第12話 エルフは歩くだけでいろんな視線を浴びる。

「わぁ!ことぶきお弁当忘れてる!!」




ミカトは寿ときらりを玄関から送った後寿がお弁当を忘れていることに気がついた。



「こ、ことぶきに届けないと、、、、」





ミカトは寿がお弁当を忘れて学校で困っている姿を想像した。







「よし、決めた。私今からことぶきにこのお弁当を届ける!!」







ミカトはそう決めて寿の学校に向かった。




だが、ミカトが寿の学校にお弁当を持って行くのにはいくつかの問題がある。






一つ目は、ミカトは寿の学校の道のりを知っているかということ。



二つ目は、ミカトは信号や、歩道橋を渡る方法は知っているかということ。



最後に、ミカトは学校ついて、ことぶきにどうやってお弁当を届けるのかということ。





一つ目と二つ目はミカトと寿が一緒にお出かけした時、寿がもしものためと言って寿の学校をミカトに教え、信号機などについても教えた。



けれど三つ目の問題について、ミカト分からなかった為学校についてから考えることにした。






「このお弁当を持って、ことぶきの学校に向かおう!!」




ミカトは学校というところに行くのをワクワクしながら鼻歌を歌って向かった。



そしてミカトは迷子になることもなく無事寿の学校についた。







「ここがことぶきの学校、、、、、すごく大きい、、、」








ミカトは初めてみる学校に感動した。




「取り合いずの大きな扉に入って、ことぶきの、きょう、しつ、、?に行けばいいのかな、、?」




ミカトは不安になりながらも、寿がお弁当がなくて困っていることを心配し、勇気を振り絞って学校の中に入った。





ミカトは挙動不審になりながらも廊下を歩いた。






「なぁ、あの子見ろよ。すげぇ可愛いぞ」




「本当だ、制服じゃないけど先生か、、?」




「まぁ、でもすげぇ可愛いし、声かけてみない、、?」




「そうなだな」





ミカトが廊下を歩いていると、ミカトにすれ違った男子生徒たちはミカトの美貌の虜になった。男子生徒二人が声をかけてきた。




「ねぇ、そのお嬢さん。何か困ってる?」






「わ、私、、?」





ミカトは突然声をかけられて驚いた。





「そうそう、何か困ってるなら俺たちが助けるよ。」




「ことぶきって人の教室を探してるんだけど知らない、、?」




「ことぶき、、?寿ってあの今年度主席で完璧人の人、、、!?」




寿という単語を聞いて男子生徒二人は驚いた。




「多分そうだと思うから案内してくれない?」




「も、元論です!!今から案内します!」




男子生徒たちはコロっと態度を変えてミカトを寿の教室に案内した。








「こちらが寿様の教室になります。」



「ありがとう。」



ミカトはお礼を言って教室の入ると同時におおな声で寿を呼んだ。







「ことぶきーー!!お弁当忘れたから届けたよーー!!」








「ミカ、、!?何でここにいるの、、?」









  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る