勇気ある一歩
「おれさまは傷ついたぞストレートに失礼なことを言ってきたことが」
「いやあなたはたくさんの人を傷つけてきたでしょおあいこです」
「そんなこと今関係ないだろ」
「関係あります」
「ちっマジでふざけんなわかんねぇくせに」
「ふざけてませんあなたは向き合うべきです傷つけてきた人の気持ちに」
そう怒ってきた田中遥斗の顔を見て
おれさまは少し考えた
おれさまは憧れていた兄貴が死んでしまって女に溺れるようになった
だがおれさまは女の気持ちを少しでも考えたことがあっただろうかいやないな
おれさまはだんだんと罪悪感がわいてくる
おれさまは田中遥斗が寝たタイミングで出ていこうと考えた
そして待った結果おれさまは出ることに成功した
「すまないそしてありがとう」
おれさまはそう口にしてドアを開ける
そして部屋から出て家からも出る
巻き込んでしまうかもしれないからな
それじゃおれさまが傷つけてしまった女たちに対してへの償いをするために傷つけてきた女たちの場所へと向かう
早く早くそう思いながら強く地面をける
そして傷つけてしまった人たちに謝りに言ったうえでお金を渡して気がすむまで殴られた
ああ良かったこれでやるべきことは決着をつけるだけだ
そうかんがえたおれさまは山田啓介との決着をつけるために山田啓介がいるであろう場所に向かう
その場所とは山田啓介の家だ
山田啓介の家のピンポンを押したあとに山田啓介がドタドタと歩いてくる
「やぁ山田啓介決着をつけたくて来たんだ」
「急に夜遅くに来たかと思ったらなんの話だ」
「きみが泥魔甲立を殺したんだろ?ならばおれさまは山田啓介きみを倒さなければいけない」
「いやお前まえまで仲良くしてたじゃねぇか」
「そうだねだけど心の中ではモヤモヤしてはいたんだだからモヤモヤをなくすために戦って欲しい」
「はぁー分かったよ戦ってやる」
「すまないありがとう」
「感謝も謝罪もすんな俺がやりてぇからやってんだから」
おれさまは山田啓介との戦いで負けてしまった
だがおれさまは嬉しい気持ちだった
「やっぱりきみはカッコいいやうんきみに頼むことにするよ守ってくれないかきっとおれさまの妹は殺されてしまう」
「お前まさか俺の強さが落ちてないかの確認をするために挑んだのか」
「うんまぁモヤモヤしてたから戦って欲しかったってのは本心だよそれじゃちょっと歩いてくるわ」
おれさまはボロボロな体で壁によりかかりながら歩く
「では処分しますね」
そんなことばとともにおれさまの息は途切れる
そのあとおれさまが息を吹き返すことはなかった
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