第33話   夫

夫の幼少期、物心つく頃には

母の異変に気付いたそうだ。


姑は統合失調症らしい


今までも、3回程

保健所職員が強制的に姑を入院させてきた


退院できて自宅に戻ると、

舅が「薬を飲むのはかわいそう」

と服薬を止め


面倒見切れなくなると保健所


私は、ご近所の方から姑の病気を知らされるまで何も知らなかった。


夫と舅から同じことを言われた。


「他人が入ってきたら治ると思って」


こりゃ、駄目だ


と思ったのを思い出した。

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