第20話 エルフの休日はお盛ん

「ことぶき、おはよー!」



「ん、、、?もう朝か、、、」




寿が寝ているところにミカトはやって来た。そして、ミカトは寿のお腹の上にそっと乗って大きな声で起こした。




寿は目を覚ましたが、もう一回寝ると言って二度寝をしようとした。




「ことぶき起きてーー!!!朝だって!!」




二度寝を許せなかったミカトは寿のお腹に乗ったまま寿を叩いた。



寿は、しっかり叩き起こされて、朝食を食べた。




「ミカトの作るご飯は美味しいな。」



「でしょ!朝からこんな美味しいもの食べれるんだから二度寝なんて絶対にだめ!」





「ごめんて、僕だって休日はもっと寝たい気持ちがあるし、、」






寿の平日を知ると、どうしてもっと寝たいかがわかる。




休日は誰でもたくさん寝たいと思うが、寿の場合はもう一つ理由がある。



それは、寿の平日の睡眠時間は、5時間を少ないからだ。



寿は成績学年一位という地位を常に保っていないといけない気持ちが大きく、学校が終わってから部活をして、家に帰ると6時か7時ごろその後、お風呂や晩ごはんを食べて少し休憩をすると、8時半ごろになる。




その後寿は勉強を深夜0時までして、朝の5時に起きるという超ハードな生活をしていた。




そのため休日は削った分だけの睡眠時間をたり戻すために金曜日の夜は10時寝て朝の10時に起きている。



日曜日も同じようにして、睡眠を確保していた。




だが、ミカトがきてらというもの、朝の8時には叩き起こされてしまってこれでは寿は寝不足で体調不良になってしまう。




だから寿はもっと寝たいという気持ちがミカトのご飯よりも大きくなってしまう。




「寿がいつも頑張っているのはわかるけど、しっかり朝食も食べないとダメ!食べ終わってからの睡眠はよしとします。」





「なら、僕は寝るよ」




寿は朝食を食べ終えてまた自分のベットの中に入って、ねた。




「ちょ、ちょっと早くない、、!?」



ミカトはびっくりして慌てたが、そんなのも気にしないで寿は寝てしまった。






「ことぶき、毎日頑張ってるよね、、、、。」





ミカトだってそんなに鬼ではないため、寿のいつもの頑張りを知っているから、そのまま寿の睡眠の邪魔をしないように家事をしていた。





寿は12時ごろに起きた。




「しっかり寝たな、、」



起きるといい匂いがして寿はその匂いに釣られてリビングの方へと向かった。





「ミカ、いい匂いがするな。」



「でしょ〜!今回はね寿のためにお店でよくわかんない、せい、、りょくざい、、?っていうのも入れたの!」




「ん、、?」






ミカトはニコニコして精力剤を知らなかった様子だったが、寿は何か知ってるため硬直していた。





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