度量衡

 今回はファンタジー世界の度量衡について書いてみます。

 作品によっては日本で使われている単位(メートル法)に似せた独自の呼び名が設定されていたりしますね。

 ですが、実際に自分でファンタジー作品を書くようになると、結構悩ましいです。


 自分は翻訳物からファンタジー好きになったので、自作の「月と太陽が交わるところ」を書き始めた頃はマイル、ヤード、フィート、インチを使っていました。

 これ、帝国単位って呼ぶらしいですね、最近知りました。


 でも、書いているうちに「なんか違うかな……」と思い始めて変えました。

 そこで考えたのが、近い距離なら「十歩先に」長い距離なら「歩いて一時間ほどの距離」といった感じで。

 長さなら「肘から手の先まで長さくらい」とか「掌の長さ」などです。

(う〜ん、書いていてまどろっこしい……)

 でも、この場合困るのが高さです。

「10回飛び上がった高さ」なんておかしいし……いずれ破綻をきたす予感が……。

 ちなみに帝国単位だと、高さはフィートで表しますよね、高さ3千メートルの山なら約一万フィートって。


 そういえば、日本には尺貫法がありますね。今では殆ど使われていないけれど、一間(約1.8m、住宅の間口の幅)、一坪(約3.3㎡、畳2畳分の広さ)などは現在でも使いますね。

で、アルプスは一万尺!

 そのうち、和風ファンタジーも書いてみたいです。

「刃渡り二尺三寸の業物の刀をスラリと抜いて……」

 とか、

「二人の間にあった三間程の間合いを一気に詰めて討ち込んできた……」

 とかカッコいい!

 ファンタジーというよりは時代劇ですね。


 あ……伝奇小説もいいかも!

 下調べが大変そうだけど、一度は挑戦してみたいジャンルです。

 書くとしたら主人公は誰がいいかなぁ……なんてことは、また別の機会に!

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