第14話 家に帰れば裸エプロンのエルフがいる

「寿おかえりーー!!」




そう言って、ミカトは玄関でお出迎えした。




「ミ、ミカ!?何でまた裸でエプロンしているんだよ、、!」




寿はミカトが裸エプロンで迎えて恥ずかしくなった。




ミカトはそれを見てニヤニヤと笑って、




「ことぶきはいつもこうすると顔を真っ赤にするから面白いよね〜」




寿に対して言った。




「もう、僕で遊ぶなよ、、、」




寿は少し呆れて言った。




「まぁまぁ、晩御飯できてるから冷めないうちに食べよ!」




ミカトはそう言って寿に晩御飯を食べさせるようにした。




「そうだな。」




寿は同意してミカトが運んできたご飯を食べた。




「美味しいなこれ。」



寿はそう言いながらご飯を残さず全部食べた。




「でしょ、、?私が作ったんだから元論美味しいよ!!」




ミカトは寿に褒められる時いつもこのように言って笑っていた。




ミカトがここにきていつもこのようなたわいのない会話をして過ごしていた。








寿は次第にこの時間が待ち遠しくなった。






僕はミカがいなかった時は一人でご飯を食べていたからこういう時間はすごく楽しい。


だからもっとミカとこういう時間を過ごしたいな。






寿が心の中で思っていると





「ことぶきーー!!私ついに勉強ができるようになったよーー!」




ミカトは寿に対して笑顔で言った。





「高校生までできたっていうのか、、、?」




寿はミカトの言ったことが本当にそうなのか気になってもう一回聞いてみた。




「元論だよ!!私やればできる女、なんだから!!」




それでも寿は不安になったので実際に問題を出してみた。




「(a +b)の三乗は?」




「aの三乗+bの三乗+2a2乗b+2a b2乗だよ!!」




「正解だ、、」




寿はミカトがすぐに答え、それが正解だったことに対して、びっくりした。




「簡単すぎるからもっと難しい問題出してよー」




ミカトは余裕の様子を見せたので寿はいろいろな問題、もちろん数学以外の問題も出した。



ミカトはそれらの問題を余裕そうな顔で全て答えた。





「ミカ、全問正解だ。」




「やったーー!!これで私も学校に行ける、、?」





「まぁ、そうだな。手続きとかもあるから学校に行けるのはまだ少し先の話かもしれないがな。」




「でも、学校には行けるんだからすごく嬉しいよ!!」




ミカトはこれから寿と学校に行けることが確定したためワクワクしていた。





「まぁ、行けるためにはまずは制服を買いに行くか。」




「分かった!!ことぶき!」



ミカトは大きく返事をして、これから寿と学校に行くのを想像して楽しみにして過ごしていた。


























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