帰省 歩様
【タイトル】 帰省
【作者】 歩
【ジャンル】 現代ドラマ
【執筆状況】 完結
【形式】 短編
https://kakuyomu.jp/works/16817330660812008640
二千文字ほどのショートショート作品です。
概要によりますと作者様は夏の怪談の一つとして書かれたようですが、読み終えた後、私はほっこりした気持ちになりました。
私はホラー作品苦手なので、怪談と聞くと「怖い。読むのやめとこ」って思うのですが、調べてみると怪談の意味は「怖さや怪しさを感じさせる物語の総称」だそうです。つまり、怪しい話であれば怪談と言える。怖くなくても良いのだなと今回知見を得ました。感想と全く関係ないので話を戻します。
帰省というタイトル通り、主人公は久しぶりに地元に帰ります。といっても主人公にはすでに両親もなく、帰れる実家もない。それでも主人公にとっては生まれ故郷であることは変わりはないので、ふらりと帰りたくなったようです。
そこで目にしたのはずいぶん変わってしまった故郷の姿。両親がすでにいないということも相まって、哀愁を感じる状況です。
生まれ故郷から出ずに生涯を終える方って少ないのではないでしょうか。進学を機に地元を離れる学生は多いでしょうし、就職しても転勤があります。結婚などライフスタイルの変化によって環境を変える場合もあるでしょう。場合によっては生まれ故郷よりも長い年月を別の場所で過ごすかもしれません。
それでも生まれ故郷というものは特別に感じるのですから不思議なものです。つい思い出したり、今暮らしている場所と比べてしまう人も多いのではないでしょうか。
学生時代を過ごす場所と考えれば十数年。その後の人生の方が圧倒的に長いのに、故郷で過ごした時間というのはとても濃密な気がします。
そんな故郷を思い出させてくれるのがこの作品です。年末ということもありまして、この作品を読んだら皆様も帰省したくなるのではないでしょうか。
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