第2話 とりあえず落ち着いて考えてみた
さて、落ち着いて考えてみやう…
私、風間大輔、49歳バツイチ独身、ホワイトでもブラックでもない普通の営業課システム部門の営業部員だ
先程まで久々の旧地元での営業の為の移動の最中に、おそらく交通事故に巻き込まれたのだと思われるのだが……
「何故に子供に戻っているし?」
しかも、これは中学校に入学間近の頃の姿であろう、(乗ってる自転車が新品の神風號なのでおそらく間違いない)
もしかしてこれって逆行転生って奴なのか?
なろう系でみたぞ、30代の頃からよくお世話になっていたのだ、このシチュエーション間違いない、俺は詳しいんだ!
現在絶賛混乱中、だが待て、ちょっと待って欲しい、これって無茶苦茶チャンスなんじゃね?
俺には30代の頃から、いざ小説投稿する時に備えてネットで検索しまくった未来の経済動向や投資知識が若干だが備わっている、この知識を利用すれば!
「もしかしたら、この未来知識を利用して荒稼ぎ出来るかもしれない!」
しかも中学入学頃の現在1986年はバブル全盛期が始まる直前の助走の時期でもあるのだ
ここでバブルと言う名のビックウェーブに上手く乗る事が出来れば、営業部の下っ端戦闘員みたいな端役ともおさらば出来るんじゃね?
この荒波を乗り越えるだけの知識も僅かばかしとはいえ脳内に保管済みなのだ
想像していて身震いする程の興奮状態になった俺は思わず叫ばずにはいられなかった
「漲ってきた〜〜! 投資の王に俺はなる!」
興奮状態の俺は思わず叫んでしまい慌てて周りを見回す
「ねえ、あのお兄ちゃん変!」
「若い時はそういうものよ」
親子連れに思い切り見られてたらしい、慌てて俺は当時の家に帰るのであった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます