食後

「ごめんね、引き止めちゃって」

「いや、いいよ。一人で食べるよりはよかったし」


 二人で朝食のお粥を食べた後、香澄は隼人に謝った。


「じゃあ、俺はこれから洗いものしてくる」

「よろしく。……ごめんね、清原くんだけに家事なんてさせちゃって」

「だから、いいって」


 香澄の謝罪に、隼人はただ一言だけ言って部屋を出た。

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