今の日常

俺は田中遥斗と話をしていた


「なぁなぁおっぱい揉むか?」


「ふざけないでくださいそんなまるでごはん食べるかみたいな感覚で聞いてくるなんて最低です」


「かっかっ最低か言いすぎじゃねぇかなそれは」


俺は少し落ちこんだように見える田中遥斗をフォローしようと思ったら田中遥斗の耳が少し赤いことに気づく


「どうしたんだ耳を真っ赤にして」


「へっいやべつにきにすんな」


慌てて田中遥斗が耳を抑える


「気にするなって方が気になるな」


「やめてくれ頼むあと近づくのもあまり」


「いや田中遥斗がおっぱい揉むかとか近づくようなことを言ったのにか」


「いやまぁそうなんだけどその本当にすまないやめてくれ」


なんだかせめているような感覚になってダメだなこれ以上言ってはそう考えて黙ることにした


そしたら田中遥斗がこんなことを口にしてきた


「怒っているのかだから急に黙ったのか」


「いやちがうべつにおこってねぇよ」


「そうかそうなんだなならよかった」


どこかいつもと違うような行動をする田中遥斗に聞く


「どうしたんだ」


「へっどうしたんだってなんの話ですか」


「いやいつもと違うきがするからよ」


「べつにいつもどおりですよ」


「そうかまぁならいいや」


「ええあなたにはまだ言えませんから」


そうボソッと田中遥斗が口にしたが俺はその言葉を聞けなかった


「じゃあヨイヨイのヨイヨイするか」


「ええ久しぶりにしますか」


俺は両手を田中遥斗に叩かれて俺もそのあとに田中遥斗の両手を叩く


これは遊びでもなんでもないタイミング良くないと叩けないだから絆を確め合うためにやること


「やっぱり俺たちはどんな姿でも絆は変わらないな」


「おうそうだな」


田中遥斗がやるタイミングで田中遥斗がミスってしまう


「あれどうしたんだ」


「ああいやすまない」


「まぁこういうときもあるよな」


俺と田中遥斗の関係は俺が番長をやめてから始まった


仲良くなってからの時間は短いが確かに絆がある


ミスるなんてあり得ない昔の俺たちならばだが今確かにミスをしたその事実に俺は目をそらした


俺たちの関係が少しずつ変わりだしていることに俺が気づくのは少し先の話


「それじゃあさ頑張ってねむかしみたいに」


田中遥斗に俺の胸辺りを拳でトンっとおされる


「おうおまえもな」


俺も田中遥斗の胸辺りを拳でトンっとおす


そしてその時におっぱいをさわってしまって


「あっすまん」


「だいじょうぶ気にしないで」


真っ赤な顔でおっぱいを俺から守るようにそう言ってくる田中遥斗を俺は見る

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