二年生になったよ
進級
無事に進級できた。
「隼人くん見て見て、同じクラス!」
香澄に呼ばれてクラス分けを確認すると、言う通りに隼人と香澄は同じクラスだった。
心の内を喜びが占めるが、香澄と付き合っていることについて勘付かれたくないので心の内だけにとどめておく。
だが香澄はそう思っているわけではないようで、嬉しいという気持ちを全面に押し出している。
「これから毎日会えるね!」
「いや、去年も毎日会ってただろ。お昼とか」
同棲について気づかれないよう、補足はしておく。
「でも、隼人くんと一緒にいられる時間が増えるのはやっぱり嬉しいよ!」
新学期特有の空気感で興奮しているのかもしれない。
今日くらいは放っておこう、と優しい目で香澄を眺める。
「おい隼人、香澄と一緒のクラスだってのに嬉しくないのか?」
「……いや、嬉しいよ」
高校生活二年目も、隼人と岳は別のクラス。
岳は日向と同じクラスで、互いに少し残念だと語った。
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