第45話 銀貨の宣託

 聖女様の容態は思わしくなかった。

 牢屋の中にはまともな食事をした形跡もなく、ロナマール卿が肩を軽く揺すって呼びかけても、虚ろな目で反応が薄い。

 かなり過酷な虐げを受けたのだろう。でなければこうはならない。


「(ロナマール卿、ベルーガ卿、まずは女性だけで介助しましょう。ベルーガ卿と俺は控えて、できればそのマントを……)」

「(心得た……、慣れているな?)」

「(仮にも教導員ですので)」

「……失礼」


 ロナマール卿はマントを外して、聖女様の身に優しく包んだ。彼女は少しだけ、反応が戻ってきてくれたようだ。ロナマール卿を見つめ始めてくれた。


 災害救助などで最もホッとする行為は、温かい毛布や、食料を貰う時などだ。軍役についていた親友は、酷い災害の時、必ず上着を率先して貸し与えたと言う。


 人肌の温もりが、残っているからだ。そう彼は誇らしげに、口にしていた。


「う、うぅ……、うぅぅ……」

「丁重に、……いや、民兵達に、先に聖女様の様子を、話してやってくれ」

「了解です。さ、こちらですよ」


 イルス女氏が休めそうな寝台で、さめざめと泣き出し始めた聖女様に寄り添ってくれている。ダギ女氏は賦活薬を取り出すと、イルス女史に手渡して、階段を上って行った。


 ロナマール卿が女山賊の持ち物を探ると、明らかに真っ当でない書物が懐から出てきた。山羊皮に似ているもので製本されている。見ているだけで怖気が走る代物だった。


「禁書だ。魔獣ヘルダムの皮とは、恐れ入る…」

「あたしも見たことあるよ。たぶんコレのせいだと思う。上の黒いの」


 ロナマール卿とタロッキには、見覚えのある書物だったようだ。この教会に禁書として封じられていた魔を宿す本らしい。

 状況と証言から推測して、この本の知識と有り合わせの物で、あの男性を化け物にしてしまったのだろう。


「立てますか、ゆっくり行きますよ?」

「うぅ……」


 女性であるイルス女史が、聖女さまに肩を貸そうとした。だが、聖女さまは俺が射殺した、女山賊を見つめて足を止めた。


「吾輩が許可する。先に行くぞ、ベルーガ卿。すぐに出立の準備だ」

「承知しました」


 2人ともそっとわずかに瞑目して、階段を登って行く。聖女さまは、傷ついた身でありながら、鎮魂の祈りを捧げている。俺達5人も瞑目した。女山賊に墓を作る義理は無い。何なら俺は殺害者だが。だからこそ偽善でも祈るべきだと思う。


 だが悪いな、今回流儀は無しだ、俺も余裕がない。義理もない。アンタはそこで乾いて逝ってくれ。また、女か……。


「……行きましょう」

「待ってくれ、忘れない内に渡したい」

「あ……?」


 ピンッ、と銀貨を1枚、指で弾いて、俺は銀貨を弾いた。聖女さまは覚束ない手つきで、慌てて銀貨を受け取った。


「……?」

「石積塔の連中からです、生きろ。だそうで、こんなふうに手渡されました」


 聖女様は銀貨を両手で包むように持ち、しばらく見つめた後、軽く口づけをして銀貨を胸の前に握りしめた。

 その瞳は喜びに溢れていて、涙に潤んでいたように俺には見えた。


 その場には何かに裏切られたような、啞然とした表情のまま血まみれで死に絶えた、女山賊の遺体だけが残された。




 片足を衛生兵に薬液と包帯で治癒してもらい、簡素な木材で杖をる。思ったよりもずっと腫れていたので、動かすなと医者に駄目押しされた。少し無理したから仕方ねえな。


 民兵たちと共に出立の準備を整えていると、姫さんがヒソヒソと小声で俺に耳打ちして、囁いてきた。


(そう言えば、毒を使わなかったんですね?)


「効き目が出るまで数分かかるし、いくら即効性つっても限度がある、人質が殺される可能性が高いなら、危なくてとても使えんさ」


「…もしかして、とんでもなく怒ってたの、カミキレ?」

「いや、特には……」

「そうなのか、吾輩たちも、後学のためにもう少し話を聞きたいのだが……?」


 ロナマール卿を含む4人が、一通りの準備を終えてやってきた。彼らもケガを負って包帯を巻いていたが、動けないほどでは無かったようだ。


「足は?」

「しばらく動かさないほうが良いそうです」

「うむ、治療費はこちらで持とう、それでだが…」


 ロナマール卿は聖女さまを人質を取られた対応に、思うところがあるのだろう。


 一応誰でも見える位置で、腰の後ろに短筒を仕舞って置いたのだが。やはり一言はロナマール卿たちに職質される事になった。


 俺は販売許可書と、オレンジガベラの店名。そして、ノルンワーズで販売する旨を説明して、事なきを得た。


 ロナマール卿達は、俺の証言が方便であることをある程度察してくれていたが、それでも残弾数の実物確認を求められた。


 高額な銃に頼らなければならないほど、弱い。


 未だ冒険者達の間では、根強い負の風評だ。銃は悪人の持ち物か、守られるべき弱者。或いは狩人。成金の持ち物という認識が根強い。


 強力ではあるが、矢返し魔術の対象範囲内の武器なので、そもそも安易に使える武器じゃない。

 持っていると、それだけで侮る連中だっているだろう。そんな奴は間抜けで最高だが。


 棘が弾切れだったし、コイツを使わなければ、聖女様を助けられなかった可能性は高い。彼らもそれが分かっているから、取り調べだけで何も言わないでくれた。


 総じて、最後の切り札と言った所か。

 値段が関税のせいで高いし、整備は極端に面倒くせえし、出来れば本当に売り物にしたいのが、本音の1つなんだがな……。


 更に、タロッキと同じように、どう思って対応していたか説明を求められた。特に隠す理由もない。俺は素直に話すことにした。


「どちらかと言えば、驚いてました。そこまでするのかと」

「ふむ……」


「それで怖くってですね、だって、何しでかすか、わからないでしょう? だから、先手を撃たざる終えなかったんです」


 怖いから、銃を持つ。

 怖いから、銃を撃つ。

 怖いから、恐怖を飲み込み。向き合う。

 怖いから、人を殺す。

 怖いから、敵対した者の生命を手放す。


 同仕様もないモノを、水に流すために。でなければ、死ぬのは己か、或いは。

 俺は姫さんの顔を見た。それだけでロナマール卿には伝わったようだ。聡い人だ。


 おそらく、あの女山賊は生き残るために何でもしたのだろう、俺と同じようにだ。違いは姫さんや味方、仲間は別なぐらいだろうか。


「出過ぎたマネでしたか?」

「まさか、良い経験になった。今後ともよろしく頼む」

「はい、微力ながら働かせて頂きます」


(でも、いつ銃の練習したんです?)

(妙にサマになってたよね?)

(地元の猟友会の手伝いで、少しな)


 初歩も初歩だが、ある程度の手ほどきは長い銃の方で経験があった。俺は遠い故郷の、酒ばかり飲んでいる友人の父親に感謝した。



 民兵の中で壮年の男性が1人、数人の体格の良い連中と一緒にやってきた。確か民兵の纏め役の方だったはずだ。どうやら相談事があるようだ。


「ロナマール卿、少々よろしいでしょうか……?」

「どうした?」

「どうにか、どうにか、なりませんか……!」


 壮年の男性は村を見捨てて離れることに、不満があるようだ。周りの者たちも一様に納得はしていない表情で、捕縛した山賊たちを、心底恨めしそうに睨みつけていた。


「誠に遺憾だが、今は村を出るより手立ては無い」

「しかし…!」

「……詳しく説明しよう、アレを見ただろう?」


 ロナマール卿は、地面に広がって今だに瘴気を放っている、黒い染みを指さした。


「あそこから正気の無い怪物種が発生する可能性がある。下手をすれば、先程の化け物も、再び出るかもしれんのだ」

「なんと……!」


 民兵たちに動揺が広がった。何人かは恐怖にガタガタ震えだした。当然だろう。化け物相手では彼らは何もできず、殺される可能性が高い。


「そ、それではすぐに、出立しなくては!」

「落ち着いて、落ち着くのです!」


 ベルーガ卿が手を軽く何度か打ち鳴らして、民兵たちの動揺を抑えた。ロナマール卿は軽く咳払いして、説明を続けた。


「周辺の同胞は多い、だがそれでも手立ては十分とは言えんのだ。慌てず、急いで移動だ、良いな?」


「立ち向かうのは…、無理だがやかぁ…」


 民兵の1人が周りを見渡して言った。兵士たちも死者こそ出なかったが、負傷も消耗もしている。中にはまともに立てない者だって居る。

 増援のあてもなく、防衛し続ける戦力は皆無だった。


「…アイツらは? どうするんですか?」


 捕縛された山賊たちを指さして、数人の民兵たちは恨めしそうな、納得行かないであろう表情で聞いた。


「彼らは我が一存で、浮民とする、このまま放置だ」

「……殺しても?」

「復讐は止めはしない、だが時間はかけるな。日が傾く前には出るぞ」

「……はい!」


「い、いやだぁ! 殺さないで!」

「くそっ、助けろよ!」

「見逃してくれ……!」


 山賊数人が気絶から回復し、喚き立てて命乞いを始めた。他の山賊たちも起きて口々に命乞いを始めた。


 …通るわけねえだろ、そんなもん。


「ふむ、ではあの籠の者たちが助けを求めた時、誰か一人でも助けたのか?」

「あ…」


 ロナマール卿の声は、本当に疑問にしか思っていないような染み入るような声だった。事実、彼女の顔は疑問しか浮かべていなかった。

 彼女の声に、二の句を告げる山賊たちは誰も居ないかと思われた。


「わ、私は…!」


 1人だけいた、若い女の山賊だった。だがすぐに黙り込んでしまった。


「……なんだ。 申してみよ」

「わ、私は、私は逃がしたよぉぉ、子供まで、できるわけないじゃない! うぅ……!」


 若い女山賊は半ば悲鳴のような声で、訴えるように涙ながらに語った。


「…ふむ、誰かこの者に復讐したい者は!?」


 ロナマール卿は声を高くして民兵に問うたが、誰も声をあげなかった。

 彼女は脇腹の包帯を少し抑えた。まだあの化け物にやられた傷が痛むのだろう。無理をしているな……。


「……縄を切ってやれ」

「よろしいのですか……?」

「構わん、私が許す」


 若い女山賊は縄が解かれた事に、啞然とした表情を浮かべて、ロナマール卿を伺っていた。


「逃げるが良い。だが次会えば殺す。いいな?」


 女山賊は無言で、胸の前で親指を立てながら拳を握り、左手で受けて見せた。

 随分懐かしい物を見た。あれは確か、剣闘士達に伝わる、最上級の敬意を示す仕草だ。

 クック頭目が現役時代やっていた仕草なので、良く覚えている。どうやら彼女は元剣闘士だったらしい。それがなんで山賊に……?


 彼女は振り返らず走り去った。すると山賊たちも一斉に火がついたように、喚き立て始めた。


「俺も! 俺も見逃した!」

「クソっ、僕も! 僕も獣から助けたことだってある!」

「あのアマ、見捨てやがった! 散々気持ちよくしてやったのに!」


 なんとなく彼女の山賊生活は、良くなかったのだろうなと俺は思った。特に最後の男の声でそう感じる。


「黙れ、でなければ鏖殺する」


 山賊たちは一斉に沈黙した。ロナマール卿は静かに語りはじめた。


「最初の1人だけだ。彼女は最初にナプキンを取る勇猛か、自らの善性か…、真に迫る演技でもしたのだろう」


 俺としては善性を信じたい所ではあった。姫さんもタロッキもロナマール卿の言葉に、納得するように何度も頷いている。


「いずれにせよ窮地にて私に示した。そこに幾ばくかの敬意を返しただけだ」


 窮地にて本性は示されるもの、だったか。うん? 誰が言った言葉だったかな……? 俺は思い出すことができなかった。そういう事もあるだろう。


「他意はない。時間もない、急ぐぞ」

「安心して下さい、教会の方々が、後日瘴気を祓いに来るよう嘆願いたします。その後、この村は復興できるでしょう、急ぎましょう」


「はい!」


 気づけばすべての民兵たちは、尊敬の意を込めてロナマール卿を見つめていた。彼女の沙汰に、みんな納得してメリハリ良く行動し始めた。

 うん、貴族だわ。俺にはとてもできそうにない。

俺達は彼女が軍を預かる理由を、垣間見させてもらった気がした。



 野営地の広場に帰って来ることが出来た。防衛に当っていた兵たちも、安心して俺達を迎い入れてくれた。こっちも何事もなくて一安心だ。


「今宵は聖女さまと共に吾輩たちのテントで休むと良い、村までは急ぐ故、しっかり休もう」


 ロナマール卿は姫さんをチラリと見て、提案してくれた。姫さんは頭を下げた。


「ご迷惑を…」

「なに、私も妖精の妃だ。不躾な視線には経験がある。ゆっくり遠慮なく使ってくれ」


 俺とベルーガ卿は努めて視線を、麗しい彼女たちから外した。くすくすと少し笑われたが、不快では無かった。


「ずっとついていく形になりますが、いいのでしょうか?」

「近隣の怪物も何故か増加傾向なのだ、一塊のほうがいいだろう?」

「……深く感謝いたします」

「うむ」

「ところで、あの槍は……?」


 俺はせっかくなので、化け物との戦闘で撃ち出していた。あの変わった槍の事を聞いて見ることにした。


「イルスが考案した。キマイラなどの近づけない怪物に対する装備だ。火筒槍と言う」

「なるほど…」


「槍の中に引き金があって、魔鉱石を含んだ火薬で撃ち出す代物だよ。相応に使い手と使い時を選ぶけど、威力は折り紙付きなのさ!」


 名前を呼ばれたイルス女史は、嬉しそうに説明してくれた。

 俺達はロナマール卿方のはからいで、その夜はゆっくりと休息を取ることが出来た。



 翌朝、まだ日が登らない内に目が覚めた。

 テントの中で、見張りの兵たち以外はよく眠っていた。

 タロッキはぐっすりと丸まって寝ている。隣に寝ていた姫さんは居なかった。


 外からは、微かに鋭い呼吸音が聞こえる。

 姫さんの声だ。様子を見に行ってみることにした。


 見張りの兵士たちは、失礼にならない程度に、彼女に見惚れていた。


 妖精の姫が、幕の上がりかけた半分の月夜をしるべに、剣舞を奉納していた。

 青ざめ始めた宵闇の中、仄めく篝火に映し出された白貌。

 華奢で、たおやかな四肢から繰り出される剣舞。

 舞い踊る、緑なす黒髪。月を映すような半眼。

 珠と飛び散る水汗すら、息を呑む。


 妖し艷やかな、美、そのもの。


 ふと、目を上に移せば、絶景の月夜。


 ──────いける。

 俺は躊躇わず、筆の羽を舞わせた。



 夜が明け始める頃。剣舞は納刀の音と共に、終わりを告げた。

 息を呑んでいた兵士たちは、眠っている者たちを起こさない程度に、控えめに拍手と称賛を送っている。

 汗と息を弾ませて、姫さんがこっちに近づいてきた。


「…どう、でした?」

「んっ、ああ、姫さんだったのか、月の姫が舞い降りてきたかと思ってたよ」

「……嬉しいですけど、なーんか、そう言われてしまうと、受け流されてるみたいですねぇ……」


 姫さんは俺の素直な言葉に、目を細めて少し睨んだが、長い耳はかなり赤く、痙攣しているようなので、とても喜んでいるようだ。


「本心だよ、これ以上ない称賛だとも、っと」

「……そうですか、称賛なら、良しとします」

「ああ、良しとしてくれ。っと、よし……」


 羽筆を踊らせて、月夜に舞う姫さんを描いた。

姫さんは後ろに回って覗き込んできた。


「上手く描けました…?」

「いける程度だと、まぁこんなもんだなー…」


 絵を見た姫さんはたちまち喜色満面だったが、俺の本音は少し渋かった。


「よくかけてるじゃないですかー!」

「だめだ、姫さんの魅力を1万分の1も描けてねえよ、また今度描くわ」

「ふぅー…ん」


 片付けしている背中に、遠慮なく姫さんが背を預けてきた。背中合わせの一時は、案外心地よかった。




 3日間。散発的な怪物と戦う事が多かった。

 やはり怪物被害が増えているというのは、本当のようだ。


 兵士たちや民兵たちもかなり疲労の色が濃い、死者こそ出ていなかったが。みんな傷だらけだった。

 ある程度復帰した聖女さまの医学が無ければ、もっと死傷者も出ていただろう。彼女に深く感謝だ。


 主に馬を中心とした行軍で、急な斜面を登ると、広大な麦畑と、平原が広がっていた。


 平原は草花の隙間から、白岩がいくつも顔を覗かせており、斜めの牧羊地にでも迷い込んだ錯覚を覚える。


丘下の平原村、シャーフ里の中心地。シャーフ村だ。


「やった、たどり着いたぁぞい…!」

「ああ、村も平穏そうだがや…!」

「生き残れた! みろ! 出迎えもいるべ!」


 先触れの兵は、無事辿り着いたようだ。これでやっと、あっ……、やべぇ。


「マナギさん!?」「か、カミキレ!?」

「「「ロナマール卿!?」」」


 気を失う前に俺が見た景色は、驚愕に見開かれた姫さんの顔と、急いで降下しているタロッキ。

 視界の端で落馬しかけている、ロナマール卿の背中だった。





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