第11話 美人二人に挟まれて寝るのは難しい
どうしよう、、僕、これじゃ絶対に眠れないよ、、、、。
寿は不安に思いながら目を瞑っていた。
寿がうまく寝れないのは今きらりが寿の隣で寝ているからだ。寿はきらりのことが好きであるから、その人が自分の隣ですやすやと寝ていることに対して
ドキドキが止まらなかった。
泊まるって言った時からずっとドキドキしてて、それを表に出さないように努力していたけど、流石に隣に寝ている時に平常心なんて保てないよ!
なんとか瞑想しよう取り合いずフェルマーの最終定理のことを考えながらでも、、、、
「寿、起きてる、、、?」
寿が瞑想を始めている時きらりが寿に聞こえるぐらい小さな声で言った。
「起きてるよ。寝ていたんじゃないの?」
「私今日すごく楽しくて目を瞑っても全然寝れないの」
「そうか、よかったな」
「ねえ、寿は今日楽しかった、、?」
「もちろんだよ。」
「それが聞けてよかった。おやすみ」
そう言ってきらりは目を瞑った。
どういうこと、、!?きらりが今、「それが聞けてよかった」って言った!?わぁーー!こんなこと聞けるなんて、、、
これじゃ、全然寝れないよ、、、、、
寿は好きな人からの言葉でドキドキがおさまらず全然寝れなかったのであった。
「寿ーー!起きてー!朝だよ!」
「ん?、、、、、もう朝、、、?」
「そうだよ。ことぶき起きてーー!!」
寿はもちろん昨日のきらりの言葉聞いた後も頭の中で「これが聞けてよかった。おやすみ」が脳内でずっと流されて全然寝付けなかった。
「寿朝食できたからもう食べよ?」
「分かった。先に支度してくる。」
寿はそう言って服を学校に制服に着替えて朝食を食べた。
「これうまい!誰がつくたんだ?」
寿は朝食の美味しさに誰が作ったのは気になって聞いてみると、
「それは私が作りましたー!」
きらりが手を胸に当てて自慢げに言った。
「きらりか、、すごいな。こんなにうまもん作れるんだな。」
「今まで私を舐めすぎてるんだよ〜」
きらりは嬉しく笑っていた。
「私だってきらりに負けないくらい料理上手だよ!」
きらりが寿に褒められるのを見て嫉妬をしたのか、ミカトも自慢をしてきた。
「そうだな、ミカも料理うまいもんな。」
「そうでしょー!」
「ミカトちゃん料理上手なの!?今度食べてみたいー!」
きらりはミカトが料理上手ということを知り、今度食べたいと言った。
「いいよ!今度きらりのために作るーー!約束だよ?きらり」
「うん!」
きらりはミカトからいいよと言われとても喜んでいた。
二人がすごく仲良くなってなりよりだ。
「って!もう学校行く時間だよ、寿!!このままだと遅れちゃうよ!!」
「まじか!?そろそろ行くぞ。きらり」
「二人とも行ってらっしゃい!気をつけてね。」
ミカトはそう言って二人を送り出した。
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