第22話 エルフとの子作りをついに決断
僕はもう決断しよう。
この数ヶ月間僕はずっとミカの言葉から逃げていた。
毎日必ずは言っている
「私と子作りしよ」
という言葉を僕は流していた。
僕自身もいつかは決断すると決めていたがでも、ここにきてミカの姿を見て、島までミカはどれだけ必死だったのかについてわかった。
だから僕はもう決めようミカとのことを。
寿はそう決断して、ご飯を食べようとした。
「ことぶき、ついに決めたんだね。」
ミカトはいつもと変わらない声のトーンで話しかけていたが内心ではすごく喜んでいることをわかっていた寿
「僕はもう逃げない。だからミカ、今後とも二人で頑張ろう」
寿はもう自分のミカトへの気持ちが何なのかがわかっていた。
今まで僕はきらりのことが好きだった。
きらりは僕にとって最高の幼馴染であり、初恋の人でも
そんなきらりよりも僕はこの数ヶ月でミカのことを好きになってしまった。
いつも僕のために家事や料理を作って、僕が家に帰ったら笑顔で迎えてくれてすごく嬉しかった。きらりでは補えなかったものをミカはくれた。
最初の方ではこの気持ちが好きというものなのか、それとも家族、妹としての好きだったとわかんなくなっていた。
だけど今、ようやく僕は考えてやっと理解することだできた。
僕はもう逃げないよ、ミカ
寿は自分の思いとミカトの思いを真正面から受け止める気でいた。
そして寿はミカトの作ったご飯を残さず全部食べた。
「ミカ
僕はミカのことが好きだ。」
「ことぶき、、、やっとわかったんだね、、」
ミカトはその言葉が聞きたかったそのように、目から涙を流して言った。
「そうだよ。だから僕はもう逃げも隠れもしない。」
ミカトは寿の言葉を聞いて嬉しくなって、寿の体に飛び込んだ。
「ことぶき!!」
「ミカ!!」
二人は微笑み合ってお互いしっかりと抱きしめ合った。
「ことぶき、、、、今になってすごく言いづらいんだけど、、、」
抱きしめているミカトは少し顔の表情が変わった。
「どうしたの、ミカ」
「その、、、、さっき言った、せい、、りょく、、ざい、、?っていうの実はご飯に入ってなかったの、、、」
「ミカ、、?今なんて、、?」
「その、、、入ってなかったです、、、」
「そっか、そっか、つまりミカは僕に嘘をついてこのようなことを言ったと、、?」
寿はミカの言葉を聞いた瞬間にさらにもっとミカトを抱きしめた。
「こ、、ことぶき!い、痛いよ!!」
「ミカは僕に嘘をついていたから当然のことだよな、、?」
「た、助けてーーーー!!!!」
その後ミカトは寿に反省の意を示すために午後はずっと正座をして反省文を書かされた。
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