バレずに
「それ、バレたらまずいじゃん」
「いや一緒に住むことを提案してきた香澄がそれ言う?」
バイトがバレるより一緒に住んでいることがバレる方がまずい。
「まあ、バレたらまずいっていうのはそりゃそうだよな」
一応香澄の意見にも同意。
「あ、でもバイトしてる人が私の友達にいるから、その子に訊いてから考えるのもありかもしれない」
「香澄人脈広すぎる……」
ちなみに隼人にはバイトをしている友達なんて一人もいない。
そもそも、岳と日向以外に友達がいない。
香澄はといえば、友達というよりは恋人なのでまた別の話になる。
「結構よく言ってるけど、友達が多いと楽なこともあるよ」
「友達いっぱい作りたいって言ってから結局あの二人しか友達になってないんだよな……」
「じゃあ、バレないようにバイトする方法を訊くのとついでに隼人くんを紹介しよう」
香澄の心遣いに、隼人は心から感謝した。
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