第2話

 今から三年前、私たちがまだ中学生になったばかりの頃。

 その日はたまたま彼に一緒に帰ろうと言われた日だった。

 二人とも自転車通学だけど、自転車を押して歩いて、様々な系統の話をしていた。

 例えば、今日の登校中に猫を見たとか。

 そんな他愛のない話をしていた中、彼は今朝見た夢について語りだした。

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