第17話 反応しない練習

昨日、ビジネス本は手放すことにしたけれど、

これはビジネスのために買ったのではないからと、手元に残した本が2冊ある。

Dカーネギー「道は開ける」、草薙龍瞬「反応しない練習」。


「反応しない練習」は、前回の休職時に主治医に勧められて買った。

復職後、感情的にならないようにこの本を読んでいると上司や人事部に伝えたら、真摯に受け止めて反省する気がないと思われてしまったので、読むのをやめていた。


今朝、喫茶店でモーニングを食べた後、久しぶりに読み返した。

まだ、前半しか読めていないけれど


この本曰く、心の状態はいくつかの種類に分類できる。

①貪欲

②怒り(悲しみも含む)

③妄想(悲しい過去を振り返って落ち込んでしまったりすることも含む)


自分を顧みると、

貪欲:退職勧奨の対象とならないよい評価を求めていた。

怒り(悲しみ):不十分な理由で退職勧奨が行われたこと、鬱が悪化したことへの怒り、悲しみ。

妄想:今の私の頭の中、毎日思い返し続けては落ち込んでいること、この日記に書いて来たこと、全部がそう。


さらにこの本曰く、人は3つの執着により苦しむ

①求めるものを得たいという執着(だが叶わない)

②手にしたものがいつまでも続くようにという執着(だが思い通りにはならない)

③苦痛となっている物事をなくしたいという執着(だが思い通りには無くならない)


評価を得たい。このままの地位で退職勧奨されずに働き続けたい。

苦痛となっている退職勧奨や、会社からの低い評価、それを受ける自分の能力不足を無くしたい。


面白いぐらいに、今の状況が当てはまった。

当てはめながら、人によって内容こそ違えど、悩みとはある程度普遍的なものなのだと思った。

同時に、課題の構造化、出来ていなかったんだな。業務に必須のスキルなのに、私やっぱり駄目だなと思った。(心の状態の分類では、怒り(悲しみ))


この本を読んで、改善できるのかは分からない。

それでも、年内に一度頭の中を出来るだけ整理して、新年を迎えたいと思う。

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