第67話 天罰が下った(アイドルちゃん先生)

 文雄の通学していた、小学校時代、中学校時代の校長がマスコミから袋叩きにあっている。これまでの報いなので、当然のことである。もっと叩き潰されて、地獄に落ちていけ。


 日本はどういうわけか、加害者に甘すぎる。一度のいじめで社会から抹殺されるようになれば、手を出しにくくなる。法律を改正して、暴言で無期懲役くらいにすればいい。暴力をふるった場合については、問答無用で死刑もしくは無期懲役が妥当だ。


 天野桜は小学校時代に、身の毛のよだつようないじめを受けていた。20年、30年たっても忘れることは絶対にない。


 いじめを主導したのは、クラスのボス女。容姿に優れていて、男からちやほやされていた自分をターゲットにした。

 

 いじめはすさまじく、机の中にゴキブリの死骸を詰め込まれる、下駄箱の中に大量の画びょうを入れる、鶏の血や死骸をぶち込まれるなど、過激を極めていた。一度でもされれば、メンタル崩壊するレベル。


 担任に相談しても、自分で解決しろと突き放された。教師は守ってくれるのではなく、いじめを容認する立場だと思い知らされた。


 いじめは二週間ほどで終わるも、強烈な人間不信に陥る。誰も信用しない日々から解放されていなかった。


 文雄は五年にわたって、無視をされていた。暴力は振るわれていなくても、深い傷を負っている。一人の人間として、彼を徹底的にサポートしていけるといいな。

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