第9話 広島県 尾道から西条(2)

尾道から西条に向かうことにしたが、まずはちょっとお土産屋をのぞいてみた。尾道のお土産で人気なのは紅茶とコーヒーでかわいい猫が描かれたパッケージが尾道らしさをだしている。尾道は美味しいコーヒーがあるのですが、今回はコーヒーではなくレモンハンドクリームを購入した。

そして旅で特に気になるのはトイレである。最近はどこもトイレはきれいなところが増えているが、尾道駅は数年前に建て替えてからトイレがダントツきれいになった。

電車がくるまでにトイレもすませる。西条までは1時間ほどのローカル電車の旅となる。

そうそう、忘れていたが尾道の駅のずっと上、千光寺よりは下に位置したところに個人が建てたお城があったのだが老朽化にとのない無くなってしまい、今は石垣だけになっている。あのお城はなんとなく私の中で尾道のシンボル的なものであったので寂しいと感じる。

尾道から乗換駅の糸崎まで電車では左側に座ると、とても美しい瀬戸内海を車窓に見ることができる。天気の良い日の海のきらめきや島の青々した影が本当に美しく見とれてしまう。今回は曇りであったがそれでも美しくきらめいていた。

糸崎で岩国行に乗り換えて、やはり左側に座る。今度は山間を走る大きな川が車窓いっぱいに広がり、その川の雄大で繊細な表情が心を奪っていく。

山沿いを走っている間は乗客はまばらだが、西条が近づくにつれ学生さんが増える。高校があるようだ。

車内が学生さんでにぎわいだしたころ西条に到着した。ちなみにだが、西条駅も新しく建て替えられたのだが、トイレはなぜか改札の外にある。西条に行くときは注意されたし。

西条駅への目的は広島でしか買えない白牡丹という日本酒を買うためにやってきた。駅の近くに専門の酒屋さんがありその店で買うのを楽しみにしているが、ここのところいつ来ても締まっている。そして今日も締まっていた。閉店したと近所の人に聞いたらそう告げられた。。。ガーン!!

しかたがないので駅下にあるアンテナショップに行くと、そこもこの秋に閉店していた。仕方がないので酒蔵通りをぶらつきながら白牡丹を探す。白牡丹の酒蔵は見つけたけど購入することはできなかった。(涙)

がっかりしながら駅前のセブンイレブンに行く、近場のお土産屋さんが閉店し今はセブンイレブンの一角に土産物屋さんがあるのだ。そして広島県でしか販売されていない白牡丹は地元の方々に愛されており、コンビニ、スーパー、薬局の酒売り場に並んでいるという美味しい話である。白牡丹を2本かいたかったのだが1本しか売っていなかったため、違う店でも買おうと1本だけ購入しリュックにいれる。リュックは重くなるが白牡丹が入っていると思うと軽く感じるから不思議だ。

さて、買うものも買ったし今から広島市に出発だ。

今夜は広島市の友人宅に泊めてもらう予定である。(普段はホテルなのだが最近広島市に越してきたからとのことで泊めてもらうことにした!やったー!)


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る