料理できたんだ
「へえ、隼人くんって料理できるんだね」
「大した腕前じゃないけど。余っちゃったから、良ければ食べてよ」
日向と岳は嬉々として隼人が持ってきた料理を食べる。
香澄の可愛さに影響されて気合いを入れた料理だから、普段隼人が作っている料理よりも手が込んでいる。
しかし、日向と岳はそんなこと知らない。
「隼人の料理マジで美味いな、いつもこんなの作ってるの?」
隼人はそれを否定しようと言葉を探すが、気合いを入れたと説明して理由を聞かれては困る。
最終的に出た結論は――
「いつもというわけではないけど、たまには作る。趣味みたいな感じ」
「料理が趣味の男子、私結構好きだよ」
「そりゃ香澄はそうだろうね……」
隼人の適当な方便に、香澄も影響されていた。
さりげなくアピールするその姿に、日向は苦笑しながら突っ込みを入れた。
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