第22話   真実

思えば、私の母は忙しい人だった


子供達を育てる為


いつ寝て、いつ起きてるのか分からない


そんな母を、

早く大人になって楽をさせてあげたい

それが私の願いだった。


兄や姉は、

私の願いを先に叶え、母を支えていた。


母の自慢は兄や姉だけのものになって、

私が勉強が出来ても

足が速くても

とても敵わない。


私の問題は、ここにあったと受け入れた。


母の愛情を一身に受ける

自分はとても大切な存在


この欠如が、全ての起因


人から無条件に愛される

愛は奇跡を起こせる。


真実は一つ


人には愛が必要だ。

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