第37話 牝豚と化した幼馴染【ざまぁ】
――――【渉目線】
「ほらあ、渉。天然物の巨乳だよ」
「ち、ちげえ……デブになって乳がデカくなったのは巨乳とは言わねえんだよ……」
オレの目の前でセーターを脱ぎ、見るも残念な上半身の肌を見せた絵里花。
「ええ? 同じ脂肪じゃない、なにが違うって言うの? ねえ教えて、教えてったら」
「お、教えるもなにも醜いんだよ。その裸体をオレの前に晒すんじゃねえよ」
「聞こえな~い。それにほら、渉の好きなおっぱいがお腹にもできてるよ、いっぱい吸えるね♡」
「ち……ちげえ、それはただの肉ひだだ……断じておっぱいなんかじゃねえ……んぷっ」
「うるさわいわね、あんたは黙って私のおっぱいを吸ってればいいのよ!」
んぷっ!
絵里花は無理やり醜い脂肪をオレに押し付けてきやがる。
まだデブとぽちゃ子の間にいる絵里花だったが、このままの勢いで食っちゃ寝してれば、マジで雌豚と化すことは確実だ。
デブ専ならいいんだろうが、オレは生憎そうじゃねえ!
もうヤリ捨ててやろうと決定したときだった。絵里花はとんでもねえことをカミングアウトしやがった。
「それに私……渉の赤ちゃんができちゃったの! ねえ、二人で育てようよ。私と渉の赤ちゃんなんだから、男の子ならイケメン、女の子ならかわいくなるよ、ぜったい」
「はあっ!? なんで、おまえ
「え~? そんなの、私が妊娠するのが嫌なら渉が用意してくれるのが普通でしょ? 優一だったら間違いなく揃えてくれてたんだけど、逆に渉はなんで用意しておいてくれなかったの?」
だ、ダメだ、こいつ……話が通じねえよ。
白川の奴……こんなモンスターといっしょにいてやがったのか!? しかも自己管理を完璧させ、超絶美少女に見せかけるという離れ技をやってのけて……。
はっ!
詐欺だ! こいつは詐欺だ。
白川の奴、オレに絵里花を押し付けやがったんだ。あえて上手くオレに寝取らせやがったに違いねえ!
クーリングオフだ!!!
多少使用済みでも無理やり返品しねえとオレの未来がなくなっちまう。
「ねえ私にはさ、渉しかいないの。だから私たちの愛がホンモノだって証明して見せて!」
証明もなにも俺はただ白川の隣にいた絵里花がとにかくいい女に思えてならなかったが、それが今はどうだ?
ただの雌豚に鳴り果てようとしてるじゃねえか!
本当に、本当に白川の奴がこいつを眩しいほどの美少女に魅せてやがったっていうのか!?
「渉……あまり深刻に考えない方がいいよ。私がたっぷりかわいがってあげて、ぜんぶ忘れさせてあ・げ・る♡」
「ひっ!?」
絵里花はオレの両腕を掴むとそのままベッドへ押し倒してくる。
なんつう馬鹿力なんだよ!!!
しかもめちゃくちゃ重いって。
「絵里花、ちょ、おま、なにしてんだよっ! 勝手にオレのズボンとパンツを下ろすんじゃねえ!」
ああっ!!!
オレは醜い性欲モンスターと化した絵里花に騎乗位で根こそぎ搾られちまった……。
An○therなら死んでたくらいの激しいパウンド攻撃にオレの下半身は晒された。クソ重たい絵里花の腰が乗り、上下していたものだから苦しみしかなかったんだ。
「渉、ダメよ。まだ足りないんだからねっ!」
「いやだ、もう許してくれ! なんも出ねえから……これ以上シたら死んでしまうって!」
気を失ってしまい、気づいたら絵里花がオレをガン見してた……。
もう冷や汗しかでねえよ。
「ダーメ♡ 朝チュン彼シャツえっちするんだから、頑張って」
いやオレのシャツ……脇がおまえが着たから破れてるじゃねえかよ……。オレより腕太いとかおかしいだろ……。
もうとっくに限界を迎えていたが絵里花はお構いなく、またオレに跨がってくる。
オレは特級呪物みたいな女に手を出してしまったんだぁぁぁーーーッ!!!
オレは絵里花に種付け逆プレスされ、まさかの走馬灯が見えちまっていた。
重い……潰れる……ぐるじい……。
絵里花はぐったりするオレにピロートークをしてくるが、あまりの苦しさから舌が出たオレの場所表情を勘違いしやがった。
「わあっ! 渉、アヘ顔になるなんて、そんなに気持ち良かったんだね。女の子は気持ちいいと失神してしまうって言うけど、男の子もイッちゃうって、私たち心も身体も最高の相性なんだぁ」
半死半生のオレをぶよぶよの胸に押しつけ、まるでぬいぐるみのように頬ずりする絵里花。
ダメだ……このままだとオレはこいつに圧殺されるに違いねえ……。
―――――――――あとがき――――――――――
かしらかしらご存知かしら? 今日で1月も終わりなんですって。新年始まって、もう1ヶ月も経ったのかよ(゚Д゚;) つか明日カクヨムコンの締切じゃん!!! 超ヤベえじゃん……ということで連投しておりますが、お許しいただけるとありがたいです。ついでにフォロー、ご評価もいただけるとうれしいです( ´艸`)
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