第2話「道はある」

さぞ生きるに、

困惑したろ

その日々のもつれが

影ほどの闇から

やがては拭えないしがらみになったろ


この困窮と

劣位の相反が

ただ返し文句に

生を跳ねのけ

死を欲するから


もうとう死んでやると

そう自棄に成ったろ


まぁ君は死に対する覚悟だけ

やけに持ち合わせているから

こんな夜にそんな孤独を感じてるんだ


生きる事に単調にならないように

きっと死はあって

死は抱えなくていい、考えなくていい事だ


なら早く

おいで

世界を巡って

どこまでも行こう


ただ生きれる

それは

見えてないだけで

すっごく幸せなことなんだ


もしまた迷ったら

思い出して

今この時間に生きてる

全ての人を


あなたにはあなたのストーリーがある

だけどその物語は

ひとりでに動いてる訳じゃない


みんなが世界を回して

運んだ

未来なんだ


だから悲しいときは

視野を広げて

回りをみて


そこにあなたの物語が続く

道があるはずだから。

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