第11話 シオの彼氏

シオとひるくんは付き合い出して

周りもその事を認識しはじめた

ひるくんは、女ウケより、男ウケがいい。性格が良くて、頭もいいのに、

DJで、絵も上手くて、ひるくんに

頼んでカバンにグラフィックアートを書いてもらってる子も多かった。


美咲から

「ひるくんと、シオってなんかカッコイイよね」と言われた

「シオ音楽好きだし、ひるくん家でDJ教わってるらしいよ」と

俺は正直嫉妬でいっぱいだった

ひるくんなら遊びな訳ないし

本気でシオが好きなんだろうな

シオはどうなんだろ?

俺はしばらくは、ひるくんとの話しに触れなかった、学校も行ってなかったし、出席日数が足りないのはわかっていたけど、ひるくんと、シオの話しを聞きたくなかった。

自分の部屋で、いつか、シオがこの部屋へやってくる想像をした、

何も無い部屋ソファとベットに小さなテレビ、青く光る加湿器

いつもは美咲がいる部屋

ひるくんの部屋はカッコイイだろうな


いよいよ、出席日数もヤバいし

俺は学校へ行った。


前の席にはシオ

「シオちゃん?ひるくんとどう?」

「どうって普通だよ」と

「ねえ、ひるくんのこと好きなの?」と

聞くと

「ねえ、美咲の事好きなの?」と言われた

俺は

「あ、美咲ね可愛いよ一生懸命で」と答えた、するとシオは

「ひるくんは、とにかく優しいよ」と

俺は

「そっか良かったな」

と言うとシオは

「なんだか、ひるくんに申しわけなくてヨシキくんと愛人ゲームしてるなんて」と言われてしまった

もうおしまいかな?

「ねえ、シオこの前の屋上今日来れない」と、俺は言った焦ってた


「うん、今日ひるくんいないから大丈夫だけど」と

「いない?どうゆう事?」

「ひるくん週末スノボで転んで足怪我してて」と

「じゃあ、来れる?」と俺は聞いた

「うん行くよ」とシオはいった

その日は霧が出ていて周りがほとんど見えなかった

美咲は友達と買い物だと言っていたし俺は

「今日は霧がすごいし、一緒に行こう」と言うと

シオは

「うん、いいよ、じゃあ放課後ね」と言った

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