第19話 デートに嫉妬するエルフはまさかの行動に、、!?
「ことぶき、楽しそう、、、。私だってことぶきと、、、」
楽しそうにしている寿を見てずっと羨ましいそうにしているミカト
「まぁまぁ、落ち着いてよ。」
それを一生懸命なだめているきらり
「私、あの楽しそうな顔をしてることぶき独り占めしたいのに、、」
エルフは独占欲が強いのか、それともミカトの独占欲が強いのか、、、、
それは全くわからないが、寿の楽しそうな姿を見て、ミカトは今すぐにでも寿のところに行きたそうだった。
「ミカトちゃん落ち着いて、まずは観察してその後二人に突撃しよ、、?」
きらりはなんとかミカトが暴走しないようにしているがミカトの様子を見ていると全然止まりそうもなかった。
「私、もう突撃したい、、、、、」
「もう少し観察しよ、、?」
「きらりがそんなに言うなら、、、少しだけなら、、」
ミカトたちはその後、寿とすみれのデート(ミカトが認めていない)を観察した。
その一方、寿とすみれはそんなことも知らず楽しくデート(ミカトが認めていない)を楽しんでいた。
「寿くん、私この可愛いぬいぐるみ学校のカバンにつけてもいいかな、、?」
すみれは小さいクマのぬいぐるみを手にとって寿に言った。
可愛らしい一面を見せたすみれに甘々だった寿は「もちろんいいですよ」と言って、そのままぬいぐるみを持ってレジに向かった。
すみれは何回も奢らせて悪いと思って必死に止めたが、寿は「大丈夫です」の一点張りと男の力でなんとかレジに持ってお会計をした。
「本当に今日は色々を奢らせてすまなかった。」
すみれは申し訳なさそうにして言った時
「そうだよ!ことぶき奢りすぎ!!」
ミカトがやってきた。
「あちゃー、、バレましたか、、、」
きらりもミカトに続いてやってきた。
「な、なんで二人ともここにきてるの、、、?」
寿は驚いて、二人にどうして来ていたのか聞いてみると、、、
「ことぶきのデートは私だけだもん、、、」
ミカトはほっぺを膨らませて言った。きらりもその後、ミカトが嫉妬して、暴走しないためについて来たと言って、寿はなんとか納得した(きらりがついて来たと言う部分だけ納得した)
「まぁ、なんにせよ隠れて覗き見るのはいけないことだ。二人ともしっかり反省しろよ。」
「でも、ことぶきデートしてる、、、、」
「でもじゃない、しっかりと反省したらミカトもデートするよ。」
ミカトは寿の言ってことを聞いてしっかりと反省をした。勿論きらりもしっかり反省をした。
「次は、私とデート!!」
反省し終えたミカトはすみれと寿のデートの後の数日はこの言葉が口癖になっていた。
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