ふんわりと優しい文章で綴られる微笑ましくもドキドキな日々。
主人公の高校生、万央くんには秘密があります。
それは、同居している従姉深月さんがアイドルだということ。アイドルとしての深月さんと、万央くんが知る素の深月さんのギャップ、これがなんとも魅力的でして読みながら万央くんになりたいなぁと考えてしまいました。
また深月さんの立場で考えても、万央くんの存在はとても大きなものなのです。どうしてか?は物語を読んで頂けたらと思います。
ふたりと繋がる登場人物のひとりひとりも魅力的です。万央くんと深月さんのドキドキな日々を是非、追いかけてみてくださいね‼︎
高校生・万央は、従姉の大学生・深月と同居中。自称根暗なオタク、そしてメンタルが傷つきやすい深月は、人気急上昇中の五人組ガールズグループ『A―DRESS』のメンバーだったのでした。
二人きりのときは年上のお姉さん感を感じさせないほど、無防備で甘えた素顔を見せる深月。片やステージ上やメディアに見せる顔は、クールで清楚。いくら万央と深月の関係が仲のよい従姉弟であっても、同居している男がいるというのはアイドルとしてかなりマズい状況でした。
深月への寄り添い方を悩む万央に、迫りくる危機(本人自覚なしの甘い誘惑)の数々。
付き合っていないのが信じられないほど距離の近い深月。
実際に『A―DRESS』のライブを見ているかのような、熱気の伝わるステージ。
あなたも「もどかしくてつらい!」という文字を綴ったうちわを、掲げてみませんか?
高校生の主人公には、アイドル活動をしている従姉がいます。
アイドルとしての従姉は、清楚で可憐で知的!
でも、ほんとうはメンタルがめちゃめちゃ弱い女の子。そんな彼女の精神はある日限界をむかえます。そして情緒不安定になった彼女は「同居して」と主人公に助けを求め、心配になった主人公は彼女の願いをききいれるのですが……
おそらくですが従姉は、主人公に好意があるみたい。
なので、主人公がほかの女の子と仲よくしていると不機嫌になるし、精神的に弱っている時は、主人公に甘えてきます。見てる(読んでる?)こっちは、ドキドキです!
なのですが、主人公は従姉を家族的な姉と認識しているので、従姉が望むほどなびいてくれません! そこがまた、ヤキモキして面白い☆
主人公が従姉のアイドル活動をサポートしようと頑張るところも、ほっこりします(●´ω`●)
主人公が従姉の気もちに気づく日は来るのか!?
家族以上恋人未満のふたりの暮らしをあなたものぞいてみませんか!
前島万央、十五歳の高校生。
彼には五歳年上の従妹がいて――彼女は女性アイドルグループ『A-DRESS』に所属していた。
三船深月、二十歳。
優しくて万央のことが大好きな彼女にはメンタルが弱い一面もあり、「一緒に住んでくれないかな」という彼女からの電話で同居生活を送ることになる。
……というところから始まるラブコメなのですが、特筆すべきは万央くんと深月さんの会話劇なのではないかと思います。
楽しい部分ももちろん大きいのですが、万央くんが試行錯誤しながら深月さんに寄り添う姿は読んでいるこちらまで温かい気持ちになります。
彼らの成長や、『A-DRESS』のメンバーとのドタバタ感、はたまた『図書室の天使』と称される美少女まで巻き込みながら物語は進んでいきます。
ニヤニヤしたり、ほっこりしたり。
読むにつれてキャラクター達が愛おしくなるラブコメディです。
15歳の高校生、前島万央くんには秘密がある。
それは女性アイドルグループ『A-DRESS』の三船深月さんが従姉で、尚且つ彼女と同じアパートで同居しているということ。
アイドルでありながらメンタルの弱い深月さんは、過去の経験から自分に自信が持てずにいたのですが、そんな彼女の心を支えてくれるのが万央くん。
深月さんはすごい。深月さんの事を尊敬する等、本心を隠す事なくしっかり伝える事で、彼女の弱々なメンタルを癒してくれる、優しい王子様なのです。
深月さんも、そんな万央くんの事が大好き。もしかしたら従兄弟の域を越えた好意を抱いているかもしれませんけど、彼女はアイドル。恋愛はおろか、もし男と同居しているなんてバレたらどうなることか。
アイドル活動の事を思うと、もしかしたら二人は同居しない方がいいのかもしれません。
しかし、読者からすればこの二人は絶対、離れるべきではありません。
深月さんには万央くんが、万央くんには深月さんが必要不可欠なのです!
万央くんに甘えてくる深月さんが可愛く、優しく寄り添ってくれる万央くんが素敵な本作。
アイドルとの秘密の同居生活を、ドキドキしながら読んでください。
前島万央と一緒に暮らしている従姉のお姉さん、三船深月は、アイドルグループ『A-DRESS』のメンバーの一人。
人気もあり努力も惜しまない彼女ですが、弱点はメンタルが弱いこと。
SNSで自分への悪意ある言葉を見た時、レッスンで上手くいかなかった時、ことある事にショックを受けては、ドン底に叩き落とされたくらいに落ち込みます。
万央はそれをなんとかしようとするのですが、それが実に健気。
励ましの言葉を贈るだけでなく、メンタル関係の本を読んで、どうすればいいか調べます。
もちろん、少し調べたからといってどうにかなるほど人の心は簡単なものではありません。それでも、自分のために頑張る万央の姿は、深月さんの胸を大きく打ち付けます。
万央がそこまで頑張れるのは、アイドルかどうかを抜きにして、純粋に深月さんのことを思っているから。
大切な人のため、万央はどこまで力になれるのでしょうか。