8日目・新時代
REDの直後から開始(なので正確には8日目ではない)
埋め込まれた魔石を中心にまばゆい輝きを見せる剣と、それを持ち戸惑いを隠せないセイル。
どうしたものかと君達が見ている間に、剣の輝きは落ち着いていき、やがて元の鈍い鉄の色に戻っていった。なんだったんだろうか、剣を確認してもこれ以上動く様子はない。(セージ見識判定は非常に高い達成値)。こうしてみると、ただの鉄の大剣に見える。
不思議な現象にそれぞれ話していると、広場の方から一人の村人が近づいてくる。見覚えのあるその顔は、魔域内で村長と共に戦っていた道具屋のワークマンだ。勿論、その時見た顔よりもだいぶ老けているが。
「さっきの光、ありゃ都市に入る時とおんなじ感じだったべ。おらぁ昔冒険者やってたもんで、ちょいと魂が穢れちまっててな、まぁほとんど感じないんだども、一瞬だけ違和感を覚えるというか、まぁそんなもんだ。んだがもう、何も感じないがな。」
その発言にピンときた方もいるかもしれませんが、それよりも早く、アクシズがドヤ顔で話し始めます。
「それって、守りの剣のことじゃない!?すごいわ、もしこれが本当に守りの剣なら、蛮族共の襲撃に苦しむこの村にぴったりじゃない!そしてそれを見つけた私は英雄として讃えられるのね!そうに違いないわ!」
だそうです。君達のツッコミを無視して、有頂天のアクシズはさらに続けます。
「そしたら、守りの剣を整備できる鍛冶師が必要ね!今のままじゃ使えないだろうし! 私、心当たりがあるのよ!フランクって都市にいる爺さんなんだけど、腕は確かだし、あいつに来てもらいましょう!さあ、行くわよ!」
と、ノリノリの彼女ですが、セイルが慌てて制止します。
「ま、まって!冒険者さんも親方もいなくなっちゃったら、村を守れる人がいなくなっちゃうよ!」
セイルの言葉に対し、アクシズは「それもそうね」と残念な顔になりました。
「せめて、防護柵の完成が必須かしらね・・・」
ということで、皆さんに素材集めの依頼が発生します。(情報・村の発展①)
「なるはやで集めて来てね!」とアクシズはうずうずしているようです。
こういった場合ですね、集めきったらまたストーリーが進行します。GMの独り言ですが、ほかの事に時間を費やしても、例えば金稼ぎをしまくってもゲーム的には問題ないんですが、日数による時限クエストがありまして、最速で進んだとしてもとても全てを行えるゲーム設計にはなっていないので、こんな風にNPCから急かされたりしている場合には、時を大切にした方が良いんじゃないかなーなんて思ってます。
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素材収集後、アクシズに会う。彼女は複数の村人を連れながら丈夫そうなスコップを背負っており、防護壁に必要な土を集めると共に村の周囲に堀を作っていた。
「お疲れ様、こっからは私に任せて頂戴。1日もあれば完成するから待ってて。」
渡した後1日で完成する。早すぎる作業の理由は全く分からない(拠点シーンの村周囲にブロックが敷かれる(前景をチェンジ))またアクシズの建築によって住める家も増えました。どうやってるのかはさっぱり分かりません。便利な女です。
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「こんだけしっかりした柵があれば、この村の人達でもある程度戦えるわ!草原周辺の魔物なら十分じゃないかしら。」という事で、哨戒任務をせずとも軽い襲撃は防げるようになりました。
「よし、これならある程度は大丈夫ね!フランクまでは往復で10日近くかかるわ、魔導列車だし"安全"な旅路だろうけどしっかり準備していきましょ!」
と、しっかりとフラグを立てていただきました。彼女の悪運によっては大変な事になるかもしれません。全てはダイスの女神次第です。
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セイルは待機です。「村にいれば安全なの! 私が剣を上手く使えるよう、村長に剣術習っておくね!」
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定期便12時発 23時間一人20G
道中の会話① 最近のアクシズ (一度でも土木作業をしていると発生)
「あなたたちと会ってから、なんだか運が良くなった気がするの。あ、いや、まぁ、レッサーオーガの襲撃に直面したけど、あれは運よく私達がいたから村の人達を助けられたわけじゃない? 普通の生活が出来るなら、もっとみんなを・・・ねぇ、冒険者として命張ってようやく運が釣り合うなんて、おかしいと思わない? わたし、こんなに綺麗で可憐な女神なのに…」
質問等をしても構わないが特に有益な情報無し
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住壁都市ロックウッド
買物や冒険者ギルドでの聞き込み、クエストの終了・確認が可能です。
買物について、歴史あるお店には魔動機文明のものが豊富に置かれていますが、基本的にロックウッド在住のルーンフォーク専用となっており、あなた達が購入できるのは1~3巻とその他ルルブ記載の現代文明のものしかないようです。
(土地に詳しい場合)ツアーガイドのレント君はこう語るでしょう。
「ここで生まれたルーンフォークは皆、この都市に仕えていると思っている。売っている魔動機具は皆、この都市を守るために使われるべきだと考えているのさ。」
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冒険者ギルド"スクリュードライブ"へ行こうとすると、アクシズは焦り立ち止まります。どうやら入りたくはないようです。
その行動に疑問に思いつつスクリュードライブへ。ギルマスはいないようですが、冒険者達で変わらぬ賑わいを見せています。クエストボードの確認に来た君達でしたが、本当に簡単なもの以外、受注することが出来ません。受付嬢、普通の受付嬢ですね、女性が心配そうに話しかけてきます。
「あなた達のパーティ内に、トロール級の不名誉点をもつ方がいらっしゃるので討伐系クエストの受注はお断りせざるを得なくて…。あの方も悪い人ではないってココのみんな分かってるんですけど、被害が甚大なのでどうも…みなさんもどうか気をつけてくださいね。」
アクシズが何をして来たかについては受付嬢は目をそらして話してくれません。
ギルドでは最近の情報について聞き込み判定ができます。
5ルンフォのおっちゃん「ロックウッドに変化ないかって?特にねえなあ。依頼もいつも通りだし。まーキングスレイが手を付けてからこの地方も平和になったもんよ、それまではほぼ毎月蛮族と銃撃戦してたからなぁ。」
7人間のおばちゃん「スクランブル=フランクでは近頃、歌姫と言われる女の子が大人気らしいよ。あそこに行くなら見てきてくれない? きっと若い頃の私そっくりさ」
9リカントのおっさん「草原の北東の方、新興集落が蛮族に襲われてな、ここに人が逃げてきたそうだ。まぁ蛮族領に村を作るってのはなかなか難しいわな。ロックウッドは縦に住居が伸びてくし住む場所は問題ないだろうが、人が増えたら問題も増えるってな、統治者もいないしどうやることやら。」
11飲んだくれのドワーフ「おんめぇ、アクシズと一緒におんのか!すげえなぁ。あいつ、この前なんてダンジョンでせっかく見つけたお宝を破壊して大目玉食らってたんよ。勿論、わざとじゃねぇから誰も攻めたりしないんだけど、んまぁ冒険者としてあの悪運は致命的だよなぁ。」
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魔導列車に搭乗(18時発)フランクまで一人200ガメル。
「あ、村長からお駄賃もらってるわよ。確かここに・・・」
2d出目でどちらかに1があった場合お駄賃は闇に消えている。
「あ、あれ?なんで?どうしてかしら、最近こんなことなかったのに」
お金がない場合、日数を消費して一般技能で稼ぐか、土木作業に明け暮れましょう。
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3日間、魔導列車に乗車する。内職系の特技があれば商品を作っても良い。
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乗車1日目 道中の会話② アクシズ身の上話(土木作業2回で発生)
「あ、あはは、ごめんね、私のせいでクエスト受けれなくて。あそこのギルドの人達優しいから、居ても良いって言ってくれるんだけど、やっぱり迷惑かけちゃってると思うと気まずいわよね。あのギルマスは初心者の子達も助けてくれるし、私を居させてくれるだけでとてもいいギルドよ。」
何をしでかしたか聞く「え、いや、それは・・・」
会話後2d、出目どちらかに1があった場合、空飛ぶ蛮族アラクルーデルの襲撃
「冒険者かい!?すまないが、手伝ってくれ!」と機関士からお願いです。
危機感知判定11以上で冒険者達が発見する その場合敵50m位置からスタート
15m、35mの地点から鉄道の上に登れます。動く鉄道の上での戦闘の為、敵味方とも飛ぶことが出来ません。飛行能力は消えますし、当然妖精は吹っ飛んでいきます。お気を付けください。
なんか敵強いですねーなんででしょうねー
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乗車2日目 道中の会話③ 鍛冶師"寿太郎"について(必ず発生)
アクシズが土壁を滑らかに固めるための道具、小手を見せてくる
「私の小手も、スコップもね、寿太郎に作ってもらったの。土壁を一瞬でまったいらに出来る小手なんて世界で一つだけよ、間違いないわ。凄腕の鍛冶師なのに、未だに自己研鑽が好きすぎて弟子の一人もいないのよ。時間も期限も守らないし、あーゆーじじいは田舎で自由に過ごすのが一番だといつも思ってたわ。村に呼んだら本人も喜ぶと思うわよ?」
2d出目でどちらかに1があった場合、空飛ぶ蛮族の襲撃(上記1、計2回まで)
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乗車3日目 道中の会話④ フランクについて(必ず発生)
「今から行くフランクって都市は、"奔放の都"って言われているの。村に住む前は、私もそこに住んでいたわ。私でも割と気楽に過ごせるくらい住んでる人達が好き放題やってるから、巻き込まれないよう気を付けてね。"他人は他人"がモットーよ。」
2d出目でどちらかに1があった場合、空飛ぶ蛮族の襲撃(上記1計2回まで)
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3日かけ奔放の都スクランブル=フランクへ(到着:18時)
喧騒やまない石造りの都市は、奔放の名を持つ通り、支配層がおらず全住民が平等と謳うまさに自由の都市である。蛮族領域の真っただ中ではあったが守りの剣の存在により、魔導列車開通前から一定数の人族が住んでいた。しかし、当時は各々が適当に土地を占拠し、勝手に商売を始めるなど無法地帯そのものであり、実際全住民が平等かと言われると全くその通りではない。現在はキングスレイの介入により多少平和になったものの、住人達の性格は変わっておらず、早い者勝ち精神がこの都市を生き残る基本となっている。
冒険者ギルドはありません。残念ですがルールを守れる人が少ないためです。
代わりに盗賊ギルドがあります。情報収集はここで行えるようですがガメルが必要です。1回50ガメル+50ガメル支払うごとに達成値+1
(やらなかったのでカット)
買物:エピトレまでの全アイテムが買えます。やったね。ただし金額は購入時のダイスで決まります。本の値段より安くなることはありません、ご注意ください。(基本値+基本値×2d×10%)。値切り系の交渉技能があれば使用してもよいですが基本値からは下がりません。悲しいね。
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目的地の鍛冶場までスクランブル=フランク探索です。
2d出目によって進行度が増えていきます。+5まで行けばクリア。
(アクシズの案内に従いついていくと多くの災難に遭う)
2dで5以下…アクシズが梯子にぶつかる。様々なものが降ってくる
非金属鎧装備時にアビスカース「悪臭」追加
金属鎧装備時にアビスカース「滑り落ちる」追加
切っ先が溶け落ち、打撃点-1
「あ・・・ごめん。」 進行度+0
2dで6-8…アクシズが壺売りの商人に絡まれている。
「どんな悪運だろうと、この壺を割ればたちまち邪気が吹き飛びますよ!ぜひ!」
という会話に対し、「ほんとに!?おりゃーガシャーン!」と勢いよく割りました
「では100ガメルになります」
アクシズは泣きそうな顔であなたを見ています。100G支払う 進行度+1
2dで9-11…アクシズが店の売り物にいちゃもんを付け捨てている。50G支払う
「ちょっと!絶対当たるって言ったじゃない!こんなもん外れよ外れ!」
進行度+2
2dで12…なんと何事もなく通り抜けることが出来た。進行度+3
(お金が足りない場合、一般技能によるガメルダイスで時間を消費して稼ぐ)
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街の奥、数々の不運にさいなまれながら、ようやく目的地に辿り着いた。
騒がしい商店街の隙間を縫うように辿った先に、ひっそりと鍛冶工房が見えてくる。
中を覗くと、齢100は超えて良そうなドワーフの男が鉄を火にくべていた。男はこちらに気付くと、少しのため息と共に腰を上げこちらに向かってきた。
「…イかれた水妖か。何の用だ。」
「だから!魔物じゃないって言ってるでしょ!女神よ女神!」
「どっちでもええ。今度はなにが欲しいんだ。お前さんのアイデアは金と刺激になるでな。」
「ふふん、驚くんじゃないわよ、とびっきりのものを持ってきたんだから」
魔剣を見せると少し考えた後、難しい顔をしながら答えを出す。
「・・・これは、守りの剣か? 柄(つか)の部分にある魔石が、前に点検した時見たのと同じ形状だ。剣の欠片を捧げれば、発動するかもしれんな。しかし他の部分の形状が違い過ぎる…底にあるこれは一体…」
低い声とは裏腹に興味津々な男は、小型魔動機を用いて細かな部分まで丁寧に観察を行っていく。その様子を見てアクシズはニヤリと口角を上げた。
「ふふふ、どう?気に入ったかしら? 貴方がこの剣を管理したいなら、今私が住んでる村に来ることね。どうせこんなボロ屋なんて技術があってもほとんど人来ないわよ、よし決まり、いきましょ!」
強引な勧誘を流しつつ、男は倉庫から剣の欠片を持ち出し、魔剣に近づける。魔石を確認しているようだが、石は全く反応を示さない。男は残念そうに先程より深いため息をついた。
「チッ、だめだ、こりゃとっくに死んでる。剣の欠片を受け付けようともしねぇ。」
「え、なに、剣って死ぬもんなの?」
「…おまえ、自称でも神官じゃ無かったのか。第一の剣ルミエルの眷属だろう、阿呆めが。」
男の悪口にアクシズが暴言を放ちまくってますが、構うことなく彼は冒険者達に話しかけてきます。(会話お願いします)
「どうせ、この剣もお前らが見つけた物だろう? 水妖が無事に持ってこれるわけがない。残念だが、これはもうただの鉄の大剣だ。魔剣であれば持ち主に反応して能力を示すもんだが、それもなさそうだ…持ち主は誰だ?」
(持ち主セイルについて話す)「なに、それまで触れてもいない子どもに反応した…?魔剣は持ち主を選ぶために迷宮を作り上げる。そう易々とその辺の人族を気に入る様なものじゃない」
(セイルが剣に呼ばれたと話す)「呼ばれた? すまんな、それは信用する方が難しい話だ…」
「ほら!気になるなら実際行って確かめればいいじゃない!身ぐるみもってクレイ村いくわよ!」
「…はぁ、こやつの言う通りになるのは尺だが、行ってみるしかないか。」
男はため息をつきながらひとまずクレイ村へ行くことを納得してくれました。
「俺はスミロス、見ての通り鍛冶師だ。よく分からん寂れた村に行くのは気が進まないが、こんな面白い事柄とあっては行かん訳にもいくまい。道中、よろしく。」
↓
荷まとめのため現時点では武器の強化等は行えませんが、さきほど傷んだ武具については100Gで即座に修理してくれます。「何をしたらこんなことに・・・」とスミロスは驚いています。
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魔導列車は翌日6時に下り線が発車します。翌日まで待機です。そしてここの宿屋の平均相場は200Gです。一般技能で何かあればお得に泊まれるかもしれません。でなければ野営判定です。この周辺の魔物は・・・頑張ってください。
(アラクルーデル2体だよ。列車上と違って飛んでるよ。)
アクシズハウスは隕石によって吹き飛んでいます。
「きっと誰かがメテオの行使を自動失敗したんだわ…」(メタいので発言無し)
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列車3日+定期便1日かけてクレイ村へ戻る 列車一人200G
「帰りのお駄賃も貰ってるわ! 確かここに・・・」
2d出目でどちらかに1があった場合お駄賃は闇に消えている。
「あ、あれ?なんで?どうしてかしら、最近こんなことなかったのに」
3日間、魔導列車に乗車する。内職系の特技があれば商品を作っても良い。
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帰車1日目 道中の会話⑤ アクシズとスミロス
アクシズが席を立った時に、スミロスが君達に話しかけます。
「おまえら、よく阿奴と一緒にいるな。だいぶ昔から知ってるが、阿奴はあの街じゃ"死神"と恐れられてたバケモンだ。長く共に居れば分かるだろうが…最初に会った時は重要な道具だか宝だかを壊したってウチに駆け込んできて、大層凹んでてな、綺麗に直しちまったせいで未だにちょくちょく厄介事を投げてくるようになっちまったが。…だが、謎の発想力はあるんだ、よく不可思議な注文をしてきては上手く使いこなしてこれでもかと製品の宣伝をしていた。」
2d出目でどちらかに1があった場合、空飛ぶ蛮族の襲撃(上記1)
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帰車2日目 道中の会話⑥ 魔導列車の乗客
車内にある簡易食堂にて昼食を食べていた君達は、ふと、窓際で憂うつな表情を浮かべながら食事をする女性が目に留まる。ムニエルを行儀よく食べる姿は商家のお嬢様のようだが、衣服は少し汚れ、他に連れている者もいないようで、美しい顔立ちも合わせて不思議な違和感を放っていた。様子を眺めていると相手もこちらに気付いたようで、こちらに向かい微笑みながら会釈をしてくる。その後、食事を終えた彼女は席を立ち、反対側の車両へと歩いていった。
アクシズいわく「向こう側の車両は特等車両だわ、お金持ちなのぇ」とのこと。
何事も無く時は過ぎ、深夜、寝る前に夜の景色を眺めていると、突如として部屋のドアが激しく叩かれる。アクシズが愚痴を言いつつも躊躇なくドアを開けると、先ほどの女性がおびえた様子で君達の元に駆け寄ってきた。
「た、助けてください、寝ていたら突然部屋に知らない人が押し入ってきて。」
慌てふためく女性を落ち着かせ、君達は冷静になった彼女から話を聞く。
「こんな時間に申し訳ありません。身なりから冒険者と考えあなた達を頼るしかなくて…部屋で睡眠を取っていたところ突然鍵の開く音がして、部屋に人が入ってきたのです。そのまま私に覆い被さる様に飛び込んできたのですが何とか避けることが出来て、そのまま外へ出て逃げてきました。明かりも無く顔は見えませんでしたが、開くはずのない鍵が開いたため車掌を信じることも出来ず…一人で旅をしておりましたので、他に頼れる方もいないのです。どうか、ここに居させていただく事はできませんか。」
(報酬を聞かれた)「ガメルは、500ほどであれば…冒険者ギルドのあるロックウッドまで、共にいさせていただくだけで良いのです。どうか、お願いします。」
(名前を聞かれた)「ああ、申し訳ありません、ボ…私はアサヒと申します。ラージャハにいる知人を訪ねるため、北のキングスレイより旅をしておりました。皆さまは?」
(知人を聞かれた)「そうですね。彼女とは昔からの馴染みでして、たまにこうして会いに行っています。あちらから来ることもありますよ。魔導列車というものは、素晴らしいですね。」
(身分を聞かれた)「いえ、そのような身分ではありませんので、特にボディガードと言った者は付けておりません。そのように見えたのであれば、それは嬉しい事です。」
(遭遇が目的の為、特に何か起きるという事はない。"彼女"というのは…ふにゃじゃくには察されて然るべき相手。NPCに使わないストーリー持たせると気持ちいいいいいい)
↓
帰車3日目 道中の会話⑦ アサヒからキングスレイの現在について
「キングスレイですか? 小さいごたつきはありますが、とても平和ですよ。最近では地下でレイルウェイキャノンを見つけたとかでとても盛り上がってました。国一番の美女を決めるミスコンなんかも開かれていて、とても活気があるんです。お時間がありましたら、ぜひ一度お越しになってください。」
↓
確定襲撃タイム
なんとなく街並みを眺めていると、突如として爆発音が発生し、車体の揺れとともに列車のスピードが落ちていく。何事かと窓を開け外を見ると、狼に乗った蛮族が列車上部に飛び乗る姿が見えた。前方機関部では機関士が応戦に当たっているが、このまま放っておいたら貨物、客室への被害は免れないだろう。
では選択肢です、機関士は強く列車自体は守れそうなので戦闘をする必要はありません。が、戦いに赴くことは出来ます。車両の間に設置された梯子を利用すれば気付かれずに上に登ることができるので、先制は取れそうですね。どうしますか?
アクシズは女性の保護に徹するため動きません、ご注意ください。
↓
戦闘開始(ホッグフッド初期4、追加3、追加3 貨物10客5)
貨物は後部45m地点に配置、乗客とPLは15m、35m地点の乗り降り場所に配置)
特殊ルール・車両上戦闘:狭いこの場所では同座標に最大2人までしか居られず、その乱戦エリアに入るためには主動作でどちらかを突き飛ばす事になります。
突き飛ばしは相手との腕力判定対抗で行い、突破した場合は相手が車外へ吹き飛び、外した場合は自分が落ちます。落ちた場合はそのままサヨナラです。ここは蛮族領域のど真ん中。お気を付けください。
補足として、相手も勿論突き飛ばしを行ってくるという事と、やべえと思ったらスタート地点、15mと35mの場所で主動作を使い車両へ戻る事が可能です。車両に戻れば吹き飛ばされることも無いです。こーゆールールの時は増援即行動しないのでご安心ください。またハウスルールにより重い判定を受けている種族は腕力判定にボーナス+2が乗ります。追記したので気付かないかもですが大スプリガンも重い判定です。では、戦闘開始です。勝利条件:特になし 全員が車両に戻っても戦闘終了です。無理をせず、やれるだけやりましょう。
(全行為判定-2だし多分早々落ちないと思うけど落ちたら頑張ろう)
(もし落ちてしまった場合)あえなく落下し、最早これまでかと走馬灯を見ている君の足を、白くみずみずしい手が掴む。「んもう、何やってるのよ!」と窓際からアクシズが助けてくれました。今ほど彼女が頼もしく見える事は、今後一生ないだろう。窓から身を乗り出して君を掴んでいるアクシズを保護した女性が必死に支えているものの、女性は何やら顔を赤らめているようだ。「あ、アクシズ様、その、穿いて…」「いやー!はやく引き上げてー!」
君の角度からは何も見えない。一先ず、九死に一生を得たようだ。落ちた人は戦闘復帰不可です。
追記:落ちるわこれ。落ちる前にスカウト敏捷とかで判定挟んだ方が良い。
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戦闘終了 お疲れ様でした。無事だった貨物は〇個、客からの称賛は〇点です。名誉点は全員同じ点数入ります。
(3R以上過ごした場合)あなた達は高速で動く列車の上で機敏に、もしくは粘り強く戦いを繰り広げました。1dを振りましょう。
123が出た方は敏捷、456が出た方は生命が成長します。(報酬と同時で良いかも)
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11時にロックウッド着 そのまま冒険者ギルドへ
「皆さん、ありがとうございました。またどこかでお会いしたら、よろしくお願いします。それでは。」
報酬の500ガメルを君達に渡し、アサヒはラージャハまでの護衛をお願いすべくギルドの受付へと足を運んで行った。
アクシズ「よーし、路銀も手に入ったわ、さっさと私の村へ帰りましょう!」ということでそのまま12時の定期便を利用してクレイ村へ帰宅できます。
↓
8時着
セイル「あ!冒険者さん!おかえりなさい!」
セイルは北東の広場にて剣の訓練中でした。一緒にいた村長が褒めるように報告します。
「この場所は昔、英雄見習いたちの訓練場だったんじゃ。まぁ今は武器も施設も無くてまともに使えんがのぉ。しかし、セイルの太刀筋は素晴らしいぞ、きっと良い剣士になれるじゃろうて。」
やったー、と喜ぶセイル。それを聞いていたスミロスが、自己紹介もほどほどに早速セイルに魔剣を持たせます。セイルは突然重量のある大剣を持たされ少し戸惑っていますが、今度はスミロスが目を輝かせます。
「おお、これは、確かに、可動部が反応しておる。魔動機が作用しているのか? 魔石はどうか…」
一目では分からないが、剣の隙間から少しばかり機械音が聞こえ何かが動作しているようだ。もしかしたら大剣のように見える鉄の部分は、外殻なのかもしれない。スミロスが手に持つ剣の欠片を近づけると、埋め込まれた魔石が輝きだす。歓喜の声を上げる一同と、何が起きたかも分からず不思議がるセイル。その他にも色々調査するため、一行はそのまま村にある空き家へと足を運ぶことにした。
道中で穢れを持つ村人ワークマンを呼び、効果のほどを確認してもらうようお願いする。どうやら出発前にアクシズが用意していたようで、川の近くにある空き家がいつの間にか台や棚、水道の設置等、作業場として綺麗に整備されていた。
「さて、"儀式"開始だ。この剣に対してやり方が正しいかも分からんが、構造的に直接、剣の欠片の粉を当てるで間違いないだろう。あとは、神頼みだな。」
魔剣を平場に置き、窓を閉め明かりを遮り、部屋全体を暗くする。剣の欠片を粉末近くまで砕き、筒を用いて魔石へ丁寧に注いでいく。最初のうちは粉が魔石を辿るのみであったが、やがて魔石が光を放ち始め、注がれた粉を発光させると共に吸収し始めた。一同が興奮しながら見守る中、手元にあった5つ分の欠片の粉を吸収し終えると、魔石は何をせずとも輝きを保ち、心地よい空間を演出し始めた。
ワ「こりゃ、守りの剣の光に間違いねぇ。」
ア「ね、ね、ね、どうなの?どうなの!?使える??使えてるの!?!?」
はやるアクシズを制しながら、スミロスがセイルに確認を取ります。
「あとはこの状態で嬢ちゃんが離れてどうなるかだ。一度、村の外まで行って帰ってきてもらえるか?」
スミロスは簡単な事をお願いしたつもりでしたが、その言葉にセイルは驚き、戸惑いながらアクシズの裾を掴みます。少し怯えているようです。
「え、あの、村の外は、私、出ちゃダメって。お父さんがそう言ってたって。」
その反応に一同は驚きましたが、セイルに頼られ嬉しいのか、先のがめつい目は何処へやら、慈母のような目をしたアクシズがよしよしとなだめます。とりあえず村の中でここから一番遠い位置に一緒に行こうと提案し、セイルはうん!と大きな声で返事をしながら外へ向かっていきました。
村長「すまんのぉ、あの子は外に出るのを極端に嫌がるんじゃ。父親が残した唯一の言葉というのもあるんじゃろうが、もうそろそろ外に出ても良いとわしは思うんじゃよ。」
村長の話を聞いている内に、アクシズとセイルが往復して戻ってきます。スミロスは魔石から片時も目を離さず眺めており、ようやく納得したかのようにふむふむと頷きました。
「大体わかった。要は、この嬢ちゃんが扱う限り"守りの剣"となるのがこの魔剣の特性ってことだ。欠片をもう20個程度入れりゃ村全体を覆うくらいにはなるだろう。嬢ちゃんが直接手に持たずとも近くにいれば反応するが、あんまり離れちまうと効果は弱まっていく。新たな剣が見つかったってのは良い事だが、守りの剣として"特定の人物がいないと発動しない"ってのは結構致命的だな。。持ち主の引継ぎをどうするか…」
ア「えー!そんな!私の超巨大都市構想が!!私への建築依頼が殺到して一気に大金持ちになる計画が!!街の中心に偉大なるアクシズ様の銅像建てる夢がぁ~!!」
話の途中で叫び声をあげ、ガッカリするアクシズ。それを見て元気づけるように、セイルが話しかけます。
「大丈夫だよ親方!私がずっと村を出なければずっと守っていられるよ!」
彼女は無邪気に、何も気にせず言っているようですが、流石のアクシズもその話に同調しようとはしません。少し涙目になりながら、そっとセイルを抱くアクシズ。
かりそめの平和は、少女の犠牲を伴うものと理解する。魔剣よりなおも放たれるあたたかな光は、新たな時代の到来を予感していた。
~新時代 終~
セッション終了、お疲れ様でした。
経験点1000 ガメルは報酬分! 名誉点同じく! gr1!実質2!
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