言葉って大事

舞波風季 まいなみふうき

ハンバーグ

 先日、Twitterを見ていて(Xだとしっくりこないので用語も含めてTwitterで統一します)、葬送のフリーレン第12話のハンバーグについてのツイートがチラホラ見られました。

 第12話、自分も配信で観てました。

 で、その時の自分の第一印象は、

「フリーレンの時代にもハンバーグがあるんだ」

 でした。


 どうも自分の中では、ファンタジー世界(マンガでも小説でも)は昔話風の世界という固定観念があるみたいです。

 例えばハンバーグの場合、語源がドイツのハンブルクだからどうとかということではなくて、新しい時代の料理というイメージが強いんですね。

 その、比較的新し目(近世頃でしょうか)の料理と思っていたハンバーグが、中世ヨーロッパ的な世界だと勝手にイメージしていた葬送のフリーレンに出てきたので、軽い意外感を感じたのかもしれません。


 でも、これがハンバーグだからこそ、無骨なアイゼン(あるいはシュタルクの兄ちゃん)が作ってくれた、シンプルだけどなにげに手間がかかる男の手料理という誕生日の特別感が出ているんだと思います。


 料理に限らず、日常的な出来事や物でこういう特別感を出せる話を書けるようになりたいですね。

 それには、固定観念を逐次見直していかなければいけないなと、感じた次第であります。


 実を言うと、この12話、もうひとつ気になる言葉があるんですよね……。

 そうです、フェルンが言う言葉です。

 あの言葉も、無理に昔話風の言葉に置き換えたら、雰囲気がガラッと変わってしまいますよね。


 本当に言葉って大事!

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