17 スライムとわたし  12月8日

スライムとわたし


 スライムが好きだとカミングアウトした。

 わたしの年代では、特に女性はゲームをしていることをあまり話したがらない。もっと身近に仲間がいるはずなのだけれど、カミングアウトの度に意外そうな顔をされる。


「知ってるよ。あのグニュグニュするやつでしょ?」

 つい先日の職場でのこと。


 わたしは?を浮かべた。だって、知ってる人はグニュグニュなんて表現をしないだろうから。確かにグニュグニュしてるだろうけれど。

 

「ああ、あの緑っぽいやつね」

 えーと、確かに緑もあるけれども、メジャーな色は水色か、ファンタジーなら透明色だけど。


「ベチッと投げるやつね。うっかり砂だらけにしてさぁ」

 確かに投げる技もあるだろうけれども。どうも話が噛み合わない。


 はてなを浮かべつつ愛想笑いをしていると、大抵スライム談義が盛り上がっているのだ。


「理科の実験でさぁ」

「洗濯糊のやつでしょう」

「フィルムケースに入れてさ」(←← すでに死語)

「箸で混ぜたよなぁ」


 君たちよ。老いも若きもそれは間違っている。


『プルプルって震える子よね』

『半透明な身体がお日様に当たったところを想像してみて!』

『よわっちいけど可愛いやつ』

『いやーやっぱりメタルだよね』


 こんな返答を期待しているのに。




 ちなみに……。

 グッズとして集めてしまうのは水色タイプが多いけど、キングも好きだし、金属系も捨てがたい。回復系の触手も、合体して大きくなるタイプも。ああ、選べない。

 だが、少なくとも理科系スライムではないのですよ、諸君!


 ところで回復系のあの触手は一体何本なのだろうか? タコ系の八本? いやいやイカ系の触手二本に足八本?ぬいぐるみは九本らしいけど。うーん、デフォルメされている可能性はない?


 だけど、今更だけど、やっぱりわたしが好きなのは、半透明なアクアマリン色。主人公と旅をするファンタジースライムかなぁ。それが愛すべきキャラまで育っていたら、母親ですもの、それが一番。


 さてファンタジー全盛の「カクヨム」の読者様、貴方はどんなスライムがお好みですか? あっ、嫌いでしたらスルーして大丈夫。もちろん下心はありますが、単に興味本意なだけでございまして。

 宜しかったら応援コメントにてご主張ください。


 スライムを上下で合体させたら、あら不思議?! どうか皆様、ハッピーな1日を。


 12月8日  


 


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る