禁断なる狂宴
【禁断なる狂宴】 ※時限 90日目まで
依頼主:騎獣調教師コルティア 場所:カーマイン牧場
目標:育成用魔物の用意 報酬:一人1000G+1000G+α
近々できる闘技場の前座として、魔物同士で戦わせるエンターテイメントが提案されました。観光の目玉にもなると皆様気合が入っているので、こちらも早々に準備したく、どなたかお手伝いをお願いします。
▶魔物を見つける運と気絶させる程度の戦闘技術が必要
クエスト確認後、カーマインファームの場所がアリナより通知される(スクリーン出す)
「おう!やっぱりあんた達が受けてくれたか! 依頼者のコルティアとは同機でね、依頼自体は簡単だけど、報酬に色付けといてやるからよろしく頼むよ!」
という事で受付嬢の裁量で報酬が2倍になってます。職権乱用ですね。
▷カーマインファームについて聞き込み
固定:アリナ「ああ、ウチのライダーギルドお抱えの騎獣育成所だ。初心者用から幻獣まで幅広く扱っているぜ。あんたらなら大丈夫だろうが、コルティアに妙な事したら許さんからな。」
21~:ガイアメモリ「コルティアとウチのマスターは同機…同じ素材から同じ日に生まれた機体で、とても仲がいいんだ。コルティアはこの街のルーンフォークにしては珍しく動物と戯れるのが好きでな、それで騎獣調教師の道を選び成功している。贔屓しているようにも見えるが、2人とも実力は折り紙付きだ、仲良くしておくといい」
↓
◆カーマインファーム
平和な草原だ。広大な土地に小さな柵が長く敷かれており、"この中牧場・注意"と書かれた看板が点在している。牧場には牛や馬,豚(強調)などがのんびりと時を過ごしており、居心地の良さをこれでもかとアピールしていた。奥の方に小屋があり、その先には更に大きな柵があるようだ。
小屋の中
「いらっしゃいませ…見たところ冒険者の方ですね、クエストを受けていただいたのでしょうか。」
小屋の近くで茶色い髪のルーンフォークが馬の髪をなでていた。ん?この馬どこかで見覚えがあるような…
「あら、どうしたのお馬さん、なにか落ち着かないわね。この子、ロックウッドの周辺を彷徨っていたところを最近保護したんです。きっと飼主に捨てられたか、飼主が死んでしまって大変な目に遭ってしまったんだなと。」
馬はエドワードに強い警戒心を抱いている。どうやらあの時乗り捨てた馬のようだ。無事で何よりですね。ですが恐らく二度と乗せてはくれないでしょう。
それはさておき、あらためてコルティアが説明してくれます。
「クエストの内容はお読みになられていますよね、近々この地方に初めての闘技場が作られるんですけど、人族同士だけでなく魔物同士の戦いも興行に加えようとなりまして。調教の時間も必要ですので、時間がなくて申し訳ないのですがなるべく早めに魔物を5体ほど捕まえてきてほしいのです。」
続いてコルティアは欲しい魔物についてリストを渡してきた。手際が良い。
「こちらの特徴を持った魔物を捕まえてきてください。なかなか完璧に合致するというのは難しいと思うので、大体で結構です。」
1体目:力が強く、やる気がある魔物
2体目:体力が多く、根性がある魔物
3体目:魔力が強く、のんびりな魔物
4体目:脚が速く、活発な魔物
5体目:道具を使えて、冷静な魔物
魔物の説明の後、コルティアは自作の地図を渡してきた。この周辺の魔物の生息域を記入したマップのようだ。手際が良い。きっとGMがこのクエスト時間押すと分かっているのだろう。
「基本的には動物がいいのですが、蛮族や魔法生物でも知能が低ければいいですし、もし幻獣に協力を仰ぐ事が出来たのなら報酬上乗せさせていただきます。魔神や妖精は扱いづらいのでご遠慮ください。あと、アンデッドや魔動機は駄目ですよ。流石に分かると思いますが。」
上・右側全て:平和
左上・穴の近く:動物、魔神
左1・牧場近く:動物、蛮族
左2・鉱山近く:動物、アンデッド
下1・モブオ村近く:動物、蛮族(水棲)
下2・海の川下:?
左下・川沿いの遺跡:動物、魔法生物
「こんな感じです。結構大体なので、たまに群れを外れた個体とかもいるかもしれません。途中に蛮族がいるため一番南のエリアは行けていないんです。幻獣はどこに生息してるか分からないから載せていません。それでは、よろしくお願いします。」
エリア毎の種族について説明してくれました。あとは君達が捕まえてくるだけです。
という事で捕まえ方についてゲーム的な説明
①該当エリアに着いたら探索or魔物知識判定で魔物を探します。出た目によって見つけられる魔物の種類が決まり、そこで戦闘するかどうかをPLが判断します。
②戦闘に入った場合、敵魔物と通常通り戦闘を行いますが、敵についても生死判定を振り、気絶か死亡か決めることになります。
③気絶した魔物のうち捕獲したいものを任意の数選ぶ事が可能です。好きなだけ持ってってください。ただし1体以上捕獲した場合、そのエリアではこれ以上捕獲することが出来なくなります。ご注意ください。
④最終的にコルティアに渡せる魔物は5体までです。それ以上は調教が難しいので渡せません。コルティアの希望に合うよう5体を厳選して納品してください。ヒントは能力値です。
⑤なるべく早めに、とコルティアは言いましたが、特に期限はありません。別のクエストと並行して進めることは出来ないな、と思ってもらえれば十分です。
・判定の基準は数値でなく1dごとの出目で決める(よって正直2dしか見てない)
以下リスト
性格
1おっとり(抵抗+1)
2ずぶとい(体力+5)
3やんちゃ(回避+1)
4しんちょう(命中+1)
5ゆうかん(打撃点+1)
6きまぐれ(能力変化なし、コルティアに見せる時追加1dで決まる)
性能
1知力(知力+1,MP+3)
2体力(体力+5)
3敏捷(回避+1)
4器用(命中+1)
5筋力(打撃点+1)
6天才(全能力値+1)
左上・穴の近く:出目合計が奇数なら動物、偶数なら魔神
左1・牧場近く:出目合計が奇数なら動物、偶数なら蛮族
左2・鉱山近く:出目合計が奇数なら動物、偶数ならアンデッド
下1・モ村近く:出目合計が奇数なら動物、偶数なら蛮族(水棲)
下2・蓮の池:出現なし、イベントのみ
左下・川沿遺跡:出目合計が奇数なら動物、偶数なら魔法生物
各判定ごと1ゾロで目玉(ヨグソト)、2ゾロで猫(ニャー)、3ゾロでヴァルグ(ゼロ)、4ゾロで仮面(ジョーカー)、5ゾロで豚(コング改良)、6ゾロで幻獣(サンダバ)
※豚が出た場合のみ追加シナリオ
↓
◆蓮の池 移動時
河を渡った先も暫く草原が続いていたが、途中から何かを引きずったような跡が散見しだした。一直線ではなく、所々に草がえぐれて土が見えている。周囲の様子がおかしい。一度探索してみよう。
探索判定
~15:抉れた地面の周囲には昆虫や小動物の死骸が転がっていた。
16~:動物や蛮族の死体が、引きずった跡に沿うように転がっている。死体に傷は見られない。腐敗も無く、死んでから数時間立っていないようだ。奥になにかいるのかもしれない。
▷行かないと決めた時
?「あれー? もしかして、引き返すんですか? こんなに沢山死んでるのに。危険を放置するなんて、冒険者らしくありませんね?」
いつの間にか、君達の後ろに女性が立っていた。わざとらしく覗き込む様な動作をしながら、女性は君達の事を嘲笑うように言葉を繰り返す。
?「まー、危険を放置する冒険者さんなら、仕方がないですね。ちゃんと広めておいてあげますよ、"冒険しない冒険者"、"危機を防がなかった者達"だって。情報伝達なら、任せてください!」
同じくわざとらしく胸を叩いているが、顔を上に向けドヤ顔で君達を見下している。何か言葉を返してもよい。
「そーですか、そーですか。皆さんのお好きにしたらいいと思います、そーゆーゲームですからね。それでは、サヨウナラ!」
指を鳴らしたかと思うとケムリのように消えてしまった。何者だったのだろうか。
↓
◆蓮の池 到着
本来ならば自然に溢れた美しい場所なのだろうが、植物は死に絶え、蓮の池は萎れた草木と魚の死体で溢れていた。いや、溢れているものはもう一つある。池で戯れていたであろう蛮族達の死体だ。そしてその上空ではゴースト達が宴のように大きな弧を描いて彷徨っている。明らかに異常だ。と、惨状を眺めていると、奥の方に何か動いているのが見えた。見に行くか、隠れるか、逃げ出すか、色々選択肢はある。
▷近づいた
巨大な棺桶を背負った骸骨だ。君達に気付くや否や、霊魂による攻撃を仕掛けてきた。(戦闘)
霊魂が集まりだした。周囲のゴースト達は骸骨の言うことを聞いているようだ。
▷隠れた(適当に隠れた)
君達は隠れながら動く者の目視を試みた。巨大な何かを背負った骸骨だ。骸骨は君達の方を向いている。物理的に隠れてはいるが、気付かれている気がする。(逃げるか、近付くか)
▷隠れた(魔法関係のアイテムを袋に収納した、しっかり霊の対策して隠れた)
君達は隠れながら動く者の目視を試みた。巨大な棺桶を背負った骸骨だ。周囲の死体から霊魂を抜き取って、棺桶に収納している。こちらに気付く様子はなく、しばらくするとそのまま奥の方へと消えていった。
▷逃げた
危険な香りが漂っている。逃げるしかない。君達は安全なうちにその場から移動し、何かとの遭遇を避けることが出来た。
▶ちゃんと魔法感知の対策をして隠れた場合
あの姿は賞金首にあげられていたものと一致している気がする。東の関所に報告すれば、なにかもらえるかもしれない。
その他の場所では捕獲イベント以外起きない為、5体捕獲して帰還
(初来訪イベントはクエストと関係なく起きるので特に遺跡注意)
↓
◆カーマイン牧場
捕まえた魔物達を担ぎながら君達は牧場へと帰還した。コルティアが待ちわびた顔で君達を出迎える。
「よかった、皆さん手早く戻ってきてくれてなによりです。それで、どんな子を捕まえてきたんですか?」
・リストと完璧に一致
「わぁ、まさに求めていた個体です、ありがとうございます!」
・リストと半分一致
「ふむふむ、これなら大丈夫でしょう、ありがとうございます。」
・リストと全く違う
「あら、こちらの個体はちょっと希望とは違うみたいですね…」
▷リストと半分一致以上が5体
「全個体用意出来ましたので、これであとは言う事聞く様にするだけです!」
▷リストと半分一致以上が4体以下
「大体用意出来ましたので、あとはこちらでなんとかします。」
▶以降同じ
「アリナちゃ…アリナさんに助かりましたと連絡しておきます。皆さん本当にありがとうございました。もし余裕がありましたら、たまに見に来てくれるとこの子達もきっと喜びます。」
コルティアは早速気絶した魔物達の牙やとげ等を的確に処理している。調教された後の魔物達は、もしかしたら君達の冒険の役に立つこともあるかもしれない。
魂叫ぶ禁断の狂宴を目にした君達。トラグティ地方の脅威を改めて感じながら、新たな冒険へと突き進むのであった。
~禁断なる狂宴 fin~
経験値1000 gr1
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{複雑にしてしまったのでやる前の所感書いとく}
敵弱くはしているけど連戦続くからかなり時間かかるかなぁ。
でも喋ってばかりですぐ時間溶けるセッションだし戦闘は案外早いのではないだろうか。サクサク倒してすすんでほしい。
{セッション後}
なんで…あんだけ警告したのに戦ったし…笑 いや用意したもの全部踏む魂は嬉しいけどさ!おかげで2セッションになってしまった。
能力値は分かりにくかったかなぁと反省。全能力値UPの天才型がまさかの0。うーんダイス目。
豚は出なかったけどせっかくなので追加シナリオは別シナリオへ持ち越しで
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