まぶたの裏の星空は

くやしくて布団の中で

くやしくてただ闇の中で

まぶたの裏に文様を見た


かなしくてただ毛布にくるまり

かなしくて腕で顔をぬぐい

こすれないほどにびしょ濡れた気持ちを

くるくると回した


壮大なその宇宙は、変幻自在にその姿を変えて

次々とわたしに舞台を見せた


まぶたの裏には、静かで美しい星空が

風ひとつない、澄んだ、真っ青な星空が

耐えきれないほどの美しさを湛えて

わたしを万華鏡にした


それを泣きながら楽しみつくし

広大な宇宙をイマジネーションのもとに

わたしに無限を与えた


まぶたの裏の星空が

君にある無限であるように

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