第2話ヤニトーク2 身体のコンディションについて
「おつかれ。今日も同じタイミングだね」
「お疲れ様です。いつも僕よりも早いですね。僕も最速で来ているはずなんですけどね…」
本日も喫煙所に向かうと僕よりも先に川村はじめは既にタバコを吸っていた。
「まぁ部署が違うからね。私のほうが喫煙所に近いから」
「それもそうですね」
他愛のない会話から本日も二人の時間は過ぎていこうとしていた。
タバコを一本咥えるとライターで火を付けた。
そのまま数回吸っては吐くを繰り返して首を軽く鳴らしていた。
「何?凝ってるの?」
「そうですね。デスクワークなので…色々な場所が凝ってしまって」
「そうだね。コンディション整えるためにもマッサージとか整体に行ったほうが良いんじゃない?」
「はじめさんは行っているんですか?」
「もちろん。一ヶ月に一回ぐらいは行ってるね」
「お金掛かるんですよね…?」
「それはそうだよ。だから普段から姿勢に気を付けるとか、お風呂上がりにストレッチするとか。自分でもコンディションを整える努力をしないとね」
「ですよね…。今度の休みにでも行ってきます」
「おすすめの所あるよ?教えようか?」
「良いんですか?」
「もちろん。紹介すると私も割引してもらえるから」
「そうなんですね。じゃあ紹介してください」
「OK。今週の休みに行く感じ?」
「そうですね。土曜日にでも行こうかなって思います」
「ホント?じゃあ私もついでに一緒に行こうかな」
「え…?一緒に行く感じですか?」
「嫌だった?それなら別日にするけど…」
「いやいや。全然嫌じゃないです。むしろ会社の外で会うなんて初めてなんで…驚いたと言うか…」
「あぁ〜。そういう感じね。でもこれだけ顔を合わせて話をしたんだから。別に構わないでしょ?真宮くんは信用できるって思っているし」
「そうですか。では今週の土曜日に一緒にいきましょう」
「了解。じゃあ場所の地図はチャットで送っておくね」
「ありがとうございます。じゃあそろそろ昼行ってきます」
「うん。ちゃんと野菜食べるんだよ〜」
「おかんですか…」
「そうじゃないけど。肉が付くとストレッチも大変になるよ?結局ダイエットしないといけなくなるからね。今のうちから食生活に気を付けて」
「わかりました。では」
喫煙所を抜けると僕は同僚と合流して昼食を取りに行くのであった。
もちろん野菜多めの食事を意識して。
後日。
はじめと外でデート?
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