第29話 黒い蝕み

あたし、タロッキ。年齢は秘密。

今日は身体が湿っぽい。翼の毛も湿ってる。外は霧雨みたい。

尻尾にだきついて、気持ち良さそうに頬ずりしてくれるカミキレを、起こさないように優しく引き剥がす。


あたしのカッコいい。チチオヤ。

とても優しくて、弱っちくて。傷だらけで、だから強くて。きっとだから、誰も信じてなかった人。

愚かで、かっこよくて、あんまり良くない牡だ。

ツガイになるなら、こんな牡がいいな。


寝息に割と厚めの胸板が上下する。見てると面白い。

ぺろりと彼の頬を舐めてみる。短いおヒゲの感触と、塩味。ぐうとお腹が鳴った。…お腹すいた。


エモノを求めて大きなテントから這い出る。目に飛び込んでくる。ヒメサンの後ろ姿。


あたしのカワイすぎる。キレイすぎる。ハハオヤ。

優しくて、可愛くて、綺麗で畏れ多くて。

…傷だらけで、終わりをいつも見つめてるひと。

見てるだけで、胸がぎゅうぅぅってなるひと。


できれば、巣にしまい込んでずっと外に出したくない。でも、何よりも誰よりも外に憧れてる。

きっといつかあたしよりも、何にでもなれて。どこにでも翔んで行ける人。


ヒメサンが空模様を、手を翳して遠くを見てる。

黒いくもが空に、バーっと一筋、長く走ってた。


「雨。来るよ」

「わかるの?」

「うん。いっぱい降る前に、魚取ってくる!」

「あ、ちょっとっ…!」


翼を広げてテントを壊さないように、駆け抜けて離れて飛んだ。

鳥も驚いて飛んでいくから、側を飛ぶ小鳥をひとつまみ。

血の味がして断末魔。全然足りない。早く行こ。


「ははっ、翼持つ者を、誰も止められる訳ない、かぁ…」


手を振るヒメサンを後にして、朝露の空を翔ぶ。

けっこー下に渡り鳥。だあれもいない。空の世界。


翔ぶ。飛ぶ。跳ぶ。あっという間に目的地。

鼻をくんくん甘い香り。美味しい樹の実があるみたい。

わんわんうるさい犬がいっぱい。大きな熊と喧嘩してる。


「ガァアアッ!」


邪魔だから軽く一吼えすると、犬は逃げてく。

熊はじっとこっちを見てる。気づかなかった。後ろには小さな子熊が2頭。


「なに君。なんかよう?」


熊は鼻を鳴らして近づいてくる。近くで見るとかっこいい。吼えても怒って無いみたい。

あたしの匂いを嗅いだ。川に近づいて熊は手を振ってる。

爪痕の付いた魚が一匹。足元に落ちてくる。


「お礼…?、あーん」


脂の乗ってる、大きな川魚。

ビチビチ活きが良い。砂を払って、大きく口を開けてかぶりつく。

鱗ごとバリバリ。骨もパリパリ。じわりと脂の強い甘み。

焼くのも良いけど、生もおいしい。


ばくばくもぐもぐ。1匹。2匹。3匹。宙を舞う。

子熊も足元で食べてる。丸っこくて、小さな手と口で、頑張って食べる。

かわいい。あたしの巣があったら持ち帰りたい。


親熊が川から上がってきた。反対側の川辺に飛んでみる。

サカナ、追い込まれてた。同じように爪と尻尾で、魚を弾く。

大きい枝で串刺し。運びやすい。動き回る。死ぬまでしばらく待った。

熊たちは水を飲むと、こっちを少し見てる。岩場を越えて去っていく。


「ばいばーい……、ん?」


茂みがガサガサ。ひょっこりと豚…?、猪…?が顔を出した。大きい。あたしより1周りは大きい。

豚はあたしを無視して通り過ぎてく、近くの地面に落ちた樹の実を食べてる。

鼻をふんふん言わせて食べる。

樹の実は黄色くて丸っこい。ぐちゃぐちゃべちゃべちゃ咀嚼音。とっても音がきったない。


パタリと猪は倒れて動かなくなった。目を開けたまま、まったく動かない。


思い出した、ドクだっけか。ニンゲンのみんなが言ってた。

オレの時は食べて死んだニンゲンを、無理に食べてお腹を壊した。

ヒナたちにもあげて、みんな動かなくなった。


あの時はわんわん泣いた。ガアガア吼えた。ムカついて木を引っこ抜くと手も爛れた。

怒って灼けになって、同じ木を森ごと燃やしたっけ。

きっとあの木全部がドクなんだ。あぶないからほおっておこう。


川辺で岩を引っこ抜いて、水の中に魚を隠す。こうすればたぶん取られない。

あぶない樹の実に近づかないで、果実や樹の実を集める。美味しい野草もある。あとは…。


「鳥か…、兎かな…?」


くーくぽっぽぽー、くーくぽっぽぽーて鳴いてる鳥がいる。

雨も少し早足だ。作って貰った服もびちゃびちゃ。あんまり汚れないからすごい。跳ぶ。飛ぶ。

邪魔そうな角つき兎。鳴いてた鳥も捕まえた。

小鳥が岩陰で、雨宿りしながら甘い声音で鳴いてる。

翼を広げて歩き回って、キュウキュウ鳴いて必死にアピール。

きっとキュウアイだ。カワイイカワイイ、つい見つめちゃう。

驚いて飛んでっちゃった。悪いことしちゃった…。


まあいいや、エモノも取れた。カミキレも、ヒメサンも喜ぶ。さあ帰ろ。


姫さんと儀式をした夜から、彼女は俺と目を合わせる事を、あまりしなくなった。

顔が見れないらしい。

恥ずかしがっているのか、たまに目が合うと、曖昧にへにゃりと笑ってくれる。


よく考えれば魔力を欠片も持たない俺が儀式をしても、魔術ができないので一方的に姫さんに感覚を共有されている事になる。


更によく考えると、元ストーカー紛いの事までした相手に、一方的に感覚を知られている事になる。

まあ、良いか。姫さんだしな。


ただ、姫さんくらい顔が整ってると、刃物持ってニタニタしてるだけで、ヒジョーに、ヒジョーに怖い。

一過性のモノだろうが、タロッキが見かけて、後ずさりしながら何事? とでも言いたげな目線を、俺によこしていた。

もし、迂闊に見られでもしたら、間違いなく幼い子供は泣くどころか黙るので、ほどほどにして欲しい。


「雲、通り過ぎましたね。お洗濯してきます」

「わかった。ちゃんとグリンと一緒に居ろよ」

「はーい」


雨季も終わりに近いのに、湿気が強い日だ。ベタベタしやがる。

俺も飯の支度したら、寝汗流すか。


「えい!、やった!、また一匹!」


川の中では姫さんが、洗濯物を干したあと、川魚…、何か、見かけだけは小さなサメに似ている、魚を取っていた。


「身体冷やす前に戻れよー、干物にする分があれば、十分だからよぉー」

「はーい、へくちゅっ」


背を向けながら声をかける。水浴びを兼任しているので、彼女は裸で、グリンには周囲の警戒をしてもらっている。

何かグリンに、簡単なおもちゃでも作ってやろう。


「エヘヘ!いっぱい取れましたよ、紙切れさん!」

「おーう」


黒髪な水の精が、川で水と美しく戯れている。

飛び散る水飛沫は精霊の恩寵で、彼女の天真爛漫な笑顔は、魚ですら見惚れるほど、魅了しているのだろう。

うん、振り返ったらヤバいな妖精の姫。それしか出てこねえや。


ただでさえ健康的な肌は目に毒なので、俺はフライパンを取り出して、秘蔵の香辛料と、野野菜。魚で炒め物を。木に突き刺して、焚き木で焼魚を作ることに集中した。


「樹の実も取れたのはラッキーだったな。ちゃーんと乾かして服着ろよ?」

「うん、えへへ…」


長めの手ぬぐいを手渡して振り返る、料理後、俺も軽く脱いで水浴びする事にした。


「あはっ、下のお腹少し出てるっ」

「ただの加齢による肥満だ、流せぇ」


摘むほどはないから、つかもうとしないでくれ。

最近はもっと筋力も付いてきたんだからよ。


「最近グリンに乗る時、あたしのお腹いやらしく、ぞわぞわ撫でてくるお返しですよーだ」

「…コツが、わからねぇのさ」


姫さんは喜ぶと耳をピコピコ動かす。今も可愛らしく動いているので、腹を触ってしまう行為は、嫌ではないはずだ。


彼女も分かっているのだろうが。役得もあるがグリンに乗ってそこそこ速度出すと、落っこちそうだから仕方ねえんだよな。

冷たい水はとても心地よくて、溜まった疲労や、汚れを落とすのに最適だった。


「ただいまー。エモノ取ってきたよ」

「おかえり。じゃあ血抜きすっから、獣がよって来ないように、警戒してくれ」

「はーい」


餌が良いのか、でっぷりと太った兎と山鳩だ。

1番古い鈎ロープで足を括り、手頃な木に吊り下げる。

頭部を剣で断ち切って、ドバドバと血抜きを開始。臓物臭いが、真っ先にやらないと肉がダメになるので我慢だ。

大きな鍋でも用意できるなら、血の腸詰めを作れるが、今回は持ち合わせが無い。もったいないが仕方ない。


「ないぞー要らないなら、ちょうだい。燃やして食べる」

「あんまり焦げた部分は食うなよ。健康に悪いからな」


少しでも傷つけると、一気に臭くなる内臓を慎重に切り取り。

皮を剥ぎ、川下に流して鈎ロープで冷やす。


タロッキが燃やした内臓も、少し分けて貰って食べる。もっちゃりとした食感だが悪くない。

最後に虫への対策に、朝食を食べつつ、魚と共に燻した。


「今どれぐらいまで来てるんです?」


服着ろよ、下着1枚じゃねえとはいえ、その太ももや華奢な身体は、妖艶すぎんだよ。頼むから…。

俺は乾いていたので、自分の毛布を上からかぶせてやった。


「ふふっ、そんなに良いですか?」

「見えちまうだろうが、少しは恥じらい持てよ」

「み、見せてるって言ったら、…どうします?」

「うるせぇよ、どうもしねえよ、…もう橋越えりゃたどり着けるはずだ」


地図を確認すると、広くうねっている川向うには橋があって、さらに川沿いを行けば、川辺の大きな村。リザーウッドに着くはずだ。

地図で確認する限り、中々大きな村のようだ。


川辺の村は以前のように、難癖をつけられたりすることもなく、兵士に不審な物を持ち込んでいないか、軽く確認されただけで、すんなりと入ることができた。


一応、姫さんとタロッキに村の外で、長い耳で村民の会話を聞いてもらって、俺だけで先に軽く村内に入ってみたが、特に不快なことはなかった。


一緒に村に入ると姫さんに見惚れる輩もいたが、以前のように、こちらが悪印象を抱く者はいないようだ。


ざっとみたところ、円形にいくつかの緩やかな丘の上にある村で、半分ほど村を囲むように河川が流れている。


大通りに市場があり賑わっていて、奥の高く曲がった丘には、幽き神々の教会があるようだ。

河川には橋がかかっていて、向こう岸の丘には、2階建ての大きな家が目についた。


「穏やかな村だし、人通りも多い、しばらく滞在してもいいかもな、路銀も少し稼ぎたい」

「そうですね、そうしましょうか」


市場の装飾品を扱うドワーフのおっちゃんと、交渉用の煙草を咥えながら商談して、魚を2匹つけることで、良い宿を紹介して貰えた。

冒険者ギルドも村の中央に、小さな支部があるらしい。礼を言ってドラゴンの瞳について、聞き込みをしていた時に、事件は起きた。


「キャアアアアアアアア!!」


悲鳴の方を驚いて見る。

成人するかしないかな程の少年が、正気を失った白目で、大ぶりのナイフを滅茶苦茶に振り回していた。


アレでは下手すると周りの人々どころか、自分の指すら落としかねない危険な扱い方だ。

一体全体、突然どうしたってんだ!?


悲鳴をあげたのは、金物屋を覗いていた女性のようで、一目散に駆けよって逃げてきた。

人もこちらのほうが多いが、俺達2人の揃いの革鎧が目に入ったからだろう。


「た、助けぇえええ!?」


よく見れば、ナイフの刃の部分から、粘性の黒い液体が滴り落ち、黒いモヤのような瘴気も出ている。

薄いが黒吹きの瘴気。迷宮などで、魔を宿す者が纏う物だ。


「がぁああああああああ!!?」


「姫さん!タロッキ!」

「はい!」「うん!?」


まだ少しあどけない顔に狂気を滾らせて、ナイフが迫る。

掛け声を合わせて、ナイフを突き刺してきた子の腕を、逃さないよう突っ込んで身体で抱えた。

教導員になる際に、初歩程度の護身術は身につけている。


まあ俺は才能なくて、底辺みたいなモノだが、それでも正気を失った者1人くらいは制圧できる。


「えい!」

「アイタァ!?」


姫さんは剣を抜かず、鞘に収めたままで鞘付きの剣で切りかかった。

俺に当たるのも構わず。子供の握っていたナイフを、鞘に収めていた剣先でふっとばす事に成功した。


「イテテテッ」

「ごめんなさい、当たっちゃった…」

「いい、それよりも」

「こ、コレで良いの…? こらっ、動かないでよ!」


覆いかぶさっていた少年は、タロッキが羽交い締めして大人しくなった。

だが、かなり苦しそうにもがいている。

弾き出されたナイフは、おっちゃんの出店先に突き刺さった。

粘性の黒い液体と、瘴気を相変わらず放っている。

すぐに姫さんが、躊躇わず手を伸ばそうとした。


「いやまて嬢ちゃん、触るのはまずい!!」

「これぐらいなら…」

「なんとかできるか?」


泡食った表情で、おっちゃんは怒鳴って姫さんを止めようとしたが、姫さんは構わず引き抜いてしまった。


「あーーー!、嬢ちゃんんんん、ん?」

「やってみます!」


姫さんは、ただナイフの柄を、強く両手で握ったように俺には見えた。


ナイフの刃からは、絶えず粘性の黒い液体と、瘴気が出ていたが。

硝子が砕けるような音が響くと、ナイフにヒビが入り、粉々に砕け散ってしまった。

…どうやったんだ今の。魔道具ってそんなに簡単に壊れるもんだっけ?


「おい!、こっちに!!、…アレ?」


少年を追いかけて来た店主が、こっちにやってくる頃には、意識不明の少年を残して、全て事件は収まっていた。




すぐに番兵が駆け回って、市場の組合長と、少年ことホルターの保護者である教会の孤児院長が、青い顔で慌ててやってきて、俺達に謝罪したあと事情を聞いてきた。


どうやらあのナイフは、かなり昔に埋め立てられた、迷宮の戦利品らしい。

所持者が死亡して、よく知らないまま形見分けで売りに出されたようだ。


そして、市場で販売中に品定めしていたホルターが瘴気に取り憑かれてしまったのだと言う。


意匠が禍々しいわけでもなく、大人が触っても特に何もなかったので、年若い人物に手渡すだけで、こんな事件になるとは、思わなかったとのことだ。


「村はずれの魔女さまに相談してみよう!、このままじゃホルターが…!」

「君たちも悪いんだが、ついて来てくれないか!」

「わかった、向かおう!」


ホルターは軽い嘔吐を繰り返して、顔色が悪くなっている。急がなければ不味いことになるだろう。すぐに了承して俺達は、魔女さまの屋敷に向かうことになった。



川向こうの魔女が住まうという、高い丘の2階建ての大きな屋敷は、外から見たところ奥に温室があった。

多くの植物が飾るように、大小様々なカラスの使い魔に世話されていた。

器用にじょうろを持って水を巻いたり、植物を植え替えしたりしている。


姫さんは、何か引っかかるモノがあるのか、妙に屋敷の周りを落ち着きなく見ている。

魔女さまの居場所に、心当たりでもあるのか?


俺達がホルターを抱えて顔を見せると、そのうち小さなカラス1羽が、大慌てで飛び立った。

そして、2階の窓から中に入ると、かなり慌てた様子の、真っ直ぐな長い赤髪で、お腹の膨れた切れ長な目の女性が家から飛び出してきた。

身重の女性か? 大丈夫か?


「魔女さま……?」

「取り憑かれたの!?…ん?」


姫さんと推定魔女さまは、思いも寄らない場所で、再会したような顔をして固まっていた。


「積もる話はあと!、まずホルターを!」

「あっ、はい!」


魔女さまは俺達を迎え入れ、素早くホルターをベッドに寝かせ、彼の症状を調べた。


そして、杖を振り回して様々なモノを手元によせて、あっと言う間にテキパキと液薬を作ってしまった。


「半日経ってないなら、飲めるはずよ」


ゆっくりと液薬をホルターに飲ませると、彼の表情はある程度穏やかになったようだ。

押さえていたタロッキも、ようやく彼を解放できた。


「薬はすぐ身体に馴染むから、嘔吐を繰り返すようなら遠慮なくさせて、呼吸できなくなると死ぬわ。ホルター、あなた、一体何が…」

「ありがとうございます、本当になんと感謝していいか…」


院長さんは涙を流して喜んでいた、だが…。


「まだよ、まだなのよ…」

「え?」


俺と姫さん、魔女さまは、おおよその予想はついていたが、村の住人たち数名は今回の件について、詳しくないのだろう。


魔女さまの態度に、薄ら寒いものを覚えて、村の住人たちは顔を青くして、固まっていた。


「今は薬で、無理矢理小康状態なだけ、優れた仮死薬を飲ませないと、彼を、助けられない…」





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