Legend of Mermaid

◆スクリュードライヴまたはクレイ村にて受注


【Legend of Mermaid】

依頼主:魔物研究家 場所:ガイル海沿岸

目標:人魚の有無の確認 報酬:一人2000G+α(捕獲時)

ガイル海に人魚の目撃情報があったんだ! ローレライじゃないぞ、ちゃんと上半身が人間、下半身が魚の麗しい乙女だと言うんだ! 是非とも研究したい! 噂の真相を確かめ、可能なら捕獲してきてくれ!

▶謎解きメイン・GMの趣味全開クエスト


クエスト受注前に受付嬢から注意あり。

距離があるため、移動手段の確保が必要。馬車を借りるなり、バイクを借りるなり、ケンタウロスになるなり。


受注後、ギルド内にいる研究者と会話(村受注の場合も結局スクリュードライヴ)

ガイル海沿岸に人魚の目撃情報があったんだ! 是非とも研究したい! だが場所が場所でな、半魚人サハギンどもの巣窟なんだ。危険を冒してまで、噂話を確認しに行くというのも無駄な気がしてな。噂の真相を確かめ、可能なら人魚を捕獲してきてくれ!捕獲が無理でもこの写し絵が取れる魔動機に姿を映してもらえればいいさ!


(ガイル海について聞き込み)

~18:あの辺はサハギンの縄張りであり、エイリャークの信仰が強い

19~:最近何だか人が集まってると聞いた


長距離移動によりガイル海沿岸・目撃情報のあった場所へ

(恐らく間のマスで色々イベントが入る)


◆目的地手前の森林地帯

(夜)明かりが全くない。何かが動いている気配はあるが詳細が確認できない。蛮族が活発になる可能性もある、深夜の移動はよそう。


(昼)ゴーレムが闊歩している。何かを守っているのだろうか、周回する様に同じ場所を移動しているようだ。よく見ると複数おり、隙間なく配置されていると考えられる。

(穢れ+4以上のものが近づいた)

ゴーレムは勢いよく向かってきた。どうやら強く穢れた者に反応して排除する仕組みのようだ、これはまずい。

(何とか隠れて通過しろエドワード)


◆ガイル海沿岸到着

森に囲まれた土地を抜けると、鉄の柵に囲まれた広大な敷地と、その中に数多の建物が確認できた。何もない更地と聞いていたが、建物や中にいるアロハな服装の人々を見るにどうみても観光地だ。入口のような門の下にある受付席に、一人の少女が座っている。君達の驚いた姿を見ると、少女は嬉しそうに君達の元へ駆け寄ってきた。

「ようこそ!プセマ・リゾートへ!1日一人500ガメルだよ!」

「あれ?もしかして何も知らずにここに着いたの!? ここは最近できたばっかりの憩いの地プセマリゾート!ヤな事ばっかのこの世界に、幸せな時間を過ごしてほしい!そんなステキな考えの人達が集まって作った街なんだ。入場料を貰う代わりに、食べ物は食べ放題、宿も無料で泊まれるんだよ!お土産とか物を持って帰る時は別料金だけどね。きっとみんな、楽しんでもらえると思う!」

楽しそうに語る少女の表情を見る限り、詐欺の類ではないと信じたくなる。柵の向こうには武器を持たず軽装で歩く人の姿も見え、今のところ特に危害を加えられるといった事はないようだ。

(プセマリゾートについて聞かれた)

「素敵な街だよ! 砂浜がとっても綺麗だし、折角こんな大陸の端に来たんだから、是非寄ってってよ!」

(人魚について聞かれたor蛮族が消えた理由について聞かれた)

「うーん、私はわかんないな。中の人達なら、知ってるかもしれないけど。」

笑顔を絶やさない少女だが、商売の機運は逃さないようだ。中に入るなら、一人あたり500ガメルを支払う必要があります。

(入る意思を伝えた)

「やったぁ! あ、でも入るのならルールがあるよ。お客様同士のトラブル防止のためなんだ、よく聞いてね。」

「ひとつ、武器の装備禁止。持ち込んでもいいけど、袋の中から出さないでね。攻撃機能のない防具や装飾品なら平気だよ。だからそのスカートは外してね。防具来ててもいいけど、それだと海で遊べないんじゃないかな。日に焼けたくないならいいかもね。

ひとつ、夜間0-5時の外出禁止。余計なトラブルが起きやすいからね。お兄さんたち男の人が多いし、ちゃんとルールを守ってね。

ひとつ、入り江の奥にある石像に近づかない事。ここを作ってる時に偶然見つかっちゃって、私達も何だかわからないんだ。黄色と黒の柵で囲われてるからすぐに分かると思う。

あー、あと、アルヴの人がいると思うんだけど、この街では魔力を吸う行動は絶対禁止だから、気を付けてね。ぜったいだよ。」

最後のお願いだけ、かなり心配そうに言っています。見た目も非常に危険な生物がいるので心配するのも頷けますね。ご了承いただけるのであれば装備を外す旨お伝えください。準備が出来たら入場可能です。500ガメル×4が戦利品から引かれます。

(別々で行動を取ろうとした)

「いいけど、この辺の魔物、夜になると大勢で襲ってくるから、柵の中にいないと危険だよ?」

(入場の意思を伝えた)

「ありがとう! 色んな施設があるから、"目一杯"楽しんでほしいな! 今日一日、素敵な時間を過ごしてね!」

にこやかな笑顔で君達に緑のパスポートを差し出してきます。さぁ、夢の島へごあんな~い


◆リゾート入場

入口の門を抜けると、活気のある商店街や大きな宿泊施設、美しいビーチに並ぶ露店などが見えてきた。建物のある範囲そのものはあまり広くはないが、施設内は充実した中身と言えるだろう。なによりも、目の前に美しく広がる青い海と水色の空は絶景と言うにふさわしいものであった。これは確かに、リゾートだ。

入口の門をくぐってすぐに看板があり、地図が記載されている。このリゾートには入口から続く噴水広場、ビーチ、商店街、宿泊施設の4エリアがあるようだ。宿泊施設以外の3つのエリアなら、道行く人から話を聞くことが出来るだろう。

ここのリゾートや人魚について知りたい場合は、その辺を歩く人たちに聞き込みが可能です。聞き込んだ内容に対して質問しても構いません。なんとか答えます。また周囲の探索をする事も出来ます。(人間やチラシを勝手にクリックした場合自動開示でOK。リアル探索力)あんまり人が多いわけでもないので、聞ける人を探すというのも含めて1エリア2時間消費です。よろしくお願いします。


◆周囲の探索:入口広場

(聞き込み判定)

15:客であろう人間のおっさん(ゴルドルフ)「いやー、すごいな、こんなリゾート建てるヒッポとかいう商人は。まだ知る人ぞ知るリゾートという感じだが、ひとたび有名になったら大量に人であふれるだろうな。」

  (ヒッポについて聞かれた)

「ああ、ここを作った商人の名前らしいぞ。あちこちに名前がついてるから、物凄い金持ちなのだろうな。」

17:観光客の博士がチラシを見ながら「オーロラルーム、て。奈落の魔域でもあるのかよ。不吉じゃないか?なんでこんな名称にしたんだか。ハルーラ信仰にそんな話、あったかな。」

  (オーロラルームについて聞かれた)

「ん?ここのチラシに書いてあるぜ。ホテルの特別室だとかなんとか。」

19:躍動する白熊リカント「人魚の噂を聞いてここに来たんだ!邪神と関わりがあるとかなんとか言うから恐る恐るやってきたけど、こんな辺境の土地にまさかリゾートがあるなんて思わなかったよ。楽しむぞー。」

「え?うん!冒険者やってる友達から聞いたんだ!なんでも捕まえたら沢山お金貰えるとか!でも今日は楽しむって決めたんだよね、ひゃっほー!」行ってしまった…


(探索判定)

15:チラシ(クリック可)「ホテルパールピアリ特別室オーロラパールルーム!美しい絶景を貴方に」

21:柱の裏に隠れたチラシ(クリック可)「紳士・淑女の憩いの場"サキュバスナイト"~極上の快楽をアナタに~」


手がかりを探すならビーチと商店街に移動することも出来ます。同じく探索・聞き込みが可能です。とりあえずもう寝たいなら宿泊施設へ行きましょう。


◆周囲の探索:ビーチ

青い海に太陽の光が反射し、砂浜は黄金の輝きを見せる。まさにリゾート、まさにビーチといったところだ。複数の観光客が遊んでおり、海辺ではしゃぐ水着の女性達やサーフィンを楽しむ老人など、蛮族領だったとは思えないくらい平和そのものだ。


(初回侵入時)

「ふむ、目と目が遭ったらバトルだ! なぁ君達、フラッグで戦おうではないか。あの浮きをタッチして戻ってくるだけだ。どうだい?」

謎のふんどし男が話しかけてきた。競泳対決を申し込まれている。200m先にあるブイにタッチして戻ってくるようだ。水泳判定詳細はⅡ-86と87です。冒険者レベル+敏捷ボーナスでダイスを振って、目標値9に成功すれば1分間、移動力×3m進めます。両腕使えるので目標値5かな。水着買ってきてたら目標値3。

(開始)

「よし、ではいくぞ、よーい、ドン!"ハードウォーター"!」

開始と共に男は自らに妖精魔法をかけた。すると男は水上を地面のように走り出す。足に韋駄天ブーツを履きケンタウロスレッグで敏捷度を上げた男は全力移動によって10秒でブイに到着し、挑戦者が泳いでいる最中10秒で戻ってきた。男は得意げに君達に向けて腕を組む。

「はーっはっはっは。もっと、頭を使うんだな。」

どうやら付き合っただけ無駄だったようだ。気を取り直して聞き込みをしよう。


(聞き込み・探索(昼))

15:目の前のおっさん「ははは、くすぐったいな。」

17:海の似合う漢「この土地、少し前まで蛮族だらけだったんだがな。いつの間にやらこんなになったんだか。」

「ん?ああ、俺も冒険者でね。10年ほど前にこの辺を開拓しにやってきたんだが、サハギンだらけで探索どころじゃなかったぜ。この変わりようには驚いてるよ。」

自動成功:おっさんが消える:水着で浅瀬を飛ぶ少女達の姿が見える。目の保養だ。「こらー!!今イヤらしい目で見てたでしょ!ぶっ飛ばすわよ!!」シャークエッジ確定20ダメ(少女達はただ遊んでるだけでなんの情報もない)


(初手軟派行為)

「あ!ナンパ行為を確認!罰金なのです!!」


探索判定 昼:判定に関わらず貝殻10個が拾える

「あ、お客様、お持ち帰り料金は一袋10個100Gになるのです。」


監視員が近寄ってきた。彼女を見たエドワードは夢の中の光景を思い出す、あれこの少女どこかで見た事がある様な・・・もちろん、エドワードさん以外も思います。この子、セイルに似ている…!

「セイル?誰ですか? 私の名前はセーラです。監視員です。海を汚す不届き者は懲らしめてやるのです!」

どうやらゴミのポイ捨てやに対して厳しい監視の目を向けているようなので、特にレント君は気を付けよう。

「女の子を変な目線で見るヘンタイさんは全員罰金です!いいですね!」

(似ているね、等話しかけた場合)

「はぁ、誰かに似ている、ですか? 私が生まれた時に、皆見ててくれたから、双子とかではないと思います。」

(生まれた場所を聞かれた)

「この海、の近くです! なので海を汚す奴や風紀を乱す奴は処罰するのです!」

(処罰について)

「とりあえず罰金3000ガメルです。ひどい奴はもっとです。払えない人は養殖場で餌になってもらうのです。」

冗談を言っているテンションではない。ビーチでの行動は気を付けよう。

(養殖場について)

「普段は従業員専用なのです。一般の人が入るのは餌になる時だけなのです。」

(結構突っ込まれた場合)

「あとは内緒です。では、警備に戻るのです。」

行ってしまった。姿かたちはセイルに似ているが、中身は全く違うようだ。餌にならないよう気を付けよう。


(探索その2)

ビーチの奥に、岩山に沿って人工的に作られたであろう洞窟が見える。その手前には黄色と黒で塗られた柵があり、大きな文字で「立ち入り禁止!」と書かれている。件の石像はあの中にあるのだろう。また柵の前にはガラス瓶が置かれている。柵を越えて中に入ればどんなものか分かるかもしれない。

(柵の先に行こうとした場合)

「ルールを守れない人は罰金の上追放です。さぁ、一人3000ガメル払うのです。」

気配を感じさせずに、後ろに監視員のセーラが立っていた。セーラがパチン、と指を鳴らすと、地面から複数のロックゴーレムが姿を現す。まいった。これは逃げられそうにない。

お金を払った瞬間、監視員の目が不気味に光ったかと思うと君達を大きな津波が襲ってきた。波にもまれて苦しむうちにあれよあれよと流されていく。そのままリゾートの外へ追いやられてしまった。気付いたらパスポートも無くなっている。どうやら追放されてしまったようだ。もう入れそうにない。(クエスト失敗)


◆周囲の探索:商店街

美しく白い建物が並んでおり、衣服や土産屋など沢山の店が客を心待ちにしている。リゾートを訪れる人が増えたらとても賑わいそうな通りだ。歩いていると、レストランの店員に話しかけられた。

にこら「いらっしゃい!とれたてぴちぴち海の幸、是非召し上がってって!」

女性の話す方向には、レストラン"ショーナンの風"と書かれた看板がある。ビュッフェ形式で全て無料!(食べ残しが多い場合は別料金!気を付けてね)と記載されている。海鮮料理の他、多少の肉料理も楽しめ、新鮮すぎる食材はどれも絶品のようだ。

「人魚? さぁねぇ、私は聞いてないわ。」

(レストランで食事)

魚介類の鮮度が抜群で非常に美味しい。肉料理はジビエと言っていたが泥臭くなく香辛料が更に食欲を引き立ててくれる。野生動物のものだろうか、舌の上でとろける柔らかな感触は堪らない。いつまでも食べていられそうだ。身体も元気になる。

(HP,MPが減っている場合5ずつ回復)


満足しながらレストランを出ると、隣にある雑貨屋の店主から声をかけられた。

雑貨屋の店主リオ「いらっしゃい、何でも安いよ!」

並んでいるアイテムは値札に全て赤線で特価!と書かれている。なんとここの雑貨屋では、冒険者道具類が定価マイナス5%で購入することが出来ます。購入制限もありません、冒険者道具類なら何でも置いてあります。その他のアイテムはありませんが、欲しいものがあればここで買うのがお得でしょう。

「なんで安いかって? そりゃオレのこれよこれ!」

店主は腕まくりと共に自らの上腕二頭筋をぽんぽんと叩く。力こぶが大きいわけではないが、健康的な肉体だ。

(人魚について聞く)

「人魚かい?そんな話もあったような…この特産品買ってくれたらかなぁ?」

雑貨屋は七色水柱と書かれた香水を冒険者達に勧めてきた。七色に輝く不思議な液体がガラス瓶に詰められている。1本100ガメルだ、ちょっと高い。

「まいどあり!そういや思い出したね、ホテルパールピアリの受付嬢が見たって言ってたぜ。」

雑貨屋が示したのは、宿泊エリアにあるホテルであった。あとでホテルにも行ってみよう。


雑貨屋の隣には屋台があった。射的屋のようだ。店主が道行く客を煽っている。

かれる「腕に自信のあるやつは掛かってこい!」

1人1日5回、1回100ガメル。投擲の命中判定で景品がもらえます。

~15 はずれ

~18 200ガメル

~21 アロママッサージ券

~24 雑貨屋商品券1000円分(一人1枚)

25以上 海の財宝!と書かれた謎の球体

「これか? 漁の網の中に入ってたらしくてさ。表面の構造から、昔の文明の物だって事は分かってるらしいぜ。この辺くるお客さん、学者が多いからさ、結構みんな狙いにくるんだよ。よくわかんないモノにお金かけれるっていいよな。」


更に奥に行くと、資料館があった。見た目は普遍的な図書館のようだ。入ってみますか?

中に入ると沢山の書籍が棚に収まっているのが見えた。まさに図書館だ。案内板を見ると、"リゾートの歴史コーナー"と呼ばれた場所があるようだ。探索できそうだ。

(歴史コーナー)

特設コーナーらしく、絵や人形の展示と共にこのリゾートの歴史が語られている。

要約すると以下のような事であった。

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数年前まで、この地は主にサハギン種が多く住む蛮族領であった。

ある時、遠方より仕入品の探索と観光に来ていたヒッポという商人が、この地のあまりの美しさに目を奪われてしまう。太陽を弾く海と幻想的な砂浜だけでなく、一部から聖水が湧き水のように溢れ出している場所があり、感情的にも商機的にもこの地の虜になったという。

なんとかしてこの地を手に入れようと考えた商人であったが、冒険者に頼みサハギン達を力で追い出すのでは何度でも復讐されるであろうと想定し、双方に利がある協定を結ぶ事で平和的かつ恒久的な土地の入手を画策した。

"蛮族との協定"と聞くと蛮族側に与しているのではないかという印象を与えてしまう為、当初、協定自体は秘密裏に、その内容もまた秘匿され行われたという。だが商人ヒッポはこの地に滞在するうちに、この美しさを独り占めするのではなく、多くの人に味わってほしいとの思考から、平和であるという証明の為に、協定を結び襲撃の可能性はない事を公開する事とした。

蛮族と協定を結んだヒッポは商人としての信頼を大きく失う事となったが、代わりに周辺住人の信頼を得る事に成功した。ヒッポは住人の力を借りる事で、"苦難の多い世界の中で誰もが楽しめる地"を作る事を目標とし、現在もプセマリゾートの運営や発展に裏から力を貸しているという。

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本棚の近くには司書がいた。小さな声でこの施設について説明してくれた。

司書(ノエル)「ここにある本はリゾート内なら持ち出し可能です。皆さん、ホテルやコテージにて穏やかなひと時を楽しんでおられますよ。最新のものから古代図書まで幅広く揃えておりますが、一部の本は古すぎて読めなくなっているものもありますのでご了承ください。」

(人魚について聞いた・人魚の本はないか尋ねた)

「人魚、ですか。お聞きになられる方が多いのですが、この本棚でそのような本を見た事はありませんね。私もここの本棚について全てを把握してるわけではなくて。申し訳ありません。」

(オススメの本について)

「おすすめは向かって右の棚にあります。今ですとウサトシ先生最新作の"モノクロ世界探訪記"がとても人気です。私も大ファンなんですよね、"悪徳の都の魔神録"とか"実録!ディアボリックトライアンフ!"とか臨場感溢れる文体で、実際に旅についていっているような感覚になれるんです!…失礼しました、少し声が大きくなりましたね。」


本棚にある本は珍しいものばかりだ。良く分からない内容のものや、字体が読めないものも多い。大変かもしれないが、探してみれば何か出てくるかもしれない。


~17:モノクロ世界探訪記

著者であるタビットが実際に経験した事を文でまとめるノンフィクション小説のようだ。様々な地を冒険した著者が寿命を迎える間際、『もう少しだけ遊びたい』という強い想いが別世界への扉を開き、色のない大地へと辿り着いたという。そこで出会ったドワーフ、ティエンス、ハイマンと共に旅をした記録が書かれており、最後にはこの世界へ帰還することが出来たとの記述で締められている。


18:とても珍しい汎用蛮族語で書かれた書籍。挿絵を見るに戦い方の本だろうか。

「すぐにできる!お肉の切り方!~誰でも何でもパッカーン~」

人族や動物の肉の切り方について丁寧に説明された本だ。読めばミートパッカー技能が得られるかもしれないが、一定の狂気も含んでいそうだ。読書P:12

完読時:ミートパッカー技能2習得+アビスカース「自傷」獲得(C時HP-5)


21:魔動機文明語で書かれた書籍。挿絵を見るに軍記ものだろうか。

「ダーレスブルグ行軍誌~折れぬ心は鋼の証~」

テラスティア大陸北端、レーゼルドーン大陸と接するダーレスブルグ公国を舞台にした軍記小説のようだ。主人公はジアンブリック攻盾法こうじゅんほうを駆使する重戦士のようで、盾の扱いについて非常に細かく記載されている。もしやこれは、小説という形で流派の宣伝を目的としたものかもしれない。細かく読めば、ジアンブリック攻盾法について理解できるだろう。読書P:77

完読時:ジアンブリック攻盾法入門(入門名誉点不要・習得名誉点は必要)


その他、外での聞き込み(クリックで判定省略)

15観光客の男:「人魚を見なかったか?・・・なんだ、お前達も探しに来たのか。俺はもう3日もここにいるが、全然見ないんだよな。」

(3日間何をしてたのか)「あぁ、レストランで食事して、射的やって、コテージでのんびり星空を眺めて、気付いたら3日経ってたんだ。一体どこにいるんだろうな」

17強そうな爺「この辺は昔はサハギンの縄張りでな、わしが若い頃はよぉここで訓練しとったわ。それがまさか、こんなリゾートになってしまうとはなぁ。」

19お金持ちそうな男「食事美味しいけど、港も船もないのにどうやってこんな新鮮な魚を仕入れてるんだろう…一本釣り?」

(養殖の話をした)

「養殖!? こんな危険な海の一体どこで…」

(探索判定)

~18:路地「つい最近舗装されたばかりと見える美しい石畳の道が見える。貝殻を使ったのだろうか、きらきらと光る白い建築が太陽に照らされてとても眩しい。」

21:隠れ路地「紳士・淑女の憩いの場"サキュバスナイト"~極上の快楽をアナタへ~」


◆ホテルへ

上り坂を歩きながらホテルの方へ向かう。周辺はとても静かだ。このリゾートにはホテル宿泊とコテージ宿泊があるようで、盛り上がりたい若者等はコテージ側、静かな休暇を過ごしたいワーカーホリックにはホテル側が案内されるらしい。少しすると、小さな白い建物が見えてくる。雑貨屋の言っていたホテルだ。周辺では一番高い場所に位置しており、こじんまりとしているが、高級感を感じるたたずまいだ。


ホテルパールピアリ受付嬢:波音

「いらっしゃいませー、絶景が望める最高級ホテルパールピアリへようこそ!ご宿泊ですか?今ならオーロラパールルーム、空いてますよ!別料金なんですけど、他の施設と違って部屋に大きな窓が付いています!プセマリゾート最頂から見えるガイル海の雄大な眺めはそれ以上の価値を見いだせるかと!ご興味があるならぜひ!一人1000ガメル!」

「え、あ、人魚、ですか?あー、確かに見たけど、ホントに信じてくれるの? あ、ごめんなさい、つい嬉しくなっちゃって。でも、今の話の後で凄く言いづらいんだけど、私が見たのはオーロラパールルームの清掃中の話なんですよね。」

「夕方頃、窓から見える冠岩の輪の中に、歌ってるように見える人魚がいたの! もう美しくてずっと見惚れてたら、お客様のいらっしゃる時間になっちゃって、私大慌てで掃除して。そんなことしていたら、いつの間にかいなくなっちゃっていたわ。見たのはそれ一回きり。今日泊まったとしても、見れるかどうかなんて分からないからね。」

夕方ごろは16-18時です。泊まるかどうかは皆さん次第。

(その他の部屋から海が見れないのか聞かれた場合)

「あれ、最初に聞いていませんか?深夜トラブル防止のために、リゾート内全ての部屋に窓やガラスはついておりません。コテージについては屋根が透けているので、星空は見えるんですけどね。ここのホテル最上階のオーロラパールルームのみ、海側に向かって大きな窓がついているんです。」


◆OPR宿泊

オーロラパールルームと名付けられただけあり、リビングルームは真珠色に輝くソファや七色のカーテンなど絢爛豪華な装飾が施されていた。ベッドルームに使われているものは光が当たると虹色になる素材で、夜はぐっすりと眠れそうである。

(部屋内探索)サキュバスナイト半額割引券(500ガメルで夢の世界へ!)と書かれたチケットが置いてある。使ってみてもいいかもしれない。


ここでのんびりして、夕方になるのを待っても良い。


(16-18時に窓を見る)

太陽が海に浸かり、水面と共に黄金の輝きを見せている。立地的に窓からは海しか映らず、実に美しい夕焼けだ。こんなに平和な世界だっただろうか、とつい錯覚してしまいそうである。

海面の一部に尖った岩が円のように突起した場所がある。冠岩だ。残念ながら人魚の姿はないようだ。何か条件があるのだろうか。


(以下共通)

もう少し、リゾートを探索してみよう。24時までなら、夜の探索も可能だ。


◆周囲の探索:入口広場(夜)

商店街は静寂に包まれ、月光が海面を反射して大きな光源となっている。人通りも少なく、暗い為聞き込みや探索は難しいだろう。海辺側に照明魔動機がついている施設が一つだけあり、あそこは営業しているようだ。折角なので寄ってみてもいいだろう。一応ビーチもいけるようなので、時間があれば見に行くだけ行ってもいいかもしれない。


◆Barアクア・レジーナ(ここだけ3時間~、飲み方やカジノやったかによる)

店主(沙羅)「いらっしゃいませ。どうぞ、お好きな席へ。」

先ほど見た夕焼けを思い起こす、美しいオレンジに染まる髪をした店主が迎えてくれた。Barには数人の客が来ており、各々この時間・空間を楽しんでいる。邪魔をするのもやぶさかだ、カウンターに座り店主と話すのが丸い気がする。

「はじめてね。お酒もほとんどが飲み放題よ、好きに注文して。」

一見様いちげんさま用のメニューを出してくれた。確かに、余程高い酒でなければ飲み放題のようだ。ここは天国かもしれない。

(フロウライト入店時)

「まいったわね。フロウライトさんに向けて出せるものがないわ。バーテンダー失格かしら。…あちらで、遊んでくるのはいかがかしら。」

店主の目線を追ってみると、奥に緑色のテーブルがあり、バニーガールの衣装を着た青年がチップを掛けて客とゲームをしている。小さなカジノみたいなものだろうか、周囲には女性客が複数人いるようだ。


(カジノに近づく)

「んーお客様それはサザエでございますね。」

不思議な格好をした中性的な容姿の青年が、トランプを持ちながら不思議な文言で女性客を揺さ振っている。見るに、手札の合計が21を目指すゲームのようだ。客の手札は14。なんとも微妙な数値である。

客「ぐぬぬ・・・よし、引くわよ!うおおおおおおお」

スッ! と勢いよく引いたカードはハートの8。見事に撃沈だ。

「あー、お客様、ナミヘイでしたねぇ。」

客「も、もう一回! ココちゃん、もう一回!…あ、もうチップが…」

「はーい、カツオちゃんはバイバイ。あらら、そこにいるのはあらたなイクラちゃんかい?」

何を言ってるかはさっぱりだが、ゲームは出来るようだ。今やっていた21を目指すゲームは余興用で、一人1日3枚のチップが与えられ、チップが無くなるまで遊べるとの事。他に、手持ちのガメルを使って本気の賭け事が出来るシックボーと呼ばれるゲームもある。

「こっちは制限ない。イクラちゃんのお金、掛けてみない?」

ココちゃんと呼ばれた金髪、というより黄色い髪の青年が3つのサイコロを指に挟みながら話しかけてくる。こうしてみるとなかなかに整った顔立ちだ。やってもいいし、やらなくてもいい。(シックボーの表はマーカーパネルにある)


(バーテンダー側に戻る)

店主「ココちゃん、今日も楽しそうね。それで、あなた達、リゾートは楽しめてる?」

「そう、良かった。沢山楽しんで、ゆっくり寝てちょうだい。ここではそれが正しい事。どうかあなた達の休暇に、多くの幸があらんことを。」

そう言いながら、店主は頼んだお酒を差し出してきた。幸せの香りがする。


美女の入れたお酒を飲みながら、青年と共にゲームで遊ぶ。うーんなんと豪勢な時間なのか(個人の感想です)

このままのんびり時間を過ごしてもいいかもしれない。店主には少し話を伺ってもいいだろう。

(人魚について聞く)

「人魚? ああ、なんだか最近、噂になってたわね。噂話なら、サキュバスナイトのノエルに聞くのが一番よ。あの子がこの街一番の情報通だから。まぁ、会うのも大変だけどさ、そのくらい、頑張りなさいな。」

サキュバスナイトと呼ばれる"憩いの場"について教えてもらった君達。手がかりもないし、明日行ってみよう。

(雑談・アクアレジーナについて聞く等)

「一応、ここが出来た時からこのバーで働いてるの。"ヤな事ばっかのこの世界に、幸せな時間を過ごしてほしい!"…可愛がってた子から、素敵なお誘いを受けてね。ヒトと話すとその歴史を感じることが出来て、とても楽しいわ。ねぇ、あなた達の旅の話も、よければ聞かせて頂戴。」

ゆっくりと、幸せの夜は更けていく。(まぁ0時までだけどね!)


(ブラックジャックでチップ3枚入手orシックボーで10000ガメル以上儲ける)

「凄いな、飛んだマスオじゃないか。こっちはさっぱりノリスケだよ。」

相変わらず何を言ってるのかは分からないが褒められているようだ。と、油断していたらココちゃんは急に顔を近づけ、先程までとは全く違う声色で耳元に囁いてきた。

「特別サービスだ。明日ウチの店においで、子猫ちゃん。」

いつの間にか握られていた手のひらに、一枚のチケットが置かれていた。見ると、"サキュバスナイト指名優待券"と書かれている。ココちゃんはここで働いているのだろうか。そして周囲の女性達の視線が厳しい。まさか皆これが狙いだったのか。

「ははっ、さぁ、今日はタラオだよ。カツオたちは帰った帰った。」

意気消沈の女性客を蹴散らしつつ、テーブルの上を片づけてから、ココちゃんは撤収していった。このチケット、明日使ってみてもいいかもしれない。


◆ビーチ(夜)

月光に照らされた海のさざめき以外、五感に感じるものはない。静寂に包まれた夜の砂浜を形容するなら、神秘的という言葉が最適だろう。立ち入りは禁止されていないが、景色以外楽しむ者がない為か、誰もいない様子。今はあの監視員もいないようだ。

景色を堪能していると、砂浜の一部が月明かりを反射して光っている。何か落ちているようだ。拾いますか?

ビー玉サイズの小さな宝石がオレンジに輝いていた。真珠だ。とても綺麗なので換金用としても良さそうだ。持って帰ってもいいかもしれない。

ビーチの奥には洞窟がある。今なら見つからずに近づけそうだが、禁止事項だ。どうするかは君達次第。(近づいた場合、昼と同じ結末に)

これ以外は特になさそうだ。風景を楽しんでもいいし、ホテルに戻ってもいい。

(以降、NPCが真珠について聞かれた場合)

「ん?…まさかね。とても綺麗な真珠ですね!」

(オレンジ髪の2人に見せる以外、最後の戦闘を避ける選択肢はない)


◆ホテルに帰る

「あ、お疲れ様でーす! リゾートは楽しめましたか? きっと身体も疲れていると思うので、皆さん是非ごゆっくり、9時間くらい寝ちゃいましょうね! ついでにマッサージもいかがですか!?」

受付嬢は天然物の笑顔で君達にアドバイスをくれた。どうやら本心で言ってくれているようだ。部屋に戻ってゆっくりしよう。

(宿泊睡眠時)

・最初の3時間は問題なく回復

・次の3時間で精神抵抗判定:目標値20

 失敗時:MPが半分になり、HPが110%まで回復

 成功時:???

・さらにもう3時間寝た場合、全回復して1日間全ての行動判定にボーナス+1


このまま帰っても依頼を達成していないので報酬はもらえない。あらためて探索・聞き込みをしていこう。

尚、12時を過ぎると再度入場料の徴収から始まります。パスポートの色が変わることで判別しているようです。


(サキュバスナイトを発見していない場合、2回目の探索判定で自動的にチラシが見つかる)

サキュバスナイトは12時からのようだ。商店街で時間を潰していよう。


◆サキュバスナイト

裏路地にある普遍的な白い建物の中に、違和感しかないカラフルな雰囲気の店がある。不思議な香りと怪しい名前、素敵な売り文句に惹かれて訪れる観光客が後を絶たない秘密の店だ。看板には店の詳細が書いてある。ぼったくりではなさそうだ。

一般技能/高級娼婦持ちの従業員による接待が一人1000Gで利用できます。(割引券で全員半額)全員入っても良いし、別々に行動しても大丈夫です。(探索・聞き込み時間1回分の時間=2時間)指名料は更に+1000ガメルです。

吸精は別料金で1回10000ガメル。{やったところで特殊効果なし}

{娼婦に対し無理やり吸精した場合、そのまま従業員全員に攻撃されて殺されます。頼むから常識的な行動をよろしくな…}


サキュバスナイト:怪しげな部屋(入場が男性の場合)

「いらっしゃい。随分と、可愛い子が来たわね。」

柔らかなソファに座っていると、奥の扉から藍色の髪の妖絶な女性が現れる。君の元に近寄り、そのまま膝をくっつけて隣に座った。柑橘系のとてもいい香りがする。

「ノエルって言うの。よろしくね。折角来てくれたのだもの、お話しましょ。今日はどうして、この地に来たのかしら?」

「人魚さん?・・・そうね、アナタと私だけのナイショの話にしてくれたら、教えてあげるわ。」

「ふふっ、ありがと。昔から、この地域は半魚人の縄張りだったんだけど、とても綺麗な海に見惚れた大金持ちの商人が、少し前に半魚人と協定を結んだの。海掠神エイリャークへの信仰と生贄を捧げる代わりに、この地を明け渡してほしい、とね。商人は信仰の証としてあの石像を作り、生贄として金で買った少女を差し出した。半魚人はそもそも陸地にそこまで拘りがない種族だから、喜んで受け入れた。結果、生贄となった少女はエイリャークの力で身体の半分を魔物に変えられ、石像を守るために行動範囲も縛られたわ。・・・その子が、アナタ達の探している人魚なの。」

「その子は商人を恨んだけど、代わりに出来たこの街を見て、自分の犠牲は尊いものだったと思うようになったらしいわ。だからたまに、冠岩の中からこの地を覗いているらしいの。寂しいのか人とコミュニケーションも取りたいみたいで、とあるサインを送ると冠岩に出て歌を歌ってくれるらしいわ。サインの内容、知りたい?」

「ふふ、簡単よ。この街の特産品、七色水柱を邪神像の前の防護柵に置くだけよ。七色水柱は聖水を利用しているから、近くに置いておくだけで邪神の力が弱まるの。それにあの子にとっても、魔物化の侵食を防ぐ大事な薬らしいわ。ふふ、だから教えてあげるのよ。あの子のために聖水をもっとあげたいのだけど、私一人じゃ流石にお金がね。」

「ああ、間違っても決して邪神像に近づいたりしてはダメよ。何が起こるか分からないから。必ず手前で止まる事。いいわね。」

「なんでこんなに詳しいかって? ふふ、そりゃあ、ねぇ。ヒッポさんは、お得意様だもの。…ねぇ、そろそろ、楽しい事、しましょ?」

その後の展開は皆さまのご想像にお任せします。ステータスに変化はありません、弾道とか伸びません。では他の方達のパートです。(探索等)


サキュバスナイト:怪しげな部屋(入場が女性の場合or優待券所持時)

やってきたのは金髪の青年だ。見覚えがある様な、ないような。

「やぁ、子猫ちゃん。僕に会いたくて、来てくれたんだ。良い子だね。」

優しい顔で微笑む青年。何か言いたい事があるなら言っても良い。

「なんだ、そういうことか。いいぜ、俺の時間を買ってくれたわけだし。そのかわり遊びに付き合ってくれよ、ゲームに勝ったら、知りたい事教えてあげるよ。」

一瞬にして営業スマイルが解けた。こちらが彼の本性なのだろう、だが話しやすくはなった気がする。ゲームに付き合ってあげよう。

(やってない方のゲームで勝負。別に負けても教えてくれる)

「ったく、仕方ないな。俺達だけのナイショ話だからな。昔からこの地域は半魚人の縄張りだったんだが、綺麗な海に見惚れた大金持ちの商人が、少し前に半魚人と協定を結んだんだ。海掠神エイリャークへの信仰と生贄を捧げる代わりに、この地を明け渡す、とな。商人は信仰の証としてあの石像を作り、生贄として金で買った少女を差し出した。半魚人はそもそも陸地にそこまで拘りがない種族だから、喜んで受け入れた。結果、生贄となった少女はエイリャークの力で身体の半分を魔物に変えられ、石像を守るために行動範囲も縛られた。・・・そいつが、お前の探している人魚だよ。」

「そいつは商人を恨んだが、代わりに出来たこの街を見て、自分の犠牲は尊いものだったと思うようになったんだと。善人というか、なんというか。だからたまに、冠岩の中からこの地を覗いているらしいぜ。寂しいのか人とコミュニケーションも取りたいみたいで、とあるサインを送ると冠岩に出て歌を歌ってくれるなんて話もある。…サインの内容、知りたいか?」

「ふん、簡単だ。この街の特産品、七色水柱を邪神像の前の防護柵に置くだけだよ。七色水柱は聖水を利用してるから、近くに置いておくだけで邪神の力が弱まるんだと。この話はノエルの嬢ちゃんから聞いたから、間違いないと思うぜ。あの人の話は本物だ。」

「さて、人魚について知ってるのはこれで全部だ。なぁ、あんたホント強いな。もう少し、遊んでくれよ。あーいや、今はあんたの時間か。…ではお嬢様、ご要望をなんなりと申し付けください。」

その後の展開は皆さまのご想像にお任せします。では他の方達のパートです。(探索等)

※優待券を所持したがココちゃんと遭遇時

昨日見た時には気付かなかったが、よく見ると肩のラインはなだらかで、少し腰回りもふっくらとしている。きつめの洋服で誤魔化されているのか、青年に見えたその姿が、今は女性の色気を感じるほどだ。一体、どうなっているのだろうか。そんなことを考える間もなく、お楽しみの時間が訪れそうだ……

∟GM追記:まさかここ使う事になるとは思わなかった(カジノ3枚入手してノエルでなくココを選んで男が入店時のみのイベント)


◆ビーチ2回目,邪神像の近くへ

防護柵の横には空になった七色水柱のビンが丁寧に並べられている。使用後にお返しされたものなのだろうか。柵の正面には何も置かれていない。今なら丁寧にお供えすることが出来そうだ。

「そこ、ゴミ捨て場じゃないのです!」

後から監視員セーラの声が聞こえてきた。セーラは空のビンを回収しに来たようで、君達の事をつぶさに観察している。

「あ、、七色水柱をお供えしてくれるんですね。怒ってごめんなさい、ありがとうございます。よくは知らないんですが、邪神の怒りを、沈めるマジナイなんですよね。よろしくお願いいたします。」("鎮める"でなく"沈める")

丁寧に深くお辞儀をして、セーラは監視台へ戻っていった。


・冠岩の確認

砂浜から海を見てみると、遠くの方に岩が突き出ているのが確認できた。あの距離を泳いでいくのは心が折れそうだ。ホテルから見るしかないだろう。また泊まるにはお金がかかりそうだが…


◆あらためてオーロラパールルーム

「わ、またいらっしゃったんですね。諦めない気持ち、大事だと思います!私の事を信じてくれる気持ちに応えて、連泊サービスしますよ!」

連泊の為800Gで泊まれるようだ。どうしようか。

「え、いいんですか、毎度ありがとうございます!…ガサゴソ、宿泊者限定アロママッサージ!代金は別でいただいております!おひとり様300Gです!お金があるなら、是非!」

受付の女性の目はガメルとなっている。あまり気にする必要はなさそうだが、疲れているなら受けてもいいかもしれない。


・アロママッサージを受ける

別室に用意されたベッドに横になる。ハーブ系の香りが部屋全体に広がり、とてもリラックスできる。暫くすると、先程の受付嬢が着替えてやってきた。

「すみません、ちょっと受付が混んじゃって。マッサージなら任せてください。おりゃ!」

受付嬢の力は決して強いとは言えなかったが、まるで針を刺したかのようにピンポイントに身体の芯を突いていく。15分程経ったか、ギリギリ耐えられるイタ気持ちいい感覚はとても良いものだった。

「ふいー、どうですか? 私のマッサージ、一人一回しか効果ないですけど、身体がとっても軽くなるんですよ!他の皆さんにも、是非お勧めしてください!」

言われた通り身体が軽い。これは素晴らしいものだ。今日はぐっすり眠れるだろう。対象者の敏捷値が1上昇した。


ホテル内。特にやる事がなければ目撃時刻の17時まで進みます。


◆夕焼けの海岸

太陽が落ちる頃、夕焼けに染まる海の中に人影が現れたのを確認した。どこから現れたのか、海面へ王冠のように飛び出た岩・冠岩の中心に佇むその姿は、上半身こそ美しい金髪の人間であったが、下半身はイルカのような艶やかな曲線を描いたひれを模した形状であった。

遠い為はっきりとは言えないが、あれが噂の人魚であろう。君達が魅入っていると、人魚はこちらに気付いたのか、何やら口を動かし始めた。もしかしたら、歌を歌っているのかもしれない。

渡された魔動機のズーム機能を用いれば、写真を撮る事も叶うだろう。今がチャンスだ。何かコンタクトを取れれば、相手も反応してくれるかもしれない。


※ハードウォーターで人魚へダッシュ

人魚のいる冠岩へ近づく。人魚はまさかヒトが走って来るとはつゆとも思わず、ギリギリまで驚きつつもマジマジと見ていた。

君が冠を越えようとしたところで流石に恐怖を感じたのか水中へ逃げてしまった。


翌日(もしくは泊まらずすぐに出る)、受付嬢に人魚について話す

「え、ホントに見れたんですか!?ええ、写真まで!凄い!!本当にいたんだ…やっぱり見間違いじゃなかったんだ! やったぁ、皆にも言っていいですか?」

(OK)「ありがとうございます! これからは"人魚も見れるかも?"オーロラパールルーム!で売り出していこーっと。値段ももっと上げてもいいかな…」

彼女の目はしばらくガメルから変わる事はないだろう。捕獲は出来なかったが、これならば報酬はもらえるはずだ。帰宅しても良いし、料金を払っているのでまだこのリゾートを楽しみたいというのなら別に滞在しても構わない。探索しても良いだろう。勿論、あの話を聞いた上で捕獲したいというのであれば、その為の行動を取っても構わない。


◆(夜限定)2日目のビーチ(BGM:Legend of Mermaid)(るちあ服装変更)

昨日は誰もいなかったビーチに、人影が見えた。砂浜に座り空を見上げているのは、入口でパスポートを配っていた女の子だ。何をするわけでなく、景色を楽しんでいる様子。近付いてみますか?

「あ、こんにちは!あ、間違えた!こんばんは!だっけ、共通語、難しいよね!」

月明りに照らされつつ、照れながらも笑顔で挨拶してくる少女。よくみると、少し髪が濡れている。遊んでいたのだろうか。

「え、あはは、誰もいなかったから、つい潜っちゃった。従業員が遊んでるって、誰にも言わないでね。…ガイル海の中でもこの辺の海は、砂浜も水中も空もとっても綺麗で、大好きなんだ。色んなヒトに、この景色を、感動をもっと知ってもらいたい。そう思うと、毎日頑張れるよ!」

少女は頑張るぞい!のポーズで笑顔を見せている。その後、少しだけ不安げな表情で君達に問いかけてきた。

「リゾート、楽しめたかな? そうだったらいいんだけど。何か、不満とかない?」

(高いと言われた)

「ええ!?そ、そうかな、、、食べ飲み放題宿付きで500ガメル、結構頑張ってると思ったんだけど…もし、もっとヒトが来てくれるようになったら、もう少し安くできるかも! 良かったら、ここの事沢山宣伝してほしいな、なんて!」

(ヒッポについて聞かれた)

「え、ヒッポの事知ってるの?…あ、そっか!皆はヒッポに頼まれて来たんだね!?」

「あれ、違うの? そっか、間違えちゃってごめんね!ヒッポ、ずっと街の様子気にしてたから、てっきり見に行ってって頼まれたのかと思った。」

「ヒッポはヒッポだよ? 私の友達! 昔からよく遊んだんだ~、って、そういやあんまり言うと怒るんだっけ、まぁいいか!とにかく、友達だよ!」

(ない、他にはない、宣伝手伝う等)

「良かったぁ、ありがとう!さぁーって、サボってたらリナと波音に怒られるし、もう行かなきゃ。是非、またきてね!」(リ

茶髪の少女は立ち上がり、施設の方へと歩いていった。ビーチには君達以外誰もいない。これ以上探索しても特になにもないだろう。


◆(夜限定)2日目のバー

「あら、また来たの。 今日も楽しめたかしら? ゆっくりしていって頂戴。」

「へー、カツオくんまた来たんだ。いいよ、いつでも相手しよう。」

(店主に人魚の話をする)

「まぁ、本当。追い求めた者に会えるなんて、素敵じゃない。あなた達が幸せそうで、良かったわ。」


◆真珠を持った状態でリゾートから出る(るちあ服装再変更)

リゾートに満足した君達。受付の子に挨拶をしながら門をくぐり外へ出ようとすると、(真珠拾った人)が通った瞬間に、門から「ブー!」というサイレンのような音が鳴り響いた。すると、どこから現れたのかオレンジ髪の監視員が君達の進路を塞ぐように前に出てきた。

「無断でお持ち帰りは没収のうえ罰金なのです!! さぁ、隠しているものをすぐに出すのです!」

セーラが鋭い眼差しで君達の方を見ている。受付にいた茶髪の子が少し慌てて彼女をなだめる。

「セーラ、少しくらい大丈夫だよ、貝殻はいっぱいあるんだから。」

「だめなのです!少しの緩みが風紀の乱れを招くのです!るちあは甘いのです! それに、もし真珠だったら…いや、なんでもないのです、兎に角早くだすのです!」

これはまずい事になった。君達が無断で拾ったものは何だっただろうか。


「…!! こ、これ!!セーラの真珠!!!やっぱり、お前達が盗んだのですね!!セーラが寝てる隙に!!許さないのです!!!」

セーラは君達が見せた真珠をもぎ取ると、そのまま真珠を天に掲げ、魔法の詠唱をし始めた。周辺の地面が揺れ出し、何かがせりあがってくるのを感じる。操霊魔法のようだ。その場から逃げ出そうにも、地面が揺れて上手く走れそうにない(なお、ケンタウロスなエドワードは平気なので何かやりたい事があれば10秒分猶予を与える)

「セーラ、ダメ!」

「天誅!食らうのです!!」

大地が抉れる音と共に、セーラを乗せて下から巨大ゴーレムが姿を現した。このゴーレム、どこかで見覚えがある。蛮族砦になっていたあのゴーレムと同型だ。あれもこの子が召喚したものだろうか。


「穢れた魂め、最初から怪しい奴らだったです!早めに処理するべきだったです!」

「まってセーラ、この人達ずっとずっと街にいたから多分違うよ!きっとどこかで拾ってくれたんだよ!」

「う、うるさいのです!るちあは甘いのです!やっぱりヒトなんて信じちゃダメだったのです!」

20m上でドンと構えるオレンジの少女は聞く耳を持たないようだ。るちあと呼ばれた少女が君達の方へ向く。

「ご、ごめんなさい! なんとか、あのゴーレムを止められるかな!? あの子、サラの話なら聞くから、5分もあれば連れて戻ってくるから、それまで耐えて!!」

るちあはそのままリゾートの中へ走っていってしまった。出口を塞ぐように出現したゴーレム。リゾート内に逃げたら君達を探すために好き放題暴れてしまうだろう。破壊して大人しくなってもらうしかない。


VSゴーレム(体力万端かつ頭も良い)&コンジャラー

・コンジャラーはまともに戦わない(ステータスを出す必要なし)

・ゴーレムを一度破壊すると5m後ろに2体出現(と同時に手番終了)

{吸精時警告:いいんですね? このあと他の従業員も来ますからね?}


戦闘後(ゴーレム3体の破壊のみで終了)

「ぬうう……悪が強いなんて、許せないのです……」

セーラは悔しそうに君達の事を見ている。今なら煮るなり焼くなり好きに出来そうだ。

「う、うそです…砂浜はあんなに探したのに、見つけられないわけないのです…」

駄々をこねる少女は君達の話を聞きそうにない。そうこうしていると、リゾート側から茶髪の少女とオレンジ髪の女性が駆け寄ってきた。

星羅セーラ!」

「うっ…さ、沙羅」

憎しみを籠ったまなこは消え失せ、途端に少女は見た目相応の子供じみた表情になる。沙羅は星羅を抱き寄せつつも、厳しい視線を向ける。

「んもう、何やってるのよ、お客さんまで巻き込んで。暴れたいなら、もっと遠くでやりなさい。」

「違うよ沙羅、この人達が私の真珠盗んだんだよ…」

「その人達はあの日深夜まで私の店にいたわ。星羅が寝てる時間はココと遊んでたし、盗むのは無理よ。」

「で、でも、でも…こんなに穢れた魂だし……」

「真珠を拾ってくれた人に、なんてことを言うの。謝りなさい。」

「で、でも、止めなかったら持って帰られてたし…」

「謝りなさい。」

「でもぉ……」

「謝りなさい。」

「…っ…ごめん、なさい」


少女は涙目になりながら君達に頭を下げた。沙羅と呼ばれたバーテンダーもまた申し訳なさそうに君達の方を見る。

「ごめんなさい。真っすぐな子なの。どうか、許してもらえないかしら。」

許してもいいし、より怒ってもいい。お好きに。


(ゴーレムについて聞く)

「このゴーレムは私特製なのです。私のゴーレムでこの辺の蛮族追い払ったのです。何体かは今もその辺を守ってるはずです。穢れた魂に反応するよう作っているのです、えへん。……でもおととい、ゴーレムが何体か破壊されちゃって、それで補充のために魔力使い過ぎて、それで砂浜で疲れて寝ちゃったのです。その時に、真珠を無くしたのです…」

「そのうち、超高速移動特化型ゴーレムを作って、都市とつなげる予定なのです!そうすればヒトがもっと来るのです!…でも海を汚すヒトが増えるのは、私はあんまり嬉しくないのです…」

「内の話でごめんなさいね、星羅は元々リゾートには反対してたのよ。でも彼女のゴーレムがないと安全は作れなくて、無理を言ってもらったの。」

沙羅はぐずる星羅を撫でながら君達に誠意を伝えている。(その他話があれば色々…)


◆リゾートにおいて以下項目達成で追加シナリオ(ヒントは冒頭"目一杯楽しむ事")

・ビーチフラッグ

・レストランで食事

・射的

・図書室で本を読むか特設コーナーを見る

・OPR宿泊

・バーで飲酒後、カジノをした(誰か一人で良い)

・アロママッサージ(誰か一人で良い)

・2日目夜のビーチでるちあと会話

{条件厳しいけど私の用意したものを全部やってくれたらサービスという事で}


そんなやり取りをしていると、後ろから突然やわらかな音が聞こえてきた。振り返ると、茶髪の少女が楽器のハープを持っている。

「折角遊びに来てくれたのに、本当に、ごめんなさい。お詫びになるか分かんないけど、私の演奏、聞いてってくれないかな?」

るちあと呼ばれた少女は先程までとは別人のような厳かな雰囲気が漂っていた。立ち姿は見ているだけで美しいと思えるほどだ。彼女の中で歌は特別なものなのだろうか。

「るちあ、それは・・・」

「いいの、沙羅。いっぱい楽しんでくれた人たちを、このままで返すのは、私の気持ちが許せないし。…まぁ、皆さんが聞いてくれるって言うならだけど! どうかな?」


(OK)

「ありがとう! それじゃ、少しの間だけど、よろしくね。さ、座って座って!」

受付の席に君達を案内し、少女はまたあの夜のように両ガッツポーズで気合を入れる。

「よーっし、頑張っちゃうよ! リゾートを目一杯楽しんでくれたみんなと会えた感動を、楽しい曲に込めて!」(るちあ歌う差分)

手にしたハープを滑らかに演奏し、即興で曲を奏で始める。少女の腕前は素晴らしいものであったが、なによりも演奏中に入る歌声がこの世のものとは思えないほどの心に響く美声であった。深く、夢の中へ沈んでいくような、優しく包み込む歌声。未体験の感覚は君達の魂を洗い流すように癒しを与えてくれた。


ゲーム的なアナウンスです。ゲーム上はバード行使判定が行われたものとなっていまして、この後君達は抵抗:任意で効果を受けることが出来ます。効果の内容は受けるまで非公開です。効果を受けなかったとしても、相手に不快感を与える事はありません。皆さん、お好きにお選びください。


〇終律:マーメイド・メロディ

HP,MP全回復 / 全ての呪いを解除 / 対象の魂の穢れを1軽減


{これで一回死ねるな!!!!!!}

という事で演奏を終えた茶髪の少女が丁寧なお辞儀をしてきました。

「アンコールはいかが? なんて! ご清聴、ありがとうございました!」


「どうだったかな? 人魚を探しにきたみんなとの出会いを込めて弾いてみた! 私の気持ち、伝わってればいいけど。」

「るちあの歌に文句でも言ったら、今度こそ叩き潰すのです。」

「星羅…もう。聞いてて分かったと思うけど、るちあの歌は、特別な力を持ってるの。心配ないとは思うけど、あまり言いふらさないでくれると嬉しいわ。」

(三人の女性が三者三様でこちらを見ている。)


◆リゾートを去る

「それじゃ! 来てくれてありがとー!寂しくなったら、また来てね!」

少女は最初に会った時と同じにこやかな笑顔で君達を見ている。君達の姿が見えなくなるまで、手を振って見送ってくれた。都市から遠いこの地はなかなか頻繁によることは出来なそうだが、機会があればまた来てもいいだろう。


◆スクリュードライヴ

写真確保後、ロックウッドギルド内、依頼者の下へ

まず写真をみた依頼者はその姿を確認すると飛んで喜びます。

「おお!素晴らしい!なんて美しい姿なんだ!これは一体、どういう…、ああ、捕獲して色々調べたい・・・何かほかに分かった事はないのか!?」

「あ、、、そう、そうか。神の呪い、という事なのか。それはダメだ、捕獲なんて可哀想すぎてできやしない。…しかし、なんと可愛らしい。何か、彼女のために出来る事はないだろうか‥‥‥あ、報酬は受付で貰ってくれよ。」

どうやらこの依頼主は一目惚れしてしまったようだ。もしかしたら、しばらく後にまた依頼をかけてくるかもしれない。とりあえず報酬を受け取ろう。



七色の風に吹かれ、美しき人魚の伝説が瞬く間に広まっていく。共に語られる辺境のリゾートと従業員の存在に、多くの憶測を生みながら…


~Legend of Mermaid "To Be Continued"~


1人2000ガメルと経験点1000、gr1

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