性別逆転雨

ぼくの名前は田中遥斗


ぼくは啓介と共にみんなが女になってしまったこの現象を防ぐために動きだそうとしていた


この現象を性別逆転雨と言うのが普通だ


だがぼくの周りでは男子校が女子校みたいになったから女体化雨と言う


ぼくは啓介の初恋相手が現れたとすぐに気づいた


啓介の反応をぼくが見逃すわけがない


ぼくはその反応に気づいたときにぼくは驚いてびびって逃げてしまった


なにを驚いたんだ分からない


知っていたじゃないか初恋相手がいることはじゃあなにを驚いた


ぼくは男だならば恋をしたは絶対にあり得ない


あり得ないはずなのになぜかこんなにも胸が締め付けられるなんてじゃあでもでも恋におちるって女になってからは啓介との時間はほとんど関わっていない


ならばなにか男だったときに女だったら恋におちるようなことをしてもらったようなことがないと


いやあったわ一つどころか三つ


やべぇ心当たりがありすぎる


どうしようぼくが女として啓介に惚れてもらうよう頑張るまでの物語とか


いやですそんなの需要が無さすぎる


でもこの想いは確実に


「惚れてねぇぇぇなにかんがえてんだぼくは」


突然そう叫んだぼくはめちゃくちゃ周りから浮いた


「あっいやそのすいません」


ぼくは急いでその場を後にした


そしたらぼくの学校の二番目に強いやつに襲われた


「目立っている可愛い女ってのはてめぇか」


「そうですってなると思いますか違いますよまっ捕まえられるんでしょうけど」


この学校で二番目に強いやつの名前は栗栖(くりす) 粟井(あわい)


栗栖は自分好みの女を捕まえて自分好みにするキモいやつ


なんでこんなやつが男子校に来ているのか分からない


まっやばすぎるからこそ無理矢理男子校にされたとかなんだろうけど


「てかっなんでよりにもよって性別逆転してないの」


「そんなこと従者どもを盾にしたからな」


「ああそんなんだ最低ね」


「でっだ田中遥斗てめぇを今からおれさ」


「やべぇなんであいつがこんなとこに」


ぼくがいるところはグラウンドなので別に自転車に乗っていても良いよね


啓介が栗栖の顔面を自転車でひいた


栗栖の顔面には自転車のタイヤのあとがついていた


はいこれ死んだよ絶対


てっ思っても死んでないしそもそもこんな変なことを啓介がするのは普通なんだよね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る