだ。先に繋がる道を見つけよう。

▷探索判定15

壁と思っていた場所が少しぐらついている。強く押したら、扉のようにぐいーんと動いた。その先には道が続いているようだ。先へ進もう。

(4階層の子どもが見つけた扉)


◆0.5階層

階段を少し登った後、分厚い壁に挟まれた小道が続く。どうやら今までいた階層と階層の間を通っているようだ。隙間があるようで光は届いている。


▶シーサーに案内してもらっている場合

何事も無く安全に通り抜けた。


▶自力で歩いている場合

なんだか嫌な予感がする。軍の確認がされていないのならば多くの仕掛けが残されているのではないだろうか。適当に歩いてはいけないかもしれない。探索判定ですがその前に隊列を決めてください。

探索判定1516171819を5回

1回目:パネル床が並んでいる・・・

〇何事も無く通り抜けられた

×踏んだ床がボタンだった!上から無数の石が落ちてきた!全員に物理5点×5ダメ

2回目:入り組んだ道だ・・・

〇何事も無く通り抜けられた

×ぶつかった壁がスイッチだった!上から大量の毒液が!全員に毒魔法20ダメ

3回目:天井が低い・・・何かありそうだ・・・

〇隙間に何か引っかかっている。先端にガラス玉のついた短い杖だ。

宝物鑑定判定8:少し古いがマギトーチだ。MP1で1時間,前方10mを照らせるだろう。

宝物鑑定判定14:マギトーチに見えるが少し構造が違う。MP1払えば何時間でも前方10mを照らせるハイマギトーチだ。

×特に何もなかったようだ

4回目:正方形のなだらかな坂道だ・・・

〇何事も無く通り抜けられた

×後ろから大岩が転がってきた!最後尾のPCに物理30ダメージ

5回目:いかにも怪しい小部屋に着いた・・・

〇壁の隠し通路に隠された罠に気付くことが出来た

×隠し通路だ!と意気揚々と入ったら下は剣山だった。先頭に5m落下+10ダメ


君達はなんとかして奥にたどり着いた。


◆1.5階層

明らかに雰囲気が変わった。多くの光が射しこみ、区画が丁寧に分かれており住居のような形になっている。軍人でも盗賊でもなさそうな、一般人と言えるであろう住人もおり、全員が壁や床にもたれ掛かり自堕落な時を過ごしているようだ。


・1.5階層 裏住居 住人マキコの話

「んにゃあ…働く必要ないのに昔のクセでつい…ご飯が来るまでのんびりしてよ」

そのまま寝てしまった。質問は難しそうだ。


・1.5階層 裏住居 住人シャトレの話

「あら、新人かしら? ようこそ、"自由の棺"へ。まだまだおうちもいっぱい余ってるから、好きなところ住んで良いわよ。あなた達も、大変だったのよね。そこの大きなアナタなんか特に、いっぱい苦労したんだね。」

エドワードの角を見ながら優しい眼差しでこちらを眺めている。この女性、分かりにくいがミノタウロスのウィークリングだ。迫害された種とは思えないほどのんびりと過ごしている。他の住人はほぼ寝ているし、何か質問があればこの人に聞いてみよう。ミノタウロスってウィークリングだと女の子生まれるんだね。

▷"自由の棺"ってなに

「あら、知らずにここに来たの? でもアクセサリ、してるわね。なら知ってるはずよ、自由と永遠を享受するのがここ、"自由の棺"なのだから。」

▷ここはどんなとこか聞かれた

「ここはみんなの住居よー。何もしなくてもそのうちお野菜とご飯が届くから、ゆっくりしてればいいんだよ。」

▷ご飯は何処から

「上からとってきてるのよ。気になるなら、見に行ってみれば。あ、奥に司教様もいらっしゃるから、挨拶するならあちらの道ね。」

シャトレは奥の道を指さした。向かって見よう。


◆2階層裏

道は所々階段を挟みながら細長く続いている。道中、隙間から微かに声が聞こえてくる。聞き覚えのある声だ。覗いて見ますか?

▷覗く

確認してみると、2階層の住人達が農作業をしているのが見えた。どうやらここは2階層の壁のようだ。香水だろうか、バラの香りを漂わせながらはしゃぐ女性二人の楽しそうな笑い声と、それを遠くから眺めてニヤついているえんたゃnゴホンエンドーの姿が見える。日の当たらない場所だが野菜はすくすくと育っているようで、収穫した野菜を魔動機の中に乗せてどこかへ運んでいる様だった。とても平和である。

(長く覗きすぎるとバラの香りにやられて精神抵抗33、失敗時昏倒)


◆3階層裏

奥の階段を上った先に、隙間だらけの道が出てきた。道というより、建物の裏側と言った方が良さそうだ。住人であろう数人が隙間を覗いている。壁の隙間から明かりが漏れており、外と繋がっていることが分かる。


・3階層裏 八百屋後ろ 住人レドクの話

「ん?新人か?やり方は簡単だ、見てろ…ほら、簡単だ。あっちに武器庫もあるし、こっちの奥にゃ金庫もある。先に見える赤い魔動機は畑の収穫を流してくるから、時間が来たら回収すればいい。いやぁ、ここ来て以来、好き放題できるぜ。」

男は早速目の前でスッたリンゴをかじりながら下へと降りていった。隙間から漏れ聞こえる声に聞き覚えがある。3階層にいた八百屋の店主だ。そういえば彼、在庫どころか金勘定すらしていないと言っていた。武器屋の店主も最近すぐ武具が無くなるとか言っていたような・・・他の話も聞いてみよう。


▷隙間から覗いて見た

3階層の商店街が見える。新たな観光客も来ており、変わらず賑わいを見せているようだ。隙間から手が出てきたというのは、こういう事だったのだろうか。


・3階層裏 魔動機前 住人スカイの話

「ここにいれば働くことなく、誰の目も気にせず暮らすことが出来る。ウチの妻は普通の村じゃ暮らせない。こういう環境を探していたんだ。少し質素だが、これでいいんだ、俺達は。」

青年は赤い魔動機が下から運んできている野菜を一つずつ丁寧に背中の籠に入れている。2階層の住人達が詰めていた魔動機は、ここに繋がっていたようだ。

▷ここ長いのか等話しかけた

「いや、最近来たんだ。元々は観光目的で妻とここに来て、歩きながら商店街を見ていたら、妻が隙間から出てくる手を目撃してね。隙間の中にいた人に話しかけたら、"自由の棺"に誘われたんだ。正直入口の石碑は趣味が悪いと思ったけど、中にいる限り快適に暮らせるんだ、最高の環境さ。」


・3階層裏 登り階段前 門番シロの話

「ここから先は招かれた人しか入れないよ。君達は…ふむ、新人かな。挨拶しに来たといった所かな?」

「そうか、失礼のないようにな。」

男は退いてくれた。階段は上に続いている。

▷司教について聞いた

「司教様は本当に凄いんだ。神様から直接啓示を受けて行動している。たまに司教様が住人と面談をするんだけど、帰ってきた住人達はものすごいやる気を持って表に繰り出していくんだ、きっと暗がりでしか暮らせない俺達に希望の光を灯してくれてるんだな!」


どうやらここの住人達は商店から好きなものを好きなだけ盗んで生活しているようだ。武具屋にはとても高そうな武器が並んでいる。今なら気付かれずに持ち出せるのではないだろうか…

(盗むかどうかでエンディング変化)

(武具を盗んだ場合、威力や防護点にプラスが入っている)


◆3.5階層

階段を昇る。途中、隙間から声が聞こえてきた。

「次、昨夜の襲撃による被害について。遠征隊の不在中であったが、冒険者の手伝いもあり軽微といったところだ。彼等には既に報奨金も渡してある。次の襲撃時に準備不足となる事はないだろう」

「だが、日に日に襲撃の数や人数も増えている。それもこちらの人員が不足している時に限ってだ。確実に内部に何か裏があるはずだ」

「そうだな、我らも引き続き警備は行っていくが、クエストを受けた冒険者が何かしら見つけてくれる事を願おう」

警備主任ドスコイと軍師クリミナルの声が響く。それに合わせて多くのリルドラケン達が話を持ち出していく。隙間だけで中は覗けないが、どうやら軍部の作戦会議らしい。この場所にいれば、座っているだけでほとんどを聞くことが出来そうだ。


◆エレベータホール

階段を昇り切ると大きな扉が見えてきた。扉の横には鎧がある。探索してみよう。

▷口頭探索(探索判定はいらないので、気になるものについて「これを見ます」と宣言してください)

鎧:中身はなく、動きそうにない。

謎のボタン:目の前の扉とは関係なさそうだ

扉:近づいたら勝手に開いた。センサーで感知して開く構造のようだ。扉の中を調べたければ「中を調べる」と宣言してください

扉の中:壁の部分に魔動機文明語で「行先を示してください」と書かれている。その傍には1~8まで8つの数字が記載されていた。1と6の部分の横に、星マークが彫られている。この傷だけ最近ついたもののようだ。

数字を指さすと扉が閉まった。と同時に部屋が箱のような状態で丸ごと動き出す。

▷16以外を指した場合

部屋の動きが止まった。だがその後何も起きない。扉も開かないようだ。

▷6を指した

動かない。

▷1を押した

下に向かっていた部屋の動きが止まった。と同時に扉が開いた。どうやら奥に進める様だ。ぱっとみた感じ、警備兵などの姿はない。


◆マイナス1階層

突き当りに小部屋があった。覗いて見ると、謎の男が複数の教徒と共に熱心に祭壇へ祈りを捧げている。見ているだけなら気付かなそうだ。

「主様!? …違うな。そういえば、コボルドから新人の連絡が来ておったな。さぁ、貴様らもこの御神体に祈るがよい。」

神父の前には禍々しい御神体がある。どうしようか。

▷祈る

「ふふふ、そうだ、そうだ。これで貴様も、"自由の棺"の一員であるな」

祭壇から禍々しき気配が漂い始める。祈ったPCの穢れが1上昇した。

▷祈らない

「なんだ?…貴様ら、ただの観光客ではないな。なにをしに来た」

▷戦闘の意思

「・・・ふふふ、そうか、そうか。主様は最近姿を見せないが、我らは与えられし使命を果たすのみ。我らは試練を与えるのみ。貴殿らにも、クエストを与えよう。」


◆戦闘 暗躍する邪神神官+穢れ付き3

神官の先制攻撃、神聖魔法「クエスト」後戦闘。

クエスト抵抗失敗時は「自由の名の下に行動する!」(PLのRPに全部任せる)


戦闘後(一度HP1で復活するのでまぁほぼ死ぬ){追記:死ななかった草}

「…ああ…永遠の棺が…主よ、何故‥・・・」

パタリと神官は死ぬ。特に永遠復活とかではない。周囲にいた穢れ付きの処遇については任せます。(死んでも生きても特に損得なし)

神棚を調べると祭壇を動かして更に地下に繋がる階段が見つかる。かなり深くまで続いているようだ。


◆更に下…マイナス4階層

階段の途中で、魔動機文明語で"この先幽閉の間"と書かれた看板がある。


長い階段を下りた先に扉が見えた。扉は少し開いており、禍々しい紋様が描かれている。部屋の中を覗くと不可思議な文様が刻まれていた。

床には人型の形をした跡が残っている。これは最近描かれたようだ。

▷異常感知判定

・ほのかに、バラの香りが漂っていると感じられる

・紋様を長く見続けると危険な気がする

・本棚の中に資料があった

机の上に見たことも無い言語(ノスフェラトゥ語)で記載された資料が見つかる。

資料をセージ知識判定で確認すると、魔法によって話した言葉がそのまま紙に転写されるようなものであることが分かる。以下、要約

「住処を追われ、懐かしきメタルコフィンへ戻ってきた。忌々しきアルヴめ、許せん。前回の失敗を活かし、忘れぬよう行動の全てを資料としてまとめる。我は全能ではないが、不老である。いくらでも知識を得る機会はある。」

「我の容姿はこの地にのさばる"竜まがい"共には通用しないようだ。だが配下であろう人間達は問題ない。丁度良く、神に仕えるものを捕まえた。この地で有意義に暮らすために、少し環境を整えようではないか。」

「付近の蛮族共は極めて単純であった。"竜まがい"の警備情報を伝えれば簡単に攻め入ってくれる。これならばあの司教でも蛮族を誘導できるであろう、そちらは任せて我は内側からの崩壊計画を前に進めていく。」

「予想通り、"竜まがい"共はこの場所を把握できていない。だがあの種族の嗅覚は面倒だ。支配した人間共を用いて不和を起こし、周辺の蛮族に奇襲させ続ければ疲弊するであろう。敢えて我の姿をひけらかしても良いか、疑心に駆られた不安定な心は実に御しやすい。奴らはメタルコフィンの機能を、僅かにしか利用していない。無知なる者に、支配する権利などないのだ。」

「なんだ、どうしてだ? 何故"本物"が下等種族の中に紛れている? そんなことがあり得るのか?? あの香りはフラウ氏族の、 まずい、このままでは、いや、一体何が彼女の不満を買ったのだ、分からない、分かるはずもない、今は一刻も早く逃げ・・・お、ご、、ゴフッ・・・」

確認後、セージ知識判定(本当は魔物知識判定)を振ることが出来ます。

知名度16突破でノスフェラトゥに擬態する蛮族の存在を思い出す事が可能


調べられるものは調べつくした。ここで得た情報を持ち帰って、警備主任に報告しよう。警備主任が何を聞きたいかが分からなければ、一度話を聞きに行ってもいいかもしれない。またもう少し調べたい事があれば、調査を続けてもいいだろう。


◆4階層・警備主任ドスコイ

「おお、帰ったか。調子はどうだ。」

ドスコイは君達に期待の眼差しを向けている。どうやら先の襲撃で君達の腕が良かったことを気に入ったらしい。

ドスコイは以下の情報について報告を求めています。

・ジーエイトが荒れている原因は何か?

→フィラデルファスによるジーエイト乗っ取り計画

・首謀者は?

→フィラデルファス(首無し死体)

・軍は何をすればいいか?

→もう死んでいるので何もしなくていい(司教の死体を引き渡す)①へ

→裏側にも住居があるので取り締まった方が良い ❶へ

①追加質問・危機は去ったと思っていいのか

→もう大丈夫。 エンディングⅠへ

→やばいのがいる ②へ

②それはどこの誰で、どういった存在か

→内緒orクリミナルに聞けorシュテル以外を指す エンディングⅠへ

→シュテルの事を話す エンディングⅢへ

❶追加質問・裏側とはどんな場所か

→隙間から無法者が好き放題してる エンディングⅡへ



▶エンディングⅠ

「おお、そうか。いや、素晴らしいな、ここまで調べてくれるとは。あとは我々がなんとかすればいい、いや、なんとかせねばならないな。ギルドに戻り、報酬を受け取るといい。」

ドスコイは報告の内容に大変満足したようだ。ギルドに戻り、報酬を受け取ろう。


▶エンディングⅡ

「隙間だと…なんと、この城塞にそんな秘密があったのか! 早速、確認しに行かねば!君達、ここまで調べてくれるとはなんとありがたい。あとは我々がなんとかすればいい、いや、なんとかせねばならないな。ギルドに戻り、報酬を受け取るといい。」

ドスコイは報告の内容に大変満足したようだ。ギルドに戻り、報酬を受け取ろう。


▶エンディングⅢ

「なっ、住人の中に紛れ込んでいるだと!! 今すぐ討伐隊を編成…なんだ…急に頭が…」

ドスコイが力なくバタリと倒れ込む。と同時に、君達はバラの香りが全身にまとわりついてくるのを感じる。強い耳鳴りと共に視界がぼやける。意識が闇に滑り落ちていく。眠りに堕ちる寸前に、何処かで聞いた声が脳に響いた。

「あら、どうしたのかしら? なんだか眠そうね。私のお家で、横になってはどうかしら。」

以降、PC達の行方を知る者はいない。(GAME OVER)



▶3階層裏の武具屋で武具を盗んでいる場合

と、報告中の君達の元に武具屋の店主が近寄ってきた。警備主任に用があるようだ。

「ドスコイ殿、聞いてくれ。眼を離した隙に○○が消えてしまった。あれは私が気合を入れて入荷したものだから在庫の管理もしっかりしていたのだが、どうやら近くの隙間に入ってしまったようでな・・・む、君、それは・・・」

武具屋の店主は君達が持っている○○について質問してきました。さぁ、なんと答えますか。

▷隙間に落ちていたので拾ってきたと答えた

「む、隙間の中に人が入れる空間があったのか。助かった。我が店の武器は特別製な物も多くてな、この○○など、私が力を込めている分強力なのだが、メンテナンスをしないと悪運が降り注ぐという代物だ。易々と渡せないのだ。」

素直に返して良かった。悪い事はするものではない。

▷これは自分のだと答えた

「そんなはずはない、私の魔力が憑いている。それはまだ、誰にも売っていないはずだ。どこで手に入れたか知らぬが、返したまえ」

これは駄目だ。証拠があったようだ。警備主任も疑いの眼で君達を見ている。これはきっと、報酬が減らされてしまうだろう。

報酬-500G


◆PC帰還後

2階層・とある住人の家の中

「シュテル、大丈夫? なんだか最近、そわそわしてるけど。」

「…ううん、平気よ。イル、今日も来てくれてありがとう。」

「そりゃ、僕が見つけたんだもん、責任取らなきゃね!…なんて。身体の具合はどう?」

「おかげさまで、だいぶ元気になってきたわ。もう少ししたら、農作業も手伝える。…ねぇ、最初に私を見つけた時、どうして助けてくれたの?」

「そりゃ、ボタン押したらいきなり人が落ちてきたんだもん、助けるでしょ。最初は目も歯も耳も不思議でびっくりしたけど、この砦、昔の物が新鮮な状態で突然出てくるって聞いてたから、昔の人ってこんな感じなんだなって思ったよ。」

「…ふふ、イル、やっぱり面白い。一生感謝していかなきゃね。」

「一生!? …ま、まぁ、それも悪くない、かな。…なんて。」

頬を軽く夕闇に染めつつ、イルはベッドにいるシュテルへ紅茶のセットを用意する。2人は小さく笑いながら、平和な時を過ごしていく。やがて来客者が帰った後、吸血鬼は見慣れぬ言語で書かれた資料に魔法をかけながら、一人語る様に呟く。

「・・・ふぅ。騒ぎにならず済んだわね。弱いくせに妙に目ざとい、厄介な冒険者達だったわ。イル、もう私のこと気付いてるはずなのに、なんて優しい子なのかしら。あの子のことは、何があっても必ず守り通す。傷つける者は許さない。封印された私を救ってくれた、下等な種族の綺麗な魂。たとえ人間と扱われても、フロイルに生き写しのあの子の傍にいられるなら、なんだってするわ。」

「そしてもう少し、あと少し成長して大人になったのなら、彼女に"永遠"をプレゼントするわ。くふふっ。ちゃんと正直に話して、嫌がらなかったらだけど、きっと、イルならきっと・・・」


~暗黒の翼 fin~


ギルド報告で経験点2000とgr1が貰える


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[簡単な経緯]

ノスフェラトゥ/シュテルがメタルコフィンに封印される(魔動機文明時代初頭)

メタルコフィン、大破局時の天変地異によって構造が乱れる 一部地下に埋まる

メタルコフィン、大破局以降の度重なる支配者交代によって封印の存在がうやむやに

フィラデルファス/シ・ヌーワ、一時期滞在し内部構造を把握

リルドラケン軍が蛮族から砦を奪還しジーエイトと命名

ナイトメア/イルが故郷を追われジーエイトに 農作業者へ就職

シ・ヌーワがオーレルム地方にてアルマジロを連れたアルヴに組織を乗っ取られ、逃げるようにジーエイトに潜入

シ・ヌーワの甘言によって旅の大司教モンベージがツァイデスに鞍替え

ジーエイトの乗っ取りを計画し、治安の不安定化に乗り出す

モンベージ、"自由の棺"を立ち上げ住民をジーエイト裏側層へ誘い出す

自由を謳歌させた後、神聖魔法クエストによって犯罪を助長させる

ジーエイトの治安が荒れ始める

イル、雷の夜にたまたま出てきたボタンを押しシュテルを復活させる

シュテルは旧友フロイルにそっくりなイルに封印解除してもらった事を感謝し、共に生きる事を決める

シ・ヌーワ、コボルドを使い更にジーエイトを荒らす

コボルドはリトルプリティアに住む者達であり、良かれと思って行動している

コボルドは隙間に隠れているためリルドラケン軍見つけられず

警備主任ドスコイ、軍内だけでの解決に限界を感じ冒険者ギルドへ依頼

モンベージの神聖魔法クエストを受けた元観光客ブライスがイルの家に強盗

"自由の棺"、黒いアクセサリを目印にし、斥候の人間等軍内にも不和を引き起こす

(60日より前にPCが来る場合ここで来訪 ボスがシ・ヌーワになる)

ブライス、武器の窃盗を行いシ・ヌーワを狙うも返り討ち

シ・ヌーワ、助長したブライスを粛正

吸血種の存在を匂わすためゴミ箱にブライスの失血死体を設置

同理由で城内を闊歩し目撃情報を与える

軍師クリミナル、干上がった死体の調査 殺害方法に違和感を覚える

シュテル、吸血種の存在を匂わせた・イルを傷つけた二点でブチ切れ

シ・ヌーワを殺害 死体を1階層の廊下に放置

クリミナル、首無し死体の調査 殺害方法と死体そのものに違和感を覚える

シュテル、勘付いたクリミナルを恐喝 自身の存在を隠匿するよう指示

その場を目撃した農夫えんたゃん(エンドー)、シュテルが超常の存在である事を確信

でもイルといちゃついてるので全てを黙認したよ

モンベージ、シ・ヌーワ不在も献身的にジーエイトを荒らす

・外の蛮族にジーエイトの警備体制を伝え襲撃させる

・訪れた観光客を隙間に誘い込みクエストをかける

(60日を過ぎた場合PCがここで来訪 ボスがモンベージになる)



設定盛り込み過ぎて「これ謎解きなのに何週間かけるんだよ」ってなっちゃったからかなり端折っちゃった

ここを見て色々納得してクエーサー

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