海の村
(村の下のマスへ移動時)
海岸の見える草原を走っていると、先の方に小さな人影が見えてきた。冒険者のような恰好をした二人の男女が、周囲を警戒しながら南へ向けて足を進めている。近付いてみてもいいし、放っておいても良い。
ミ「だ、だれだ!? って、ヒトかぁ、びっくりしたぁ。」
ア「ほら、ヒトが来ただけでびっくりするんだから、無理だよぉ。」
ミ「そ、そんなことないよ、ボクらなら大丈夫さ!」
小さな少年は軽装のグラスランナー、少女の方は重厚な鎧に身を包んだドワーフのようだ。何かに向かって歩いているようだが……トラブルの予感はするが、気になるなら聞いてみてもいいだろう。
(話しかけられた)
「ん?なんだぁ? あんた達も、この先の蛮族砦に興味があるのかぁ?」
「頼まれてもいないのに、わざわざ行く人なんていないよぉ」
(何しにどこへ行くのか)
「俺たちなぁ、北にある村の人達に頼まれて、蛮族砦の様子を見に行くところなんだ。今からだと多分夜になっちゃうけど、大丈夫かなぁって!」
「ミーネス、夜見えないんだよ、絶対危ないよぉ。村の人達が案内してくれるって言うんだから、一緒に行こうよぉ。」
「それじゃあ、つまんないだろ! やっぱ冒険は、未知なる道を行かなくちゃ!」
「冒険者さん、冒険者さんも、危ないと思うよね?」
(危ないから"一緒に行こう")
「おお! 分かる奴だなぁ! 一緒に冒険、楽しもうぜ!」
「えええー!!……でもまぁ、大人数なら、怖くないか」
⇒蛮族砦へ
(危ないから"案内してもらおう")
「だよね!だよね!そうだよね!一度村に帰ろぉ!冒険者さんも、一緒に行く?」
「えー!でもアリシャがいないと見えないし、しょうがないかぁ。」
⇒海の村へ
↓
海の村(俺の村)
岩場の隙間を縫った先に、複数の建物が見えてきた。海岸線に作られた小さな集落に、十数人の人間やメリア、リルドラケンが住んでいる様子だ。漁をしているのかいくつかの船もあり、小さいながらも平凡な集落と言える。
(ミーネス・アリシャと遭遇している場合)
「案内してくれるって人に会ってくるね!」⇒一時離脱
君達が村を訪れた事で村人達も君達の事を注目しています。特に角の生えたアルヴさんは危険視されていますね。聞き込みをするのであれば注意しましょう。
村人の話(聞き込み判定)
確定)網をかつぐおばちゃん「旅人かい?珍しいね。空き家の掃除してくれるってなら、そのままそこに泊まってもいいよ。」掃除に2時間かければ宿解放
15:よぼよぼの人間おじちゃん「ここは何もない漁村じゃ。何しに来おったんじゃ?」「ふぉふぉ、そうかそうか、ゆっくりしていくがよい。住民ならば大歓迎じゃぞ。」
18:パッション高めのメリア「おぉう!どうしたねこんなとこで!知らない顔!」
「おぉう!蛮族砦ね! 折角平和だったのに最近できたっぽくて困ってるよ!時間あったら、よろしく!」「依頼料?のんのん、そんなお金この村にないよ!交易もなんもやってない自給自足だからな! だから暇ならよろしく言ったね!」
21:古傷多めの女リルドラケン「冒険者か、珍しいなこんなところに。ここは本当に何もないただの漁村だ。のんびりした生活がしたいなら歓迎するがな。漁師にでもなりにきたのか?」「そうか、まぁ魚は美味い。ガイル海に面していて、普通に漁が出来るのはこの村だけだろうな。この辺の海は何故か蛮族がいない。理由は分からないが、それで人が集まってできたのがこの村だ。建物とか船とか、まだ新しいだろ?」
村人からの話を聞く限り、南の平原に最近大きな砦が出来てしまって困っているようです。この村は岩場に隠れているので直接的な被害はないようですが、いつ見つかるかとドキドキしている状況ですね。ですが残念ながらお金が無く、辺境の地という事で冒険者ギルドに依頼を出すことも出来ません。なので君達意気揚々と砦を壊しに行ったところで、得られるのは多少の名誉くらいじゃないかと推測できます。それでも砦を壊しに行くかどうかは、君達次第です。
(会っている場合)先程あった二人のように、とりあえず様子だけ見に行くというのもありかもしれませんね。踏破7時間・未踏破10時間の移動時間も計算しながら、この地を出発するのも良いのではないでしょうか。
↓
蛮族砦
(案内なし)
草原を適当に進む。様子を見ながら探索しているが、周囲に魔物がたくさん居過ぎてどこが拠点だかわからない。片っ端から倒していくしかないのだろうか。
探索判定21 失敗したらいつまでも見つからない。素直に村に向かおう。
草原を進む。案内があるのでサクサク進めそうだ。岩の隙間を超えたあたりに、大きな岩の上に木造で出来た砦が見えてきた。遠くからでも、蛮族が群がっているのが見える。望遠鏡を使えばどんな敵かとか砦の仕組とかも見えるかもしれない。便利すぎるなおい。(アルカロイドアロー・ミノタウロス)
砦には段があるようですね。一番上は20m、その次が10mの高さです。梯子がかかっていて昇り降りは出来そうですが、10秒は消費してしまうでしょう。飛んでしまえばそのような浪費はなさそうです。
さて、静かに近づけば砦のふもとまで行けそうですが、周りを十数体のミノタウロスが哨戒しています。敵に見つからぬよう進めれば、最初から砦の上で戦うこともできるかもしれません。もちろん普通に中央突破もありです。
ミ「地上の魔物さぁ、ある程度なら俺たちが引き付けられるぜ!」
ア「う、うん、ミーネスが引っ張って、私が受ければ、10体くらいは大丈夫!」
どうやらこの二人に任せれば地上の蛮族の数は減りそうです。意外と強い二人なのかもしれませんね。
・30-35m、41-45m:上10m
・36-40m:上20m
・0m⇒上10mへの攻撃は射程が+2m必要
・0m⇒上20mへの攻撃は射程が+4m必要
・上10m⇒0mの攻撃は命中+1(逆はマイナス)
・上20m⇒0mの攻撃は命中+2(逆はマイナス)
・30,35,40m地点に梯子あり昇降できる
・梯子を昇降する為に主動作10秒必要
敵を全部倒しましたね。一安心ひとあんしん。
と、油断したところで大きな岩山が動き出します。どうやら下の大岩はゴーレムだったようです。うわー大変。ボス戦です。(ロックゴーレム)
ゴーレムくんは3つの部位があります。それぞれ33,37,42m地点にある3つの石です。それをそれぞれ叩いてください。
・33,37,42m地点の岩に攻撃する
・41-45m:左 36-40m:胴体 30-35m:右
・乗っているキャラがいれば振り払い発動
・乱戦エリアは形成されない
ガラガラと崩れていくゴーレム。上に出来ていた砦も壊れていく。蛮族砦を壊す事が出来た。手前では、ミノタウロス達を捌き切ったミーレスとアリシャも一段落して休んでいる。無事終えた様子だ。魔物も沢山倒したし、久々にゆっくりと剥ぎ取りが出来そうだ。
(ゴーレムからミスリルが取れなかった場合、1つを強制的にミスリルに変える)
崩れ落ちたゴーレムから、きらりと光る何かが見つかった。ミスリルだ。高級品だし、持っていよう。(1つが戦利品ではなく道具ポケットに入る)
さて、身体もボロボロなので休息がてら村へ報告に行きましょう。報酬は期待できませんが、安全に体力を回復できるだけで十分です。(道中の襲撃ダイスはあるけど)ミーレスとアリシャも満足したようですね。
↓
再び海の村
あのメリア「おぉう!そのソザイ!蛮族砦壊してきたね!ありがと!」
名誉点が20点入ります。本当にそれだけです。お疲れ様でした。
※なんかその辺の蛮族とめっちゃ会話して盛り上がってしまった&聞き込みで6ゾロ出たので襲撃ダイスカット。草
↓
「冒険者さん、あのぉ…」
休憩がてらに村の料理を楽しんでいると、アリシャが遠慮がちに話しかけてきた。これはまたトラブルの予感だ。別に期限もなく急いではいないが、依頼を放置していいものだろうか。
「すみません、もし、スクランブル=フランクに寄る事がありましたら、この手紙を母に届けてもらいたくて…」
一枚の封書を差し出してきた。蝋で封じられているそれには厳かな紋章が描かれている。届けるくらいなら出来そうだ。
「すみません、内容は急ぎでも大したものでもないんですが、とりあえず無事だけ伝えれられればなと…もし良ければでいいので、よろしくお願いします。」
豪華な装飾の手紙を手に入れた。
(手紙の内容は「元気でやってます」「今のところ利益を生みそうなものは見つけていません」「次の冬の時期までに南側を確認して戻ります」も書いてある)
(豪華な装飾について聞く場合、身分を明かしてもいい。その場のノリで)
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