合流

「日向、隼人くん、どうだった?」

「最初はうまく会話できなかったけど、結構仲良くなれたよ」


 日向が答えると、香澄は満足そうに笑う。


 一方岳は、香澄とはまた別に満足そうにしていて、結果的に四人全員が満足できる結果になったようだった。


「じゃあ次、なにか乗る?」


 隼人の提案に、三人は少し考えこむ。


 昼食から何時間も経過して、外は既に少しずつ暗くなっていて、これ以上列に並ぶのは気が引ける。


「俺はもう乗りたくない」

「私も、もういいかな」


 真っ先に岳が乗りたくないと表明し、日向もそれに続く。


 香澄も異論はないようで、二人の方へ視線を向けながら頷く。


「それならそろそろ夜ご飯になるのかな」


 香澄が続ける。


「なに食べる?」


 隼人、岳、日向はそれぞれ考え込む。


 昼はラーメンだったので、それ以外になるのだろうが……。

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