第11章 目標へ向け日々彼是
第六十六話 経過報告及び奴等の帰還
そろそろ年の瀬も押し迫る季節となってきましたね、大輔です
組織との対決も終わりを迎え、ようやく周囲も落ち着きを取り戻してきました
税金の件でブツクサ言ってた藤林の爺さんも、道場の立て直し計画が進んだ事で今は落ち着いたらしく、最近は脱……節税対策の為ネクストへよく顔を出すようになったと奈々さんから聞きました、何やってるんだあのジジイ
そうそう今年も年末を迎えたという事で、改めて自分の手持ち資産を確認してみる事にしましょう
四国電社やSomy等の手持ち株価もここ年末に向け爆上がりした事で、一度現金化の為売却しました
結果自分の資金は8億3400万程になりました、ただ来年3月の計画に向けて資金の一元化をする為、8億はネクストに預ける事に
投資予想は報告してありますが、ここで一気に稼ぎたい所、美和子さんは銀行関連へ分散投資したとの事で来年が楽しみになってきました
◆ ◇ ◆ ◇ ◆
「よろしいならば演奏だ、ここは既に我等がナワバリ、雌犬共我らが宴の時間だ!」
「「「「YAーーーーHAーーーー!」」」」
はい現在私は地元のライブハウスへと来ております
来年開催されるイケるバンド天国、略してイケ天に向け、アンダードッグがこれに焦点を当て年末戻ってきたのです、流石ドサ周りの経験が生きてますね、対バンを圧倒しております
ーー数時間後ーー
「いや〜圧勝、圧勝、今日も元気だお酒が美味いってね〜」
「ちょっと昴、運転があるんだからお酒はNGよ!」
「安心しろって、今日は由佳さんが運転すっから」
「昴さん、調子に乗りすぎですよ、ギターも微妙に走り過ぎ!」
「硬い事言いっこ無しって言いたい所だけどまじか?」
コクコク
メンバーは相変わらず元気一杯だな
「大輔、小次郎、健太久しぶり、元気してたか?」
「元気は有り余ってる位よ、皆も元気そうで何より」
「後ろの2人は1人は誠司君だったっけ? その女の子は?」
「初めまして私、天童早苗と申します、皆さんの演奏素晴らしかったです、凄く感動しました」
そう実は先程から興奮しっぱなしで大変なのが早苗である、演奏中もキャーキャー騒ぎまくって俺と健太の鼓膜に大ダメージを与えたのだ
「健太のコレだよ」
俺が小指を立てると早苗に突っ込まれた
「「「「「えーーーーっ!?」」」」」
その後は女性同士で盛り上がりまくってしまい、俺達は蚊帳の外扱いになってしまいましたとさ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます