言葉の選択と組み合わせの芸術的なセンスによって、いくつものイメージや色彩が浮かんでくるような詩の数々です。それは美しさだったり、仄かな恐ろしさだったり、童話のような暖かさだったり、宇宙的な広がりだったり……でも、全てに共通しているのは鮮やかな色彩です。あれこれと考えずに言葉のリズムとそのイメージの心地よさに浸る幸せを感じる事の出来る、白眉の作品群だと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(100文字)