第21話 休日のエルフは大変♡です!?

寿は思った。このままだとミカトはこれから毎日精力剤を自分のご飯の中に入れると、、




このまま精力剤がなんなのか知られてしまうと絶対に終わる。ミカは僕と子作りを望んでいるから絶対に気づかせてはいけない、、




なら、どうしたらいいのか考えないと、、、




寿はミカトにどうやってこのことを伝えたらいいのか、全くいい案が思いつかなかった。



「ミカ、これはな男の人を元気にする薬なんだ。だから極力使わないで欲しい。」



「え、、?それなら尚更使ったほうがいいんじゃないの?」




いや、これだと絶対にダメだ。ミカトに怪しまれる。



「ミカトこれは、人を元気にしすぎる。僕はそこまで疲れていないから大丈夫だよ。」




「そうなの、、?それじゃあこのご飯は捨てないとだけど、、どうしよ、、、。」




いやこれだとミカの折角作ってくれたご飯が台無しになる、、、




寿はミカトをいかに傷つけずそして、いかに勘付かれないようにするかずっと考えていた。




うーん、でもこのままだと全く思いつかないままミカを傷つけることになってしまうからな、、、




これじゃ、勉強よりも難しいじゃんか、、、




寿は必死に考えても思いつかなかった為正直にミカトに言って見ることにした。




これが吉と出るなんて今の寿には予想もつかなかった。





「ミカ」



「なぁに、、?」




寿に名前を呼ばれ、いつもどうりの優しい返事をしてきた。




「ミカのさっき入れたものはな、




男の人を元気にする薬なんだ!」




「知ってるよ」



「え、、??」




寿はまさか知っていて、わざと精力剤を入れたとわかって困惑した。





ミカは精力剤のことを知っていてわざと僕のご飯の中に入れたってこと、、?



「私、会った時からずっと言ってたけど、やっぱり本気にしてなかった、、?」



「何を言って、、、」



寿はその時察した。



ミカトがあった時からずっと言い続けていた言葉を。




「私と子作りしてよ、ことぶき」




その言葉だった。




寿は今、この折角作ってくれた精力剤入りのご飯を食べるか、それともそれを捨てて、他のご飯を食べるか。




寿は考えていた。




どうしよう、、さっきからずっと考えても何もいい案が出て来ない。




このままでは僕はずっと逃げてしまうことになる。




寿はいつもミカトの「私と子作りしてよ」という言葉を聞いていてもずっと逃げていた。





でも、もう僕は決断しないといけない。



ミカトはここにきてもう数ヶ月は経っている。



その間ミカトはずっとクルブにいろんなことをしてきた。



だから寿はもうミカトから逃げないことを決めた。






















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