昔の日常

「ドンドット」


そんな音ともに俺が髪を真っ白にして歩いてきた


「おまっそれはアウトだろ」


「アウトじゃないだろセーフだろ」


「どこかだ明らかにダメなやつじゃねぇか」


「いや髪が真っ白になった理由は黒板消しが教室に入ったら落ちてきたからだし」


「てかっそんないたずらしたのはだれですか?」


「はいはいおれさまです」


元気良く手を上げたのは栗栖粟井だった


「そうかじゃあぶっ飛ばすぞ」


「へっなっなんでそんなに怒っているんですか」


「うっせぇなに真面目にやろうとしているのにふざけてんだって思ったから殴ろうとしているだけだ」


ずっと怒っているのは浜吉太陽だ


ずっと黙っていた影野忍丸がしゃべる


「髪が白くなった理由は分かったでござるがなんでドンドットって音をだしていたのでござるか」


「それはワン」


「はいちょっと黙っておこうっす」


風間哲平が俺の口を防いでくる


「ダメなのかよワントゥールって言っちゃ」


「えっワントゥールあっそうかこの世界では名前が変わるんっすね」


「なんの話だよまっ良いけどさ」


「おいてめぇら真面目にやんねぇか番長組を始める大事な日だってのに」


泥魔甲立が声を張り上げてみんながいっせいに泥魔甲立のことを見る


「てかっさなんで俺が番長なんだよ」


「べつにふさわしいとみんなが思うからそれ以外に理由なんていらねぇだろ」


「でも泥魔甲立のほうが」


「うっせぇな似合わねぇんだよ番長なんてさ」


「それじゃあまぁ自分の隊の番号を言っていきましょうっす」


「一番隊隊長 影野忍丸でござる」


「二番隊隊長 栗栖粟井だ」


「三番隊隊長 浜吉太陽です」


「四番隊隊長 泥魔甲立」


「五番隊隊長 風間哲平っす」


「番長組組長 山田啓介」


「これより新選組を倒す作戦をたてるがなにか案があるか」


「そんな作戦会議なんてたてなくて良いでしょ」


「まぁそうっすねぼこせばいいだけでしょ」


「おいごらなんでそんなにも単純なんだそう簡単に倒せるとは限らないんだぞ」


「考えすぎなんですよどろま」


「考えすぎな方がいいだろだれかが死ぬかもしれないんだから」


「だれも死なないでしょだって学生のケンカなんですよどんだけ真剣にやったって意味がない遊びですよどうせ」


「遊びふざけるなよ真剣にやってなにが悪いこれはこの学園を守るための戦いなんだぞ」


「新選組がこの学園を襲おうとしているからその情報をした俺たちは他の誰よりも先に襲おうって考えたんだよな」

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