とある事件

浜吉太陽は弱いため新選組との戦いに置いてきた


最初は置いていくつもりはなかったが一度負けてしまったがために浜吉太陽がこの戦いについてこれなくて死んでしまうと感じた


だから番長としてみんなを守ってくれないかと俺は言った


影野忍丸はなぜ浜吉太陽が戦いに参戦していないのか知らない


それ以外にも知らない人はいる


だって言う必要性がないから


だが浜吉太陽が自分の弱さを悔いて強くなろうと努力したんだよな


そして俺についで強いと思わせてくるレベルの実力を身に付けた


俺は泥魔甲立と共に新選組組長の字久美(あざくみ) 荒尾(あろう)と戦っていた


「はっはっやるではないか」


剣と剣がぶつかり合う


最終的に負けたのは字久美 荒尾だった


「さてこれで終わりだそれじゃあな」


「クックッこれで終わりだと思っているとはアホだなまだ始まったばかりだ」


胸ポケットからなにかを出したと思ったらそれを押した


字久美 荒尾が出したのは爆弾のスイッチだった


「まずい見つけだしてどうにかするぞ」


「どうにかってどうするんですか」


「知らん」


「ああもう行き当たりばったりなんですからでもまぁそれしかないですよね」


「ああそうさそれしか勝つためにやれることはない」


「勝つってのは生き残ることってことですよね」


「それ以外にあるか」


「ないですね」


俺たちは走る自分の人生のこれまでの中で一番早かったとそう思えるぐらいのスピードで走る


五つの爆弾を見つけることは出来たがこれをどうするかと考えていた


五つの爆弾には3:00と表示されていた


「時限爆弾なのになぜスイッチなんてあったんだろうな」


「それはたしかに」


「もしかしたらスイッチだったら自分が死んでしまうし時限爆弾だったら遅すぎて逃げられるからみたいな」


「まぁそういうことだわなまっどうでもいいこれを持って逃げるからお前は他の仲間を全員遠くに逃がせ」


「分かりましたそれでは生きてまた会いましょう」


「それは死亡フラグな気がするけどな」


俺たちは真逆な方向に走っていく


そのあと泥魔甲立の遺体だけが俺たちの元に戻ってきたみんななんで一緒に爆弾を止めなかったんだって俺に怒ってきたけど今では受けとめている


いや受けとめているふりをしているだけなのかもしれない


本当は辛くて泣きだしたくてそれでも自分を犠牲にしてまで助けてくれた人に顔向け出来ないから受けとめたと自分自身に言い聞かせているのかもな


俺はそうだから他の人もそうなんじゃないかなってそう思うんだ

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