まぶたの裏の星空は
くやしくて布団の中で
くやしくてただ闇の中で
まぶたの裏に文様を見た
かなしくてただ毛布にくるまり
かなしくて腕で顔をぬぐい
こすれないほどにびしょ濡れた気持ちを
くるくると回した
壮大なその宇宙は、変幻自在にその姿を変えて
次々とわたしに舞台を見せた
まぶたの裏には、静かで美しい星空が
風ひとつない、澄んだ、真っ青な星空が
耐えきれないほどの美しさを湛えて
わたしを万華鏡にした
それを泣きながら楽しみつくし
広大な宇宙をイマジネーションのもとに
わたしに無限を与えた
まぶたの裏の星空が
君にある無限であるように
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます